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中小企業の採用はリスクがいっぱい

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5月も連休が明けて1週間。
この時期になると社労士事務所には「入社1ヶ月経って嫌になって辞めちゃう従業員」の手続き依頼が増えます。

もう、若い方(若い方に限らず)がすぐ辞めちゃうのは今の世の中、もう「仕方ない」と僕も思えるようになりましたが、中には静かに辞めて行ってくれない従業員もいます。

・自分から辞めたいと言ったのに退職日を決めるよう求めると「解雇ですか!?」と騒ぎ出す
・退職届を書くように言うと「労基に言いますよ」と意味不明なことを言い出す。
・辞める日の直前に事業所内で転んで(しかも休憩中など)労災の休業補償を受取りそのまま音信不通になる。

などなど、
などなど、
もう本当に「事実は小説よりも奇なり」とは、人の雇用を表すのに出来た言葉ではないのかなと。

そんな困った従業員でも、会社は給料を払わなくてはいけないし、自分から辞めてくれない場合は解雇などお金のかかる手続きになってしまう。
本当、人の採用はリスクがたくさん。
ひとたび従業員が騒ぐと、中小企業にとっては経営に支障を来たすくらいの影響が出ます。

じゃ、どうすれば良いのか
人の採用にもリスクヘッジが必要ということ、
 〇面接を複数回行ってしっかりと見定める
 〇社長だけではなく複数の社員が面接を行う
 〇特に職歴の多い人、職務内容に一貫性のない人は要注意
 〇条件面や労働環境など事前にトラブルのネタになりそうなことは
  伝えておく(その結果入社を見送られてもそれは仕方ない)
 〇試用期間を設ける
 〇雇用を「期間の定めあり」にしてイザとなれば更新しないことにする

人手不足の中で求人への応募者は貴重ですが、どうしても「労働者が強い」世の中になってしまっている今、企業には自分の身を守るための防御が求められるということです。

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