RIJ夏2024バックアップ→RIJ冬2024本採用 色々とQ&A形式で

みなさんこんにちは。blackwaterimp(ブラックウォーターインプです)

RTA in Japan Winter 2024にて
Grim Fandango Remastered(グリムファンダンゴ リマスタード) を
走らせていただきました。
はい、爆発しながら走るデス様のゲームです。

RTAを始めたのは2023年の8月ごろ、RIJをずっとtwitchから眺めるだけでRTAを全くやったことのない視聴者だったので右も左もわからない状態でした。
何故かここまで来られてしまいました。

RTAに興味のある方もいるかもしれません。
自分から見てどんなかんじだったのかを書こうと思います。


Q:なんでRTAを始めたの?

A:見てるうちにだんだん自分も走りたいと思ったから

ちなみに自分はアクションゲーは壊滅的に下手です。
RIJの会場で出番待ちしながらマリオをやったら1-1でゲームオーバーしました。

やりたいゲームの候補はありました。
ですが検討した結果世界記録でもタイムが異常に長すぎたり普段のプレイで集中力が保てないから無理だろうという判断になったり走れるものがなかなか見つかりませんでした。

そんな中steamで自分のライブラリを眺めていた時にそういえばこのゲーム買ったけど難しくて攻略途中だったなとグリムファンダンゴが目にとまりました。

RIJではライフイズストレンジのRTAを見た覚えがあったので、それならこのゲームだっていけるだろと思って攻略を再開し、その後にRTAを始めました。

攻略中、特に2年目はアイシールド21のハァハァ三兄弟みたいになってました。

ホントにこうでした

Q:RIJ応募何回目で採用された?

A:2回目

最初に応募したのは2023年の冬でした。
まだ始めたばっかり&爆発によるモーション短縮発見前の少し地味なRTAでしたからね。そらしょうがない。
オマケに風邪ひいてたし。(でもちょっとふてくされた)

今思えばここで落選しててよかったです。

RIJ夏2024バックアップ

Q:RIJ2024夏バックアップ採用された後何した?

A:解説してくれる人を探した。あと練習した。

配信中どうやっても喋りながらまともに走れなかったので解説を誰かにお願いする必要がありました。
いやそれでもこのゲーム解説できる日本人なんていないだろと…..。

解説しながら走れそうもない人はバックアップでも解説を誰かにお願いしましょう。

初めてのRIJ参加&日本人走者がいない&その作品を知ってる日本人がいるのか分からない状態でしたが、それでも知らないゲームにも真摯に向き合ってくれる解説者はいます。安心してください。

ゲームを知ってる人がいないかという検討を最初にしていましたが、結論としてはいろんな事情を知っているからRIJで解説を経験したことある人にお願いした方が良いと感じました。

Q:解説の人をどうやって探した?

A:ツイッター(X)で「RIJ 解説」等で検索した

調べると解説を請け負ってくれる方がいて募集とか出てきます。
今回、解説をぼぶそんさん(@BOBSON27)にお願いしました。
人数がいっぱいになってしまってる人もいる中、お願いしたら引き受けてもらえました。

Q:なんで解説この人にお願いしたの?

A:この人なら大丈夫そうと思ったから

ぼぶそんさんを見つけたとき、募集を締め切ったようなことは書かれていませんでした。そこでダメもとでDMを送りました。

あとは色々調べていたら彼の何年も前の発言が出てきて、その発言を見てこの人なら信用できるだろうと思ったからです。

Q:んで、お願いしてみて実際どうだった?

A:解説お願いしただけなのに色々教わりました。ありがとうございます。

お願いした後に挨拶通話、その後実際にゲームを買ってプレイしたのちに細かいテクニックの説明やリハーサルなどの打ち合わせがありました。
走者のゲームをちゃんと実際に遊ぶところが真摯だなと感じました。

その中でRIJがどういった感じなのか等いろんな事情を教えてくれました。
RIJで走るって単純なことじゃないんですね。

(本当に良い意味で)この人は本当にゲームが好きなんだなって感じました。

Q:解説の人との打ち合わせでどんな資料用意したの?

A:チャートやバグ技のメモ、そのゲームのwikiのURLとか知ってる事全部

自分の場合は日本人で知ってる人がそうそう見つからないゲームだったので資料は小さなものでも全部渡しました。
日本人走者がいないこともありチャートやバグ技、自分より上の走者とのスプリットの比較を作っていたのでそういったものが役立ちました。

自分があんまりバグ技の理屈を分かっていないのにしっかり言語化していただいて頭が上がりません。

RTAを把握するための打ち合わせはだいたい3時間くらいでした。
竜頭蛇尾なゲームでも序盤は操作が忙しく説明も時間がかかりました。

もしゲーム側に予算等の問題がなくて本来の計画通りに作られていたら打ち合わせが6時間くらいかかったかもしれません。
現役走者がいない現実は変わらないですが。

Q:オンライン?それとも会場で走る?

A:RIJ夏2024バックアップの時点ではオンラインだった

自分のRTAはこの時点でキー配置を外部ツールで変更する環境になっていました。
そんなものを会場のPCに入れてしまっていいのだろうかと謙遜していました。
ぼぶそんさんにも言われましたが、オンラインで参加するならobsで配信しながらdiscordで通話しつつゲームを走れるPCスペックが必要になります。

自分のPCでは古いゲームじゃなければ無理だったかもしれません。

Q:RIJ夏のバックアップ、オンライン待機どんな感じだった?

A:解説の人と大丈夫な時間を確認しつつ自宅待機

ぼぶそんさんは会場で他の方の解説もやっていたのでそれを眺めつつ、いつバックアップが来るんだろうと朝から晩までRIJ画面を開きdiscordをチラチラ確認していました。(長時間ツイッチでRIJ開きっぱなしだったおかげで偶然サブスクギフト貰いましたワーイ!)

ぼぶそんさんもバックアップの解説は今回が初めてでした。
事前にRIJ中のスケジュールを送ってくれたのでそれを見てバックアップに入っていい時間を見ながら待機していました。

会場のバックアップが優先&台風が来たので出番は無かったです。
オンラインのバックアップはほぼ出番ないと思ってよさそうですね。

Q:出番がなかったときどう感じたか

A:小道具準備できなかったし、まぁいいか

出番の後会場に遊びに行きたいとは思っていましたが小道具を用意できなかったのでそれがずっと心残りでした。

なので今回走れなかったなら次には小道具を準備できるとその部分に安堵しました。

無事RIJ冬2024にて走ってる最中ワイプでRちゃんが鎌に襲われていました

RIJ冬2024本採用

Q:なんで会場で走ることにしたの?

A:楽しそうだったから

あと、運営さんに確認したらPCに外部ツール入れてもOKと言われたので会場で走ることにしました。

他の人の迷惑にならないようちゃんと出番が終わったらすぐにアンインストールしました。
もし万が一PCに残ってた場合についても会場のスタッフさんに伝えました。

翌日、会場のPCのマウス設定を左利きにしたまま戻し忘れたことに気づきました。
本当にすみません。

Q:RIJ冬2024採用後なにした?

A:練習・打ち合わせ・小道具準備・キーボード購入

・練習
グリムファンダンゴは練習しまくると精神的に疲弊してモチベが死ぬほど下がります。海外ですら現役走者がいない理由の1つもたぶんこれです。

練習は3日に1回の頻度が限界です。
普段から操作を忘れない程度には練習していましたが、その最大頻度の3日に1回で採用決まった時点から練習を始めました。
他の走者みたいに毎日練習できないので。

本番で自己ベスト更新とかできたら嬉しいですが、このゲームはバグ技のやりすぎで大ハマりしたりクラッシュすることがあるので本番何があってもちゃんと最後まで走り切れるようにすることが大事だという結論に至りました。
海外の走者さんもイベントでこのゲームを走って進行不能になるバグに遭遇していました。それは起こると思って危険性のある箇所の直前のセーブデータはしっかり準備しました。

・打ち合わせ
夏から引き続きぼぶそんさんにお願いしました

★解説は解説で申請があるのでちゃんと連絡を送りましょう。
私はどうしたらいいのかわからず採用後の連絡がそこそこ遅れました。
決まった時点でさっさと連絡しましょう。

・小道具準備
ゲームがあんな感じなので準備したい小道具ってハロウィンの時期に買い揃えるしかないんですよ。
9月になるや否や即行で100均巡りして買いました。
その後ちょっとだけ絵の具で色つけたりしました。
ほとんど応募前に準備したみたいな感じでしたね。

・キーボード購入

会場で走るならマウス・マウスパッド・キーボードを持っていくように言われました。
なるべく自分の普段走っている環境を再現するべきとのことです。
ノートPCのキーボードが壊れかけていたのでUSBキーボードを買ってそれで走れるように練習しました。

Q:本番までの数か月どんなかんじだった

A:考えたこともない大舞台に立つ不安からくるストレスで精神的にかなり不安定になって本番前は体調も若干おかしかった

RIJ本番までの数か月間に他のレイドイベントに参加しました。
その際にフォロワーが増えて収益化できました。
スタンプを手描きで作り、たくさんの絵を描いたせいか脳疲労を起こしました。
その辺りから精神が沈んだままの状態がずっと続きかなり危なかったです。
不安デバフと相乗効果を食らったのだと思います。

冬季鬱かなぁと感じつつバナナと舞茸を毎日食べてなんとかしました。

本番2週間くらい前からは何故か頭がボーっとする状態にもなりました。
本番が近くになるにつれコーヒーを飲んでも頭がすっきりせず、頭痛すら起こり始めました。痛み止めの効きも少し悪かったような気がします。

メンタル弱いなぁ。

あと親指の汗腺が詰まって治らないので皮膚科に行きました。

Q:会場で走る人って何持ってくの?

A:自分の場合はマウス・マウスパッド・キーボード・各種データの入ったUSBなどの媒体。
マウスのドライバーは普段のセンシとか分かるメモも持ってく。

razorとかsteamのアカウントのIDとパスワードも忘れず持ってくる。
↑ここまでが必須ゾーン

あとは小道具、自己紹介などのカンペ。

普段使ってるものですね。
マウスはrazorなのでドライバーも必要でした。
マウスパッドはダ〇ソーの安物。
キーボードはエレコムの3000円のやつ。

データとして持っていくのはゲームのバックアップ・マウスのドライバー・外部ツール&普段使ってるキー配置のデータ。

steamのゲームなのでゲームのバックアップデータを作って持っていって会場のPCで復元するのですが、直前になって自分のヴィンテージUSBでは容量が足りないことが発覚して外付けHDDに入れて持ち運びました。

レイドイベントに度々参加して思ったのは本番になると緊張して言いたいことが全部吹き飛びます。
予め言いたいことをしっかりまとめてカンペを用意した方がいいです。
ついでに会場でのインストール関係のマニュアルなんかも自分は作りました。

キーボードはちゃんとプチプチ等で保護しましょう。
会場から帰ったら鞄の中で傷だらけになってました。

Q:当日どんな動きしてた?

A:予定よりかなり早く現場入りしてた

ぼぶそんさんから出番の5時間前には現場入りしたほうがいいと聞いていたので夕方5時に入る予定と伝えていました。

が、会場近くに蕎麦屋さんがあると知って食べたかったので昼頃に会場入りしました。
それとRちゃんぬいぐるみがほしかったのですが、わりと在庫が少なくなってきてると聞いたので早めに出発しました。
無事蕎麦を食べてRちゃんぬいぐるみを買いました。

Q:会場でどうしてたか

A:ゲームのインストール・走りやすい環境再現・練習。
解説の人と挨拶して確認。あとは適当に会場の体験コーナーのゲームで遊ぶ。

・インストール作業&走りやすい環境再現&練習

何をしたらいいのか分からなかったのでボランティアの人と話したりしてました。
PCへゲームをインストールしたか聞かれたのでまだだと伝えたらそのまま会場裏でPCへのゲームのインストール作業をした感じでした。
ドライバーを設定し、steamでゲームのデータを復元し、ちゃんと普段と同じような感じで走れる状態の再現をしていました。
バトルドームの掛け声が定期的に聞こえてきて「いいなぁチクショー」とか思いながら作業してました
自分の場合はゲームのウィンドウのサイズを少し小さくして自分の環境に近くしてました。

あとは軽く走ってみてゲームが問題なく動くかのチェックです。
(この時点で1回ゲームがクラッシュしました。
同じ個所でクラッシュし続けるわけじゃなかったので、ちゃんとエンディングに到達できるならいいと判断しました)

それとバグ技が普段通りできるかのチェックです。
PC環境が異なると普段やってることが何故かできなくなる可能性もあります。
会場のPCのスペックが高いのでフレームレートの影響で古いゲームは挙動がおかしくなることもあるようです。

自分の場合どうしても最後の最後のバグ技が何度練習してもなぜか成功率が低く不安に感じました。そして結局本番で失敗しました。
おそらくモニターのfpsの影響で判定が厳しくなっていたのではと推測しています。
PCゲームのRTAをする人は気をつけてください。

・解説の方と合流して挨拶

予定以上に早く来て準備してましたが無事合流しました。
その後軽い挨拶と打ち合わせをしました。
練習中に見たことないところでクラッシュしたことやバグ技の成功率が下がっていることについてなど話したり、今回の解説についての最終確認を行いました。

・本番まで待機

ゲームのインストールも打ち合わせも終わったらあとは適当に会場のゲームで遊んだりご飯食べたり。
アトランチスの謎初めてやりました。なんだこれ.…。

Q:本番前どんなだった

A:音声チェックとかやってた。出番までの時間マジで一瞬

走者席は会場の左右にあり、片方が走ってる間にもう片方で次の人が準備という感じでした。
ギタドラの横で怯えながらセットアップしてました。
緊張のあまり音楽が頭に入ってきませんでした。
ヘッドセットをつけ、ゲームを起動して実際に喋ってみてスタッフさんが音声チェックを行っていました。
自分はバグ技の最終チェックをしてました。

何故かキーが反応しなくなる事件も一度発生してました。
本番中にそれが起きたらRIJ側が用意しているキーボードに即取り換えるための用意をしていただきました。
動画を見るとぼぶそんさんの傍にキーボードが置いてあります。
それが緊急時に即対応するための準備です。
本番で発生しなくてよかったです。古いPCゲームはいろんな意味で怖いです。

Q:遅い時間の出番だったけど本番後どうやって帰ったの?

A:駅の近くの漫画喫茶で寝て始発待ち

6時間パック2200円でした。

終電に間に合わないスケジュールだったのでキトさんに順番を入れ替えてもらったのですがそれでも結局間に合わず入れ替えてもらった意味がなくなってしまいものすごく申し訳ない気持ちを引きずっていました。
本当に申し訳ありませんでした。

Dogeza Manny

Q:イベント終わってから体調戻った?

A:イベント前の分は治ったけど他の体調不良が出た

27日の本番後、会場から漫画喫茶へ行って始発で帰宅。これ4時間くらいしか寝てなかったんですよ。帰宅後すごい眠かったです。

28日はさすがに休んで、29日は体力と相談して年末の買い物をして自宅で過ごしました。
会場へ遊びに行きたかったですが無理して疲労で免疫落ちて病気貰ったら元も子もないです。

30日に会場へ終日遊びに行ってたんですが、その日の晩に胃が気持ち悪くなりました。早朝に吐き気で飛び起きました。何も出なかったけど。
すぐ治ったのですが、たぶん慣れない年末の色々な経験で自律神経がおかしくなってたんだと思います。
会場で脳内麻薬が出て疲労に気づけなかったのもあるかもしれません。

楽しいイベントですが、自分の体力と相談することは大事です。

正月も胃の調子が変なままでしたが太田漢方胃腸薬ⅱ(ストレスで胃がやられたときに飲む薬)を飲んだらあっさり治りました。

Q:RIJどうだった?

A:楽しかった。また出たい

今回2作品応募して1作品が採用されたので、もう片方もいつかRIJで走りたいです。
それにまだ走りたい作品があるのでこれからも走ります。
グリムファンダンゴも続けますよ。

今回、解説をぼぶそんさんにお願いしましたが、徹頭徹尾めちゃくちゃ色々助けてもらってこの人にお願いしてよかったと感じました、

他にも色んな人にお会いして教えてもらって助けられて、いろんなことがありました。
また今後もどこかでお世話になるかもしれません。
そのときはよろしくお願いします。
本当にありがとうございました。

最後に、グリムファンダンゴを買った方へ

攻略サイトをブックマークしてね。
あと、手動セーブだからこまめにセーブしてね。
PC版はたまにクラッシュするから。

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