落雷~Another Story 2~
寂しくてたまらない
体はすっかり冷えきって
早く寝なくてはいけないけど
雨音がサントラに変わり
こんな夜中に物語が始まる
隣に誰かいたなら
私の体は暖かくなるのだろう
朝になれば寂しさは消えてるはず
だけど予想もつかない
なぜこんなに寂しい
傘から流れる粒が
胸を切り裂いてくる
もしも私に落雷が落ちたなら
この寂しさを解消する術を
思いつくだろうか
毎晩毎晩狂ったように
寂しがる心
毎朝毎朝暴れるように
絶望する心
どうしようもないから自分の心を開ける
丸ごと人に心を明け渡すのは怖い
いっその事落雷と心中しようか
寂しさが心を占領
引きちぎりたい心
勇気をだして
言葉にしてみる
この地球上で私しかいなかったような日だから
大丈夫じゃない大丈夫をかかえていた
もういいだろう
さらに体が冷えきってきた
もういいよね
もういいよね
もう泣いてもいいよね
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