「リフォーム済み物件」は法律で禁止すべき
リフォーム済み物件って禁止にしませんか?笑
新築以外で物件購入など考えられた方は目にしたことがあると思いますが、一般的には既存住宅をリフォームし価格を上げて販売するのが目的でしょう。
でもね、本当にコレやめていただきたいのです。
場所や残物件がなければ手を出さなければいけないという理由で、僕自身わかっていながらも何度もこういう物件に関わってはいますが。その全てが予想通りの結果ですね。
僕なりのリフォーム(リノベーション)で大事なことは以前にも書きましたので、コチラをご覧ください。
見た目だけのリフォームに価値を感じますか
僕が他社の所謂『リフォーム済み物件』に感じていることなんですが、正直ほとんどが手が入れられていないのが現状なんですね。
でもね、販売業者の心理を考えれば当然のことなんですよ。
だって販売する時なんて、仕上げになっている部分しか見えないんだから、見えるところだけ綺麗にすれば価値は上がるでしょ?
大抵は内装の張り替えと水回りの設備を一新して、古い部分が見えないようにしています。
外回りについても同じで、現在の新築住宅に使われているようなサイディングを増し貼りして、古さを感じさせない新築なんとか〜みたいにして売られるんです。
住まい手にとってこれほど不幸なことはありません。
住宅を買われる方へ
自信を持って言います。見た目が綺麗なリフォーム済み物件ほど手を出さない方がいいです笑
汚くたって家の状態がわかる方が僕は安心して買える。蓋しちゃうとわからないじゃないですか?
いつも思いますが、水回りの寿命が15年とか20年とかって誰が決めたんでしょう?おそらくメーカーの修理保証が切れるタイミングの話をしているだけで、実際にものが壊れる寿命とは別です。
キッチン変えるのも余裕があればやりたいところですが、そもそもコストを抑えるために中古住宅を買うのですから、そんなところに予算を割く前にやるべきことがあります。
そもそもリフォーム済み物件で満足している人って少ないと思うんですよね。これこそが一番の問題点ではないでしょうかね。
僕自身もそうでしたが、うちのお客さんもリフォーム済み物件を購入して、それをリノベーションしたいというオーダーばかりです。
だって、やることやってないですし…。笑
そうなると当然購入時に販売価格に加わっているリフォーム費用が無駄になり、それを解体する手間も増える。本当に無駄です。
だから!もうリフォーム済みで売らないでください。
必要なリフォーム(リノベーション)はお施主様の方で、その方に合った方法でやっていただく方が100倍親切です。
その分コストを落として販売してください。
そのリフォーム ただの模様替えになってません?
よく混同しがちなワードですが、リノベーション=改修し性能アップすることです。
リフォーム=ただの模様替え という定義なら納得できます。断熱リフォームとか耐震リフォームって言葉が混在するから紛らわしい。。。
リフォームって名前がいけないんですかね。それとも僕も含めエンドユーザーがリフォームに期待しすぎなんでしょうか?
ここで苦言を呈するようですが、販売業者さまへお伝えしておきたいことが。リフォーム済み物件を売りたいなら、せめてきちんと設計の知識を身につけてリノベーション済み物件にしたらどうでしょう?
先ほどの話の通り、見た目だけのリフォームをされるのは無駄なので。きっちり既存住宅の性能を向上させるために、工事の工程を記録、意図がある温熱設計、耐震補強をして、それを買い手に示すんです。本当に価値のある仕事をしましょ。
お金をもらえたって、自分の仕事が世の中の役に立ってないどころか、世の中を苦しめてるな〜なんて仕事、してても楽しくないでしょ?
お金もらえればなんでもいいって思ってるなら、もうセンスないのでこの業界から退場です!論外!!
あっ!あと、不動産屋さん。「リフォームするのには1千万円ぐらいかかりますよ!」とかやめてください。
本当に素人がリフォームを語らないでもらいたいです。