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学校での宿題・課題の意義

学力の高くない生徒の多い学校では、年度末の成績を付ける時期になると「課題を出しなさい。出さないと進級できないよ。」の声をよく聞く。

やる気満々の人は、大声で「〇〇さんがまだ出ていないよ〜」と大騒ぎをする。

職員室前は、課題提出ボックスが並ぶ。

課題提出と成績

ある教科のことである。

通信簿の成績は、テストの成績が悪く、課題を出せば欠点とはならない。
逆に、テストの成績が良くても、課題を出さなければ、1番良い評価を取ることはできない。

問題なさそうだが、疑問がある。

課題に問題

課題でどんなことをやっているのかというと…

課題に取り組む生徒の様子を見ると、問題集に付属の模範解答を転記し、それにひたすらに丸をつけていく。

できる子もできない子も…

できる子は簡単すぎて、相手にしない。
できない子は、できないから単位修得のための書類作りに変わる作業を延々とすることとなる。

課題の意味があるのは、一部の層だけだと私は考えている。

課題を出す意義

学力の高くない学校での課題は、期限内に書類を作成する訓練となっている。

本当の意味での学力向上とは別のものとなっているように思う。

個別最適化された学び

一斉に同じ課題を出しているため、このようなことが起こる。

よく指摘されていることだが、個別最適化された学びが必要に思われる。

ただ、現状の学校では難しい。
1人が個々に違う課題を出す労力がかかるからだ。

ICTの技術を活かすか?
教材を作成する労力、外注ならお金がかかるだろう。

どちらにせよ

課題取り立て文化は、教員にとって負担である。
少なくとも私は、やっていてつまらないし、やりがいを感じない。

課題の取り立てなんて不快だ。

学校教育が変わって欲しい。

課題提出を大切にしている人のは悪いが…

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