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#01 誕生~具合が悪くなり始めるまで
誕生~小学生
1980年生まれ。小学生の頃までは特に大きな病気や怪我をしたことはありませんでした。家族や親戚にも知る限り皮膚病を患っている人はいなかったように思います。
1年生の一学期に初めてもらった通知表(当時は2、3、4の3段階評価)が、体育が3で他は全て4だった(特に準備とかをしたわけではないし、授業もまだ習い事程度だったと思います)ので、母親が「あんたは運動神経が悪い」と事あるごとに言うようになったので、子供なりに頑張ろうとしたのですが、人より速く走ったり、団体競技でボールが集中して目立ったりなどはできなかったので、やっぱり私は運動神経がよくないのだと自覚して生きていくようになりましたが、勉強はできたし特に生活に支障があったというわけではありませんでした。
高学年の時にクラスにアトピー性皮膚炎の女子がいて、いつも肘の内側が粉を吹いてガサガサになって血が滲んでいて痛々しくかわいそうでした。だから、テレビでよくやっているそういう慢性の病気があることは知っていました。
入学した頃は身長順に並ぶと後ろの方だったのが、卒業する頃は半分より前の方になっていました。(実家で記録を軽く探しても見つからないので正確な身長は書けないのですがあっても150cm台前半だったはずです)これで身長止まっちゃうのかな?と思っていました。
中学生
バレーボール部に入って朝練7時~、夕方は授業が終わってから夜7時くらいまで、土日も午前中は練習(時には一日のこともありました)で終わったら少し友達と遊ぶくらいなので、家では食事と入浴して寝るくらいで全然勉強できませんでした。もちろん、日中も疲れているので授業があまり頭に入らなく、小学校の時より成績は落ちました。教師が好むような優等生というわけではなかったので、人によるとは思いますが教師からの印象はそんなによかったというわけではないと思います。
ただ、中3の時に理科の先生👨🔬に夏休みの自由研究を「中学生にしては論理的」と褒められました。その時は「論理的」の意味がわからなかったし、担任でも部活の顧問でも雑談をするような関係でもない大人の男性の先生(平たく言うとおじさん)にいきなり、ぬぼっと(理科の先生はオタクのような人が多かった)話しかけられてびっくりしてしまって、きちんとお礼を言えなかったのは本当に申し訳なかったです。別に将来有望だとかそういう意味ではなくて、田舎の1学年4クラスしかない公立中だったので、他にあまり良い研究がなかっただけだと思いますが、先生本当にごめんなさい。あの時は実はうれしかったし、よく覚えているのですが、こんなことになってしまって本当に申し訳ないです。
入学した時は小さい方でしたが、成長期にほぼ「運動して食べて寝る」を繰り返したせいか、身長は165cmくらいまで伸びました。その時は好きなだけ食べても太らなかったので友達に羨ましがられました。
中3の夏に部活を引退して受験勉強を始めましたが、特に塾とかに行かなくても学校で出された教科書とテキストをやっていたら、期末テストはいつも学年で1番か2番だったし、合否判定テストも学区内の進学校はAだったので、そんなに思い詰めて受験勉強をしていた記憶はありません。ただ、私の学年か少し上くらいから、推薦入試が始まって(なのでそもそも準備が出来ていない)受験機会が増えるならくらいの気持ちで私も希望したのですが、やはり内申点が足りなくて推薦してもらえなかった時は落ち込みました。先に推薦入試で決まって遊ぶ人たちを横目に見ながら、一般入試でその高校に入ることになりました。
中2の時に初潮を迎えて、おそらくその前後くらいからだと思いますが寝てもなんとなく疲労感がとれなかったり、胃腸の具合が悪かったり、集中力が低下したり、気分の浮き沈みがあったり、ニキビが1~2個できたりするようになりました。これが小学生だったら気づきづらかったかもしれませんが、中学生なのでそれを境に体が変化したのがはっきりとわかりました。周囲の大人は、「今はホルモンバランスが不安定だから大人になったら治るよ」と言うので、我慢していたのですが、結局よくなることはなく、症状はどんどん悪化していくことになるのです。
おまけ:皮膚科の参考文献
これも読んだのは2024年7月なので、研究には影響を及ぼしていませんが、皮膚科の最新科学がまとまっていて読みやすく、おすすめです。私はこれとは全く違うアプローチになってしまいましたが…でも、こんなことになるとは本当に思わなかったのです。
以下は本書で心に残った箇所を引用します。私も若い頃は同じようなことを(このようなすごいレベルではなく、かすかにですが)考えていたこともあったのを思い出しました。結局、病気や就職氷河期世代ということもあって、一度も正規で働くことはありませんでしたが😢
ノーベル賞受賞者のシュレディンガー博士は、
The task is...not so much to see what no one has yet seen; but to think what nobody has yet thought, about that which everybody sees.
(大事なのは... まだ誰も見ていないものを見ることではなく、誰もが見ていることについて、誰も考えたことのないことを考えることだ)
という言葉を残されました。(もともとはドイツの哲学者ショーペンハウアーの箴言に由来するそうです)。
私は、この言葉からこれまで多くのことを学んできました。モデル生物を使って基礎研究に励んでいたとき、新しい知見につながる動物の表現型をいつも目にしていたにもかかわらず、それを見逃し、海外の研究者に先を越されたことも度々ありました。こうした論文が発表されたときは、自分自身のセンスのなさに打ちひしがれる思いでした。