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20代が多く直面するであろう「土日何をしたら良いか問題」に対する回答
社会人の方で特に若手の方は、土日何をやろう、と考えられることが時折あるだろう。
私は社会人生活の中で、時折この状態に悩むことがあった。
よくよく考えると、生きることとは、小さなことも含めて決断の連続で、毎日何をしようか、どの服を着ようか、何時にどこへ行こうか、誘いに乗って飲みに行こうか、などなど、毎日決めることがとても多いのである。
そんな中でも1日だけあって当日に予定がない休日、これから始まる連休に予定がない時などがあると思う(ありたくないのだが、ある)。
こういう時、私たちは一瞬、迷う。というか戸惑うだろう。
世の中では、休日に予定がない=悲しい、と思われがちである。確かに悲しい。誰かと居たい。遊んだり、何か生きてる実感を得られる何かが欲しい。人にはできる限り言いたくない。SNSも見たくない。私も20代の頃、こういった日が少なからずあった。
ただ、ふとしたきっかけでそうでもないな、と思うようになった。それは社会人になってからの生活習慣が、学生時代とは少し異なっていたことに気づいた時からであった。
私は学生の頃、とにかく予定を入れまくっていた。手帳は書ききれないほど予定を入れることに満足感を得ていた。
それが社会人になってからは、手帳もカレンダーも持たなかった。
なぜか。
一番はじめのきっかけは、社会人になったら仕事だけに集中するものと思っていたからだ。
新卒入社した会社で2ヶ月の研修を受けた後、現場配属されたのだが、あまりにやる事が多く、また自分の理解が乏しい部分が多かったり、加えて将来海外で働きたいと思い、始めの2年間は多くのことを自己投資に使うことにしていた。
学生時代や研修中に、満足なほど飲み歩いては、みんなでバカなことをやっていたため、自分としては社会人になってからは遊ばない、とある意味で決めていた。
社会人生活の始めの2年は、飲み会などは本当に月に1-2回であっただろう。この時期は闇時代とも言えるほどプライベートでも滅多に人に会っていなかった。
そのため、当時の私には手帳が必要なかった。予定があれば、evernoteなどのメモで日時と時間を書いておき、当日そこに向かうのみであった。
私は2年間、休日に特段の予定を入れず、ひたすらプロジェクトに必要な勉強ならびに関連資格の勉強と読書、映画鑑賞をしていたのだが、TOEICや簿記、情報処理などの資格を一通り取り終わり、本や映画もそれぞれ2-300本は読んだだろうか、社会人3年目からはだいぶ他のことに目が向くようになり、多くの社外の人に会うようになっていた。
これ以降、本来の社交的である性格も相まって、週末の予定は積極的に入れるようになっていた。それに伴い手帳を持つようになった。
4年目はシェアハウスを始め、ブログなども書き始めた時期だ。
5年目は主に会社の一つの案件に多くの時間を使い、同棲していた彼女との時間を多く取っていた。
6年目からは海外駐在し、また日常に追われる日々である。
この頃に気づいたのだが、手帳を持って以降、私は時折ぽかっと空いた予定がない休日に限って「今日は何をしたら良いのか」と考えるようになった。
つまり、前半の3年間、私は手帳を持っていないがゆえ、休日に何をしたら良いか問題に対処できたのだ。
手帳がないと、多くの場合で予定がない空きの日ができる。何をやって良いのか、と当日になって考えるわけだが、これが自然であるのだ。そしてやってみるとわかるのだが、これは実はとても幸福度が上がる。
予定がないことの機動力の高さを存分に活かし、興味があることになんでも取り組んでみよう。週末にやるべきだ、と思っていたto doリストをクリアするより、その日その朝にやりたいと思うことをやってみるのだ。
暇な休日、土日でも有休でも。よし、今日はずっとやりたかったことをやる日にしよう。
そして、その日、1日を人生の一生と見立てるのである。
つまり、朝6時に起きて人生が始まり、昼頃には30歳を迎え、夜の24時に死ぬと思って1日過ごすのだ。(16時間活動するという想定である)
そしたら、その日やりたいことは、なるべく午前中に見つけよう。人生で早くに自分がやりたいことを見つけた人は幸福で、それと同じである。
そして、1日が終わるその時までに、「今日はこれをやり切った」ということを実感しよう。
言わずもがな、人生でこれをやれた、と思うことと同義である。
おすすめは、休みが明けて、翌週に備える日曜の夜中22時頃までに、何か一つのことを決めてやり切ることである。
実は私は社会人になってからの始めの2年あまり、毎週末がこのような過ごし方であったのだ。そして、この時の過ごした方・取り組んだことは、今でも本当に大きな財産になっている。ある意味で、孤独で一人で、精神と時の部屋のような感覚ですらあったが、とても大きかった。
日々何か計画された休日を過ごすのも良いが、何もない休日、何もない期間を過ごして、その日をしっかり生き抜くことを実感してみても面白い。
さて、次の週末に何も予定がなければ、あなたは最高にラッキーである。
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