Blau Sittich
牛の鼻輪のようなピアスをしたヤツがいる。 価値観は人それぞれだ。 それが良いと思うなら勝手にやれば良い。 ただし関わりたくはない。 電車に乗っていたら、いくら疲れていようが隣には座らないだろう。 とはいえ、仕事なのだから、全く関わらなくて良い訳ではない。 10年後、「高校時代の写真」とか言って、友人に見せて「バカだね〜。牛じゃん。牛!」とか行って笑いのネタにするのだろう。 今まで運良く、関わらずに済んだ社会と関わらないといけない状況にある。 あ〜普通の仕事がしたい。
コロナが5類となり、また暑さが増してきたことからマスクを取る人が多くなった。 私もマスクを外していることが多い。 しかし、次のような場合はマスクをつけるようにしている。 ・人が密集している場所で、マナーとして必要を感じたとき。 ・近くにキツイ香水の人、体臭のキツイ人がいるとき ・近くに生徒がいるとき(盗撮されて勝手にSNSに上げられては気分が悪い) そんなわけで…コッソリとニオイ対策でマスクをしています。 マスクメーカーさん。このあたりを配慮して商品開発してください!
「今年度の広報は部活押し」と今年度の広報担当の主任が言った。 底辺校でありながらも、今までは学習内容に重点を置いてきた。 学校は学ぶ場所だからだ。 広報担当の主任さんによると「AIが発達しても、ゴミの集積のような肉体を使う仕事は必要。勉強でなく、こんな学校へ行きたいと思わせるのが狙い」とのこと。 広報担当の主任さん、担当の部活は???何をしているんでしょう? 何を担当しているのかわからない程度。 年度が変わって、あると思っていた競技の顧問の先生が異動したらどうするんで
6月に入りました。 大卒の初任さんもだいぶ仕事に慣れたようす。。。 なんとなく…大学での研究のこと、教科のことなどを話した。 純粋に楽しかった。 今まで、どうでも良い世間話ばかりだった。 最悪な時は人の噂話。 底辺校内での話題なんてそんなものである。 そもそも何のために教員の仕事に就いたのだろうか? 人によっては、「部活がしたい。」、「子どもたちと行事などの時間を共有したい」とあるのだろう。 私は、教科がやりたい。 他に興味関心を持たれて仕事をされることは悪くはない。
新年度に入って2ヶ月がたった。 なんだか6月病になったかもしれない… 仕事へ行くのがしんどくてならない。 落ち着きのない生徒たち。 育った環境や価値観の違いなのだろう。 授業中の姿勢が悪かったり、ギャルやヤンキー的な風貌もどうも受け入れられない。。。 ADHDの疑いのある生徒が何人かいて、外部の専門家が視察に来たが、「この程度なら問題ないでしょう」とのこと。 日頃から重症の子達の相手をしていれば、たいしたことのないのだろう。 しかも、そういう時に限って、一番危ない子が
ある日、教室に行くと、繁華街でよく見かけるトラックが大音量で流している曲。「バーニラ、バーニラ」をスマホから流している生徒(ギャル)たちがいた。 彼女たちは、楽しそうにその曲に合わせて踊り、動画を撮影している。 あの広告は夜のお仕事に関する求人のものだ。 確実にギャル達の心を掴んでいる… そして、私にはその価値がわからない。
#お仕事小説部門 #創作大賞2023 第5回立番 底辺校には、「立番」という仕事がある。 立番とは、その名称のとおり立って番をするのである。 ・朝のあいさつの番 ・授業中に徘徊していないかの番 ・食堂でちゃんと食事をしているかの番 ・休み時間に脱走しないかの番 ・放置されたゴミがないかの番 など 教員の仕事のリソースの多くは、「立番」注がれる。 曜日によって当番が決まっている。 「今日は月曜だから、校門か…」という感じである。 特に教員としての専門性は求められない
#お仕事小説部門 #創作大賞2023 第4回部活 いま、社会を騒がせている部活問題。 私はバレーボール部の第2顧問と活動の活発な文化部の第2顧問の2つを命じられた。 第2個顧問とは、第1顧問の補佐役であり、第2顧問は2つを掛け持つとルールがあった。 ちなみに私はバレーボール経験は全くない… 教員は、みんな部活がやりたくて、部活が好きでやっているのだろうと思われているのかもしれない。 実際には、やりたくてやっている人ばかりではない。 第1顧問の先生は大卒3年目の元気な
#お仕事小説部門 #創作大賞2023 第3回 同僚の先生たち 私の職場に配属されたような「進路多様校」に配属されるのは、初任(新人)、何かしらの事情で仕事に制限がある人、やる気のないベテランだ。 そして、ヤンキーの扱い慣れた凄腕の先生。 学力の高くない生徒が相手であるから、現場に慣れていない新人であったり、急なお休みを取る可能性のある方が充てられるようだ。 もちろん、その手の生徒を相手するエキスパートもいる。 主にエキスパート先生が学校の秩序を守っている。 若手と
#お仕事小説部門 #創作大賞2023 第2回 配属先の生徒たち 配属先は、電車を乗り継いで1時間半ほどの場所にある。 普通に生活をしていれば、行くことはない地域だ。 日頃、あまり意識はしていなかったが、地域によって、大きな特色があることにあとで気づく。 カテゴリーとしては「進路多様校」というらしい。 進路多様校とは、高校卒業後進学する生徒もいれば、就職する生徒もいる高校のことである。 簡単に言ってしまえば、勉強のできない生徒さんが集まる学校である。 家庭も学習には興味
第1回 教師に転職する決意 #お仕事小説部門 #創作大賞2023 私は、大学院を卒業後、メーカーに就職をして商品開発の仕事に従事してきた。 得意の英語力を生かし、海外の小売店を視察し、新商品を開発するのが私の仕事だった。 自分が開発に関わった商品が、全国の小売店に並ぶことにやりがいを感じていた。 そんなある日、教育に興味を持ちはじめた。 英語の学習を通して子どもたちの成長を見守り、英語で世界の人々と交流を持つことの魅力を子供達に伝えたかったからだ。 一念発起して、教
心療内科で処方された睡眠導入剤を飲んでているが、眠れない… 薬に打ち勝つほどの不安だ。。。 この状況はあと何年続くのか… 偏差値の低い学校。。。 突然、雄叫びをあげる者がいたり、動物園状態。 仕事は、見張りが多い。 ずっと同じ場所で、おかしな行動をしないか見張る。 授業は、教科のそれっぽいことをして、やらなくてはならない時間を凌ぐ。。。 自分は何やっているのだろう?と日々疑問を持ち続ける。 電車で片道1時間以上かけて通勤し、それだ。 勉強を教えるというより、託児所。
ある子。 とにかく落ち着かない子がいる。 本や研修で学んだことと照らし合わせるとADHD特有の行動だと思う。 突然、大声を出したり、歌ったり、ずっと近くの人に話しかけている。 診断は出ていないが、おそらく。 そんな彼に度々、授業を妨害されてきた。 それを思い出すと、気が思い。 昨日は2度も覚醒をした。 しっかりと眠れていない。。。 これらの対応はかなりの精神的な負担だ。 ところで… 昨日は教材研究をした。 やりたいことはたくさんある。 でも、彼らの学力では到
今年度入って、2週間目に入った。 先週の段階で学習に対する意識の低さを痛感する。 だいたいが就職・専門、Fランであれば、そんなものなのだろう。 しかし…何をやっているんだろう?とつくづく思う。 お給料のため。仕方がない。 やりがいが、がんじられないなぁ。 話は変わるが… お見合いしていると、リア充感をアピールされる。 「こんな研究していました。」、「仕事でこんな成果をあげた」と言った感じだ。 それを聞いて、自分が情けなくなる… 何かを身につけなければ… リア充
ネットニュースで「キャンプ場でパリピが音楽を流して、それが周りの迷惑になっている」というニュースを見た。 ↓これ ウチの職場でも、休み時間にヘンテコなラップを流す人がいる。 本人は、楽しんでやっているのであろうが、こちらは不快だ。 自分で良かれと思っていても、公共の場では不快だと思う人もいる。 これは毅然と対応をしなくては。。。
4月も中旬に入り、少しずつ授業が始まってきた。 すると、「どこどこのクラスは元気が良い」、「どこの授業は楽しそうにやっている」という声が聞こえてくる。 年度はじめのアイスブレイクだろう。 元気なこと、前向きなことは良いことだ 底辺校で何年めかになって、これを虚しく感じる。。。 自分がやりたいのは、勉強を教えること。 生徒や同僚たちと学問について、話し合いたい。 自分の専門教科かかわらず、新しい発見、学びをしたい。 社会は急速に変化をしているが、教育現場では事務