北見ハッカ美術館〜昭和14年当時、世界薄荷市場の約70%を占めていた産業だった
北海道北見市にある『北見ハッカ記念館』を訪ねた。
北海道北見市
北海道に何度も行っているのに、何回も通っているのに、北見市を観光することはあまりなかった。
過去に清月に寄ったくらい。
清月
オリンピックのカーリングのモグモグタイムで一躍有名になった『赤いサイロ』を売っているお店。
道東最大の都市
北見ハッカ記念館で流れていた説明動画では道東最大の都市で東西約110キロと聞いたが、北海道でも一番広く、国内でも4番目とは。
知らなかった。
気になったから1位を調べたら、岐阜県高山市だった。
ちなみに第9位の遠軽町には、藤城清治さんの影絵美術館があって世界最大の影絵を見ることができる。
ここも素敵な美術館だ。
北見ハッカ記念館
そんな北見市にある北見ハッカ記念館にようやく行ってきた。
北見のハッカ油、有名だ。
今や地元の三省堂でも売られている。
北海道に行かなくても買えてしまう。
入場無料。
私は『北のかおり ハッカ油』はこの北見の地で製造されていると思ったら違っていて、その事実が衝撃だった。
薄荷のお話
ハッカ脳とはメントールのこと。
その後、戦争により、薄荷は他の作物に変わることを余儀なくされ、その生産量はブラジルにとってかわられた。
ブラジルにハッカのイメージはないと一緒にいた友達(ブラジルに過去数ヶ月住み昨年も2週間行っていた)が言っていたが、私もなかった。
製品のできるまで
ハッカ油は、ハッカ草を天日乾燥して蒸留し、抽出したハッカ原油を「精製メントール」と「精製ハッカ油」に分離して、さらにろ過・分離の工程を経て出来上がる。
北海道に住んだことがあったので、このハッカ油がそんなに認知度が低いと知らなかった。
今は、和ハッカをインドで栽培して、製造も現地でしているらしい。
今、北見市で和ハッカを栽培してもそれだけでは暮らせないので、この地での大体的な製造はしていないらしい。
知らないことだらけ。
北見ハッカ記念館内写真
展示品も多岐に渡り、じっくり見るとそれなりの時間は必要。
薄荷蒸留館
北見ハッカ記念館の隣にある薄荷蒸留館では、北見市で栽培された和ハッカを実演装置で蒸留して、その製品を販売していた。
また蒸留実演装置の横のスペースで
アロマオイルと和ハッカでブレンドし、無添加オリジナルハンドクリームを作成していた方がいらした。
取卸油
取卸油は、非常に柔らかなミントの香りで、『北のかおり ハッカ油』とはまったく別物だった。
取卸油はツーンとしたキツさがないので私はこちらも好き。
お風呂に入れて使うつもり。
ここ北見でしか買えないそう(残念)で、また機会があれば買いに行きたい。
蒸留水は1キロ欲しかったが作りたてがなかったので欲しかったら注文したいと思う。
この薄荷蒸留館の皆様はとても親切だった。
合成ハッカのこと
ハッカに合成ハッカなるものがあることを知らなかった。
ハッカ脳、すなわちメントールがあの香りの成分なので、天然のハッカ草以外からハッカの成分(メントール)を作り出すことができて、それが合成ハッカ。
初めて訪れた北見ハッカ記念館。
知らないことだらけで、とても勉強になった。
ですが、興味のない方には、
#どうでもいいか
でしょうか😢
#なんのはなしです (薄)荷