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アタクシの映画祭戦略 (毎日投稿20日目)
こんばんは。映画監督の武内剛です。
昨日のブログの答え、「なぜ開催国や映画祭ジャンルなど検索項目を絞って探す」ことがアタクシにとって大事なのか????
それは、、
"自分の作品のテーマにピッタリの映画祭を発見し応募する事で、より優位に選考のテーブルに乗ることができる"からだ。
昨日のブログでも書いた通り、世界の映画祭には人種や国籍、映画のジャンルなどで絞った映画祭が多数あるので、 「ウチはALLジャンルOKでございます!」っていう映画祭に応募することも勿論できるのだが、
例えば、「Cameroon Japanese Film Festival(カメルーンで開催される日本映画祭)」みたいなトコにアタクシが応募することで、競合はギュッと削られるので(その代わり他の日本作品がライバルになる)、俄然選ばれやすくなる!!!!!!………ような気がする。
ちなみにカメルーンに↑Japanese Film Festivalはない。今のところ。
しかも!アタクシの「Padre (仮題)」の場合は
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超超超超超超超超超超超超超超超超ラッキーなコトに、
日本人とカメルーン人の両親のもと日本で生まれた監督の作品なので、
「Japanese Film Festival」もイケるし、
「Asian Film Festival」もイケるし、
「Black Film Festival」もイケるし、
「African Film Festival」もイケてしまうという
ストライクゾーンめちゃくちゃ広すぎ作品なのだぁぁ!!!!!
例えば、↓なんかはイタリアの「アフリカンダイアスポラ映画祭」。アタクシの作品「パドレ」は、"日本に住むアフリカンハーフが未だ見ぬアフリカ人父をイタリアに探しに行く物語"なので、
「うわ!これもはや俺の為に存在する映画祭だ!!」と思い、即応募した。
※ダイアスポラというのは"故郷以外の地に住む人"みたいな意味
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↑の映画祭に関してはもうマッチングアプリで言うならば、女性のプロフィールの好きなタイプの欄に、「カメルーンと日本のハーフで42歳でヒゲ生やしてて東京在住のバイク乗ってる人※アタクシです」と書いてあるのを発見したようなものだ!
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イイね!を押さないワケがあるまい!
そしてマッチングが成立しないワケがあるまい!!!
むしろ、これで落選したら、それはそれでめちゃくちゃおもろい。
ネタが一本できる。
冗談はさておき、↑の他にもアタクシの作品と親和性のある映画祭をいくつか発見できた。こればっかりは、生んでくれた両親にマジ感謝である。
若い時こそ自分のアイデンティティなどに悩み自暴自棄になったりもしたが、こんなラッキーはなかなかありません。
思い返せば、芸人デビューした直後に"ハーフ芸人・タレント"のプチバブルがやってきて、大した芸もなかったのにアタクシも色んなテレビに出演できていた当時も同じ事を感じたが、やっぱり大人になってからの方が、ハーフ・ミックスである事の恩恵をモロに感じる。
本当に本当にありがたい。
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しかし上記のような映画祭にもう既に受かったかの様な書き方をしてしまったが、あくまでまだ応募している段階なので、いくらアタクシの作品にピッタリの映画祭だったとしても、作品自体が評価され選ばれなければどうしようもないので、結局は実力勝負といったところだ。
とりあえず、このブログで朗報を書く日が待ち遠しい。
令和五年二月十六日 武内剛