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#14 C型肝炎治療で皮膚病(乾癬)も良くなった!
見出し画像の出典:大阪公立大学大学院医学研究科 肝胆膵病態内科学 オリジナルキャラクター カンくん
2018年
ウルソより強い薬がわからなかったので、とりあえず添付文書を読んでみました。1日の最大投与量は900㎎で、原発性胆汁性肝硬変とC型慢性肝疾患でした。
原発性胆汁性胆管炎(Primary biliary cholangitis:PBC。旧称:原発性胆汁性肝硬変(primary biliary cirrhosis))
C型慢性肝疾患
ざっと見たところ、C型肝炎よりはPBCかなと思いました。
理由
・腸肝循環に問題があって、栄養素の吸収低下が生じていると考えていた。
・かゆみが出ること。
・シェーグレン症候群、関節リウマチ、慢性甲状腺炎などの自己免疫性疾患を合併することがある。
・臨床症状も全くみられない無症候性PBCの症例も多く、このような症例は長年無症状で経過し予後もよい。
以上から、私は肝臓の数値は正常値なのですが、異常が出ていないだけで、これに近いのかなと思いました。それで、治療薬ベザフィブラート 乾癬で調べてみると、ありました。👇
「高脂血症を伴う尋常性乾癬に対する抗高脂血症剤ベザフィブラートの高脂血症および乾癬皮疹に対する臨床効果」(1994)
中山 樹一郎先生、堀 嘉昭先生、占部 篤道先生、論文を残してくださり、どうもありがとうございました。
やはり乾癬に効くケースもあるようですし、脂質異常症(2007年に診断名を高脂血症から改訂)は伴っていませんが、薬価も安いので、試してみることにしました。C型肝炎は薬価も敷居も高かったのですが、一つ気になる記事があったので、完全になしにするのではなく、優先順位を下げて保留しました。👇
私がこれを見たのは2018年の1月末か2月の始めだったので、発表されてすぐでした。あれ?やっぱり乾癬と肝臓は何らかの関係があるとみられているんだと思いました。
肝胆膵病態内科学って肝臓の専門家ですよね?普通は専門家に任せると思いますが、就職氷河期世代でずっと自己責任!自己責任!と言われているせいか、待っているだけではなくて、自分でできることはやらなければいけないと思ってやってしまいました。
もう流れがわからなくなってきた方もいらっしゃると思うので、簡単にフローチャートを作ってみました。
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まず、ベザフィブラート200mgをビオチン療法4回/日の3回目に加えて飲んでみましたが、私には強すぎました。徐放錠なので、ピルカッターで割れないため、100mgに変更しました。なんだか不自然ですが、じわじわとエネルギーが出るようなかんじで効いていたので、ビオチン療法を3回/日にして、朝と夜にベザフィブラート100mgにしました。本来なら8時間毎なのですが、面倒なので、朝食後、昼食後、夕食後~就寝までの間でアバウトに飲んでいました。飲み始めて1週間ぐらいで、おそらく生理開始とかぶったからだと思いますが、血の気が引くかんじとともに急激に乾癬がひいてきたので驚いたのを覚えています。
暖かくなってくると乾癬が消えるのがさらに早くなりました。やっぱり気温が上がると肝機能も上がるのかな?と思いました。
ベザフィブラート100mg×2回、ビタミンC「2000」1錠(333mg)×3回を固定で、ウルソ(0~100㎎)×3回、強ミヤリサンorミヤフローラEX1~2錠×3回の範囲で調整しながら飲んでいました。
7割位は消えたのかな?全部は消えませんでしたが、波のピークは低くなって安定していました。副作用としては、頻尿とまではいかないが、たまにトイレが近くなることがある、たまに血の気がひくかんじ、中性脂肪が下がりすぎのような気持ち悪さがある位でした。正直、もうこれでいいかなと思って数か月飲んでいました。後はきっと専門家が正しく研究を進めてくれるので、それを待てばいいと…
しかし、ベザフィブラートを続けられない理由ができました。9月くらいになると抜け毛が増え始めたのです😢
たまに抜け毛が多いなと思う時があっても1日か2日で終わりますし、季節の変わり目かなと思って様子を見ていましたが、1週間以上続きました。シャンプーの前に手櫛でごっそり、シャンプーでごっそり、乾かす時にも抜けるのです。これは明らかに副作用だと思って、別の薬を探すことにしました。
中山 樹一郎先生の論文で検索すると、「乾せんに対するプロブコールの作用機序に関する研究 表皮内IL‐1局在の変化を中心に」(1995)があったので、プロブコールを試してみました。
これも、ベザフィブラート以上に、中性脂肪が下がりすぎのような気持ち悪さと特にPMS時に呼吸が苦しくなる等があり、乾癬にもあまり反応しなかったような気がしたので、しばらく飲んで止めました。
どうしよう😢…
ベザフィブラートとプロブコールは脂質異常症薬なので、次はそれを試してみることにしました。たくさんあるので、どれか一つでも乾癬に効くものがあればいいな位の気持ちでした。この時もまだ本気でやっていないというか、特に大きな期待もしていなくて、まさかこんなことになるとは思いませんでした。皆さんもサプリをなんとなくダラダラ飲んだりしますよね?あんなかんじで片手間でやっていました。
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優先順位としては、出来るだけ体に負担がないもの、価格が安いものでした。そもそも、ベザフィブラートの副作用のせいで代替薬を探すことになったし、脂質異常症の効果ではなく(現時点では正常値)、乾癬に対する効果を期待しているので、あまり強い薬は飲みたくありませんでした。
まず、分類でざっと調べて、候補に挙がったのは、ニコチン酸誘導体とn-3系多価不飽和脂肪酸でした。
ニコチン酸?🚬?と思いましたが、ナイアシン、ビタミンB3らしいと初めて知りました。(ネタじゃないです。私文の素人です)ビタミンB群は水溶性のため、摂りすぎても尿などで排泄され、過剰症の心配はないということは、なんとなく知っていたので、これを試してみようと思いました。
n-3系多価不飽和脂肪酸は、DHA・EPAのサプリ、健康食品がかなりあるので、🐟と黄色いカプセルで高価なイメージがありました。医薬品だと違うのかもしれませんが、🐟の油が乾癬に効くのかな?というのと(🐟自体は好きです)、高価なのと、粒状ですが、カプセルがあまり好きではなかったので、乾癬と何らかの関係があるという論文はありますが、優先順位を下げました。
参考文献
「乾 癬 とEPA」(1996)
内科からみた乾癬-その病態とUDCA治療効果-
第2章 乾癬病態の考察
3)乾癬と不飽和脂肪酸,魚油
ω-3の不飽和脂肪酸
ω-6の不飽和脂肪酸
まずは、ニコチン酸トコフェロールからです。ユベラは市販されていることもあって、なんとなく見たことがあった気がするし、ビタミンEは美容にもいいかなと思ったからです。トコフェロールニコチン酸エステルカプセル200mg「サワイ」を一日に1~3錠、ビオチン療法に合わせて飲みました。たまに頭痛がする位で、ほとんど乾癬に影響はなかったので、一箱で止めました。
次に、年末にニコモール(コレキサミン錠200mg)を飲み始めて、2018年は終わります。