ハンストと一気飲みは同列なのか
沖縄でハンガーストライキをやった人がいたそうですが、ハンガーストライキを行うこと自体は別に興味ないのですがそれによって体調が悪くなったらしく、点滴を受けたとのこと。
その点滴に対する取り扱いが話題になっています。
意図的に「給付自由を生じさせた」わけですからこうした意見が出るのも当然ですね。
政治的な主張は別に好きにやればいいですが、医療資源は有限ですし保険は公的なものです。自らの主張のために保険制度を利用するのはおかしいです。
ハンストへの給付がダメなら、一気飲みへの給付も認められない?
ハンストへの点滴対応に公的保険を適用することに疑問を呈したら「じゃあ一気飲みへの対応も保険を使ったらダメだと言うのか!」などと言ってくる人がいるのですが、端的に言えば、意味がわかりません。一気飲みを故意に保険給付事由を発生させるための行為だと勘違いしているのでしょうか?
ハンストは、体調を意図的に悪くしているわけです。行為者が体調不良にならなければアピールとして成立しえないものだからです。
「ハンストしました。でも大丈夫です。こんなに元気ですから。」では意味ないですよね。
それに対し、一気飲みは単にお酒を楽しむ行為です。お酒を楽しみたいがために一気に飲む。その結果として急性アルコール中毒になり医療を必要とする事態になることもある。でもこれは急性アルコール中毒になることを目的としてやっているわけではないですよね。
2つめのツイート主は医療翻訳者とプロフィールに書いてありますが、一気飲みを意図的に急性アルコール中毒になるためにする行為だと解釈しているのなら、そんな人でも務まるのかと疑問です。
このツイートも同じです。
ブラック企業の労働で生じた傷病も、スポーツにおける事故等も、みんなケガをしよう、病気になろうと思ってやっていると勘違いしているようです。もはやわけがわかりませんね。