日本の男女の言葉
小学1年生の長女と一緒に入っていて、おもちゃの帽子をかぶって、
「ミスター〇〇です!」とふざけていて、
「ミスターってなんのことだかわかる?」と、ミスター、ミセス等々の言葉の説明をし始めた時にはっとした。
日本の敬称で、さん、ちゃん、くんなど自分の周りでは、正直男女区別なく使っている気がする。男性の後輩にちゃん付けすることもあるし、自分もちゃん付けで同級生から呼ばれることもある。女性の後輩にくん付けするときは若干フランクな場で呼ぶことがあるけれど、ステレオタイプかもしれないが、会社のおえらいさんなどが、秘書に〇〇くんと呼ぶことだってある。
自分の職場では、迷ったら基本だれでも先生をつければ良いので、その点は楽。
ミセスとかミスじゃなくて、ミズ、って呼ぶということも聞いたことがあったけれど、今はどうしているのだろう?と妻と話してみたら。
「こう読んで欲しいって自己紹介するのが流行っているらしいよ」と
英語勉強用の雑誌を購読している妻が言っていた。
日本の言葉で、夫婦の呼称で嫁とか夫人とか奥さん、とかがやり玉にあげられているものの、日本の残っている言葉はかなり男女の区別など、気にせずに暮らしていける下地になっているのではないか、と考えたりした。
女性名詞だとか男性名詞だとかが未だに根付いている言語と比べれば。
圧倒的に知識が足りないのと、ただの感想に過ぎないのだけれど、女性がひらがな、男性が漢文、というような時代を塗り替えてきて、言葉に関してはバージョンアップが図られてきた文化なのでは、と思ったりしている。
他人に目を向けるのも良いけれど、自分達を来た道を振り返ってみるというのも大事だよな、と思った昨夜。