古いのに新しい本〜ニューウーマン
専業主婦の母の本棚には、犬飼養子さんや霧島洋子さんなどの本があって、もしかしたら母は仕事を持ちたかったのだろうかと思うことがある。
この千葉敦子さんの『ニューウーマン』〜いい仕事をして豊かに暮らす方法〜は、今読んでも全く古くない。
タイトル写真が六本木ヒルズなのは、千葉敦子さんが住んでいた街だから。
今、千葉敦子さんが生きていたら、今の時代をどう思われるか聞いてみたい。
この当時にすでにパソコン(コンピューターという表現だが)を使って自宅で仕事をする未来についても触れている。
フリーランスということもあるが、自己を律しつつ、プライベートも計画的に楽しみ、無駄な時間がない。
41歳で乳がんになり、47歳で亡くなられた。
時々母の本棚から引っ張り出して読み返す本の一つだ。
私の手元にあるのは、1987年に発行されたものだ。
ミニマルに暮らし、知的活動に重きを置き、颯爽と暮らすまさにニューウーマン。
私は同じようにはなれなかったけれど、この本は手放さず、これからもたまに紐解くと思う。
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