金沢、オトナのゆとり旅 ?
朝、目覚めると7時40分。
あれ?金沢行き8時15分の新幹線に乗るために7時40分のバスに乗るはずでは・・!?
うぎゃ〜!!
5分で準備して雨の中カブ号を走らせます。発車2分前、ホームに到着してひと安心・・
と思いきや反対側ホームにスゥ〜っと新幹線が。私、逆方向にいる!!猛ダッシュで階段を駆け下り、また駆け上がり、なんとか乗り込みました。
ライブを観るための金沢訪問、テーマは「ゆとり旅」だったのに、出だしからバタバタ。いつものストレッチをすっ飛ばしたうえに階段爆走のせいで身体はガタガタ。どうなることやら・・
金沢到着後、温かいココアで一服すると少し元気を取り戻しました。とりあえず近江町市場までは歩いて行けそう。この日、11月7日はズワイガニの解禁日!ということで、近江町市場には大量のカニが並んでいるらしいのです。ギクシャクする足腰でゆっくりと向かいます。
市場に入るとあっちにもこっちにもカニの行列。
魚屋さんの店先でカニやらカキやら食べている人たちもいますが、とにかく座りたい!11時前に「カニ面」の張り紙のあるおでん居酒屋へ入店。
まずは香箱ガニ(メスのズワイガニ)の甲羅に身も内子も外子もぜ〜んぶ詰め込んだ「カニ面」おでんと地酒を注文しました。
なんと贅沢なおでん。身も美味しいけど、魚卵好きとしては外子も嬉しいし、中に詰まったほぐし身に内子を絡めて食べるのもいい!澄んだ出汁に香る三つ葉と柚子も名バイプレイヤーです。お酒が進む〜。
車麩とごはんセットを追加注文し『市場めし あまつぼ』での早めの昼飲み終了。
温かいおでんとお酒で血行が良くなったのか身体もだいぶ楽になってきました。さらにブラブラと歩いて、楽しみにしていた21世紀美術館へ向かいます。
ここ以外に行く予定はないので、屋外展示も楽しみながら美術館でゆっくり過ごします。
美術館を後にし、近くのステキな甘味屋さん『つぼみ』でおやつタイム。
わらび餅を注文してしばらくすると、奥からゴッゴッという鰹節を削るような音が聞こえてきました。さらにペタンペタンという音も加わって・・これは、わらび餅を練っている音だ!
ふるんふるんのわらび餅にきな粉と黒蜜をたっぷり絡めていただきま〜す。
宿にチェックインしたら、なにはともあれストレッチ。短い昼寝のあと夕暮れの街へ出動です!
宿とライブ会場の間に良さげなワインレストランを見つけました。早い時間から営業しているので16時半頃入店。
古民家を利用した店内は落ち着く空間。「野菜のポタージュ」と「鮎の焼きたてパイ」を注文です。きれいな色の紫芋のポタージュは優しい味、パイには子持ちの鮎が使われていて、どちらも美味しい〜!ワインと一緒に楽しんで「ゆとり旅」に近づいてきた感じ。
デザートに「ゴルゴンゾーラのファーブルトン」をいただいて加賀棒茶でしめ、身体は完全に復調。いよいよクレイジーケンバンドのライブへ。金沢のラブリィナイトはこれからが本番!
楽しく盛り上がった翌朝、散歩がてら美味しい朝食を求めて出かけます。外は爽やかな青空。
コーヒーショップの前の公園で朝食タイム。クロワッサンはパリッパリ、カフェラテのミルクの泡は史上最高のなめらかさで幸せ〜。この泡に埋もれたい!
青空に誘われて散歩を続けます。武家屋敷がある長町の方へ歩いて行くと、ステキな小道が。
小道の先に現れた『足軽資料館』で足軽の皆さんの質素な暮らしぶりを見学し、充実した朝の散歩は終了。
そろそろ金沢駅に向かわないと、夕方から仕事なのです!色々と後ろ髪を引かれながら新幹線へ。
ステキなお店に出会えた金沢、何度でも訪れたい街です。