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自社ローン屋の審査について

自社ローンの審査ですが、審査通過率95%と謳っていますが、残念ながら否決になってしまった方も多数いらっしゃると思います。
「審査通過率95%と謳っているのになんで自分は落ちてしまったのだろう」とかなり落胆されている方も多いと思います。
今回は自社ローン屋の審査についてお伝えしたいと思います。

まず、一番多いのがご収入に対して希望されるお車が高いというところだと思います。
通常の信販系ローンやディーラー系のローンも当然そうですが、自社ローンで進める場合は特にご収入に対して出ていくお金を細かく試算を出していきます。
携帯代やいくら~家賃はいくら~生活費はいくら~etc…
このように電卓を弾いていって実際に残るお金の中からいくらまでだったらこの人は払えるかというところを算出していきます。
毎月駐車場代や保険代や年1回の自動車税や車検代などもかかってくるわけで時には修理もかかるはずですから例えば実際に残るお金が5万円しかないのにローンは5万円払えませんよね?
そこで頭金となるわけです。
その頭金には意外と重要な役割があります。
販売店さんによって考え方は違うかもしれませんが、この人は計画性がある方なのか、貯金があって急な出費にも耐えられる人なのかなど色々な面が見えてきます。
後は単純に原価を少しでも最初に回収できた方が売る側としては売りやすいというところです。
お車をご購入する事や維持をしていくという事はとてもお金がかかることです。
もちろん頭金不要でも販売店から近いエリアにお住まいの方でしたら頭金無しでもお車をお出しすることはあるかもしれませんがあまり高額なお車は望めないというところでしょう。
求めているお車がそれなりに高額でしたらきちんとご準備をされてから審査に臨まれた方がよいでしょう。
ただ、現在もローンは通らないけどすべて完済されている方も多くいらっしゃると思います。
もしくは滞納放置から何十年も経っている。
その場合は頭金無しでも審査に通る可能性がありますので諦めず一度販売店さんに問い合わせてみましょう。
全ての要望は叶わないかもしれませんが、よいお店に問い合わせればよい方向に向かうでしょう。

その他にも自社ローン屋だからこそ意外と細かく見ている部分もあります。
それは以前もお伝えしましたが、それは犯罪歴です。
販売店は日〇〇レコンなどで過去の犯罪歴を必ずチェックしています。
苗字が変わっている方などはとても警戒されます。
それは犯罪歴があって名前を変えたんではないかという点からです。
なぜ犯罪歴がダメなのかというと最終的に債権譲渡をするためです。
自社ローンを組まれたことがある方はご存じの方も多いと思いますが、自社割賦の場合ほとんどの場合、分割支払中にいきなり振込先がサービサーになります。
犯罪歴があるとサービサーでは債権を買い取ってくれないため、かなりシビアに犯罪歴は確認しています。
もちろん通常の信販系のローンでも犯罪歴は確認していますが、自社ローンでは更に細かくチェックしています。
反社会勢力の方ではないか、反社会勢力の方との関わりがないかなども確認しています。
なので刺青が入っている方は必ずすべて隠すようにしましょう。
実際はただの趣味で反社会勢力の方との関わりは全くないのに痛くない腹を探られるのは誰だって嫌なはずです。
犯罪歴や反社会勢力の方などは問答無用で審査否決になる可能性もあるので注意しましょう。

後は意外とLINEの返信スピードや電話の折り返しなども細かくみています。
中には2~3日に一度くらいしか返信が返ってこない方もいらっしゃいます。
皆さん働いていて多忙だとは思いますが自社ローンは信用販売です。
ここは注意すれば対応できると思いますので注意しましょう。

その他にもご親族の保証人が必要なケースも多いです。
知人やご友人の方で関係性がとても深いと確認できた場合は進められることもありますがご親族の方が一番ベストです。
何度も言いますが、自社ローンは信用販売です。
身内の方からも見放されてしまっていると難しいというところです。
ただ、中にはご両親がご高齢など様々なご事情がある方も多数いらっしゃると思います。
その場合は頭金の金額で調整することやGPS端末を取り付けるなどご相談に乗れるケースもあると思いますのでそこで諦めるのではなく販売店にご相談をお勧めします。

その他にも細かい事ですが、見ている点があります。
ご来店いただいた際の服装やお車の中などがとても汚い方ですと販売したお車がボロボロになってしまうのではないかと販売店さんに警戒されます。
自社ローン屋では常に債務不履行と隣り合わせです。
仮に債務不履行になり、お車が強制引き上げになった場合、自社ローン屋では内外装の仕上げ等加修を行ない、再販します。
お車がボロボロになってしまって再販できなくなる恐れがあるのでそこは非常に警戒されます。
解体屋さんに出したり業者オークションのホワイトコーナーに出しても二束三文にしかなりませんからね。
結局そこが頭金の金額などに左右されるわけですからそういった細かいところにも注意しましょう。

長々とお伝えしましたが要は自分自身が審査する側から見て信用できそうな人になるということです。
基本的に自社ローン屋ではどうにかこうにか販売しようとは考えているわけです。
自社ローン屋が販売したくなるような人にご自身がなればお車はご購入可能です。
今回お伝えした点をしっかりと押さえていただいて、なんとか車が買えたという方が一人でも多く増える事を祈っています。
長々とご覧いただきありがとうございました。


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