つい観てしまう「ブルーシー」チャンネルについて
TikTokで最近「ブルーシー」チャンネルをよく観る。(引用はYouTubeからだが)
動画の流れはこうだ。
❶いきなり親友の食べているものを没収したり、砕いたり、片栗粉などをドバッと入れたりする。親友は怒る。
❷バズった料理や、かんたんに作れておいしそうな料理に作りかえる。
❸親友に食べさせる。親友は手のひら返しをして、めちゃくちゃおいしそうに食べる。
これがすごく面白くて、ついつい観てしまう。面白さを分析すると、
❶でツカミはばっちり。
❷で自分でも作ってみたくなり、見返すためにいいねを押す。
❸で親友のリアクション(手のひら返し、うまそうな食べっぷり)を楽しむ。
全く無駄のない構成になっている。
❶はハプニング系
❷はバズ飯系
❸はリアクション
という、TikTokやInstagram、バラエティのおいしいところを融合させている。流れてきたらなんとなく観てしまう動画の美しいパズルといえる。
TikTokなどのショート動画の1つの完成系ではないか。
と思っていたが、このスタイルには元ネタがあった。
「けーさんとたろー」というチャンネルがこのスタイルを発明した。
Xによると無許可でやっているらしい。
「ブルーシー」は無許可のパクリでマナーやモラル、プロ意識に欠けるが、よりキャッチー(というか若者向け)になっている。イケメンだったり、若者っぽいノリだったり、バズ飯だったり、他の動画ではご褒美として旅行に行って視聴者の再生数が還元されているのが伝わる。