低温調理紹介(牛肉編)
この記事は mohikanz #cooking Advent Calendar 2018 の5日目です。
昨日は gim_kondo さんの 釣ったマコガレイを料理 でした。自分で魚を釣って食べるのは釣りの醍醐味で、美味しそうでしたね。
調理ネタを普段 Twitter に流すばかりで blog に書いた事がなかったし、良い機会なので、ここに色々残します。
顛末
ウチでは Anova を 2016年 12月に購入しました。今年で2年ほど経ちますが、未だに「買って良かった」と思えるほど頻繁に使用しております。
そんな中から、これまで作ったものをいくつか紹介します。
低温調理とはなんぞやとか、危険性は先人がいくつも良い記事を残されているので、そちらに任せます。O'Relly の「Cooking for Geeks 第2版」にも載ってます。他にも本が色々出ている模様。
参考サイト
- パル : 言わずと知れた小林銅蟲氏のブログ
- ぶち猫おかわり : 美しくも美味しそうな料理の数々。レシピも詳細で参考になります
環境
- Anova ( Bluetooth 版 )
- パスタ茹でる用の大きい鍋
- 毛糸でカバーを編んで着せてる
- 加熱中の水面にサランラップを浮かせて蒸散防止
時間がない人用のまとめ
- 低温調理良いよ
- Anova なら公式アプリに従うと、大体美味く出来るよ ( iOS / Android
- 安い肉でも美味しくなるよ
- 高い肉は美味すぎるよ
ローストビーフ(宮崎牛バラブロック)
まずは、直近で一番美味しかったモノ。
毎年 10月に東京食肉市場でやっている「東京食肉市場まつり」にてゲットしたこの塊肉。厚さは 10cm くらいあります。
これを Anova で 51.1 度に設定し、1 時間加熱。サシの多い肉なので、低温短時間にしました。
表面にフライパンで焼き目をつけて
1cm 厚くらいに切ったら、召し上がれ。
脂も肉もとろりととろける食感の中に、牛肉の風味が臭みなく主張してきて、本当に美味い。語彙が減る。
写真は焼いた時の脂で作ったソースかけてますが、わさび醤油が超合います。わさび醤油の作り方? チューブわさびを醤油に溶くだけですよ。
牛タンプロック
花見 BBQ やるっていうんで、何か目玉持っていくかと作ったものです。牛タン自体は、通販で普通に買ったやつ。皮無しで1本3千円くらい。
こちらは 62.5度 4時間。
BBQ だったので、炭火で表面を焼いて、厚くスライス。…厚くスライス?
牛タンって、普通こんな厚さで見ないですよね…。
こんな厚さですが、サクッと噛み切れる謎の物体です。肉なのにサクッ。ちょっと厚めに切ったブリの刺身みたいな…。表現し難い。
シンプルに塩・胡椒で十分です。
ステーキ肉
これを最初にやれよって気がしますが、その辺のスーパーでも買える 100g 200円 くらいのオージービーフでも美味しく出来ます。
厚さ 1cm くらいあれば、66.0度 1時間 でミディアムくらい。
単純に焼いた場合、少しでも失敗すると固くなっちゃって食べにくいオージービーフですが、低温調理なら肉汁が確実に残るので失敗知らずな上、柔らかくなるので劇的に変わります。
写真? 日常的過ぎて、いくら探しても無かったんですよ。(´・ω・`)
コツ的な話
温度は大体
- 脂が多く柔らかい肉は低温・短時間(51.1度1時間や 48.0度1時間等)
- 赤身や筋が多い肉は高温・長時間(66.0度 1時間等)
くらいにすると、今の所成功しています。
これをベースに厚いと時間を長くする感じで。
- 密封用には ジップロックのフリーザーバッグ を使ってます。M サイズであれば1人分のステーキ肉にはちょうど良い
- 肉だけじゃなくて オリーブオイル も入れる事で、ちょっとコンフィっぽくなって柔らかさもアップ
- ハーブ類は、ローズマリーが冷凍保存出来るので、赤身肉には使ってます。良い肉の時は無くても大丈夫
まとめ
低温調理は簡単に美味しく出来る料理法です。Anova だと1台 8,000〜14,000円くらいしますが、買って損はないです。
なんたって、買って以来、焼肉屋に行かなくなりました。
焼肉1回分で、何度も美味い肉がご家庭で食べられると思えば、安くない?
では、良い料理ライフを。
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