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潔癖症・不潔恐怖になり得ない根拠 - 3094文字


前提

  • 完全な無菌室で暮らしてきた人が居たと仮定すると、風邪に一切かからず、免疫力を向上する必要がないと、脳が判断し、少しのミネラルを含む硬水や生もので、ウィルス感染するのは、言うまでもない。

  • 水道水は、人間の糞尿、嘔吐物が含まれた汚水から、下水処理、水道用水処理を行ったものである。

衛生仮説

衛生仮説とは、無菌状態が続くと、免疫抵抗力が落ちていくのではないかという仮説である。

  • 免疫システムの過保護: 清潔すぎる環境では、免疫システムが病原体に対して適切に反応する機会が減少します。その結果、免疫システムが十分に訓練されず、将来的にアレルギーや自己免疫疾患にかかりやすくなる可能性があります​。

  • 微生物との接触の重要性: 人間の免疫システムは、さまざまな微生物との接触を通じて発達します。無菌環境では、これらの微生物との接触が制限されるため、免疫システムが適切に機能しなくなる可能性があります​ 

  • アレルギーや食物アレルギーの増加: 清潔すぎる環境では、免疫システムが通常無害な物質(花粉や食品など)に対して過敏に反応し、アレルギーを引き起こすことがあります​。

下水処理

  • 流入・粗大物除去

    • 下水が処理場に流入し、大きなゴミや浮遊物(枝、紙、プラスチックなど)をスクリーンやグリット除去装置で取り除きます。

  • 沈砂池

    • 下水をゆっくり流すことで、砂や小石などの重い固形物を沈殿させて除去します。

  • 一次沈殿池

    • 下水を静かに流し、浮遊している固形物を沈殿させて除去します。これにより、下水中の浮遊物質や有機物の一部が取り除かれます。

  • 生物処理

    • 微生物を利用して下水中の有機物を分解します。この工程は活性汚泥法、トリックリングフィルター法、または酸化溝法などの方法で行われます。

  • 二次沈殿池

    • 生物処理で生成された微生物の固形物(汚泥)を沈殿させて除去します。これにより、処理水がさらに浄化されます。

  • 消毒

    • 処理水を塩素や紫外線で消毒し、病原菌を殺菌します。これにより、安全な水として河川や海に放流できるようになります。

  • 汚泥処理

    • 沈殿池で取り除かれた汚泥を処理します。汚泥は濃縮、消化、脱水などの工程を経て、最終的には焼却や堆肥化などの方法で処分されます。

  • 最終放流

    • 消毒された処理水は、環境基準に適合した状態で河川や海に放流されます。

水道用水処理場

  • 取水

    • 河川や湖、地下水から水を取水します。この水源には、下水処理場で処理された水が含まれる場合があります。

  • 予備処理

    • 取水した水をスクリーンでろ過し、大きなゴミや浮遊物を除去します。

  • 混凝・沈殿

    • 水に混凝剤(アルミニウム硫酸など)を添加し、小さな粒子や汚れを凝集させて大きなフロック(凝集物)を作ります。このフロックを沈殿させて除去します。

  • ろ過

    • 砂や炭の層を通して水をろ過し、微細な粒子や微生物を取り除きます。この工程で水の透明度が向上します。

  • 活性炭処理(必要に応じて)

    • 活性炭を使用して、水中の臭いや味、化学物質を除去します。

  • 消毒

    • 水道水として供給する前に、塩素や紫外線、オゾンなどで消毒を行い、病原菌を殺菌します。

  • 浄水場からの配水

    • 浄水場で処理された水を配水管を通じて各家庭や施設に供給します。

水質基準に関連する法令

上記の法令で、水質基準が制定されている。

世界基準

世界保健機関(WHO)飲料水ガイドライン

  1. 微生物学的パラメーター

    • 大腸菌: 検出されないこと。

    • 総コリフォーム細菌: 検出されないこと。

  2. 化学的パラメーター

    • : 0.01 mg/L 以下

    • ヒ素: 0.01 mg/L 以下

    • フッ化物: 1.5 mg/L 以下

    • ニトラート: 50 mg/L 以下

  3. 物理的パラメーター

    • pH: 6.5 ~ 8.5

    • 濁度: 5 NTU 以下(通常0.1 NTU以下が望ましい)

米国環境保護庁(EPA)飲料水基準

  1. 微生物学的パラメーター

    • 大腸菌: 100 mLあたり0

    • クリプトスポリジウム: 99.9%除去または不活化

  2. 化学的パラメーター

    • : 0.015 mg/L 以下

    • ヒ素: 0.01 mg/L 以下

    • ベンゼン: 0.005 mg/L 以下

    • トリハロメタン(THM): 0.080 mg/L 以下

  3. 物理的パラメーター

    • pH: 6.5 ~ 8.5

    • 濁度: 1 NTU 以下(フィルター処理された水は0.3 NTU以下)

欧州連合(EU)飲料水指令

  1. 微生物学的パラメーター

    • 大腸菌: 100 mLあたり0

    • 腸球菌: 100 mLあたり0

  2. 化学的パラメーター

    • : 0.01 mg/L 以下

    • ヒ素: 0.01 mg/L 以下

    • ニトラート: 50 mg/L 以下

    • フッ化物: 1.5 mg/L 以下

  3. 物理的パラメーター

    • pH: 6.5 ~ 9.5

    • 濁度: 1 NTU 以下

日本の水道水質基準

  1. 微生物学的パラメーター

    • 大腸菌: 100 mLあたり0

    • 一般細菌: 1 mLあたり100 コロニー以下(上記法令で、各細菌種が、細かく制定されていた!!

  2. 化学的パラメーター

    • : 0.01 mg/L 以下

    • ヒ素: 0.01 mg/L 以下

    • フッ化物: 0.8 mg/L 以下

    • トリハロメタン(THM): 0.1 mg/L 以下

  3. 物理的パラメーター

    • pH: 5.8 ~ 8.6

    • 濁度: 2度以下

その他の国・地域の基準

  • カナダ

    • : 0.005 mg/L 以下

    • ヒ素: 0.01 mg/L 以下

    • フッ化物: 1.5 mg/L 以下

  • オーストラリア

    • : 0.01 mg/L 以下

    • ヒ素: 0.007 mg/L 以下

    • フッ化物: 1.5 mg/L 以下

日本の水質調査会社

代表的な水質調査会社

  1. 株式会社日本水質調査センター

    • 概要: 全国規模で水質調査を行い、水道水、地下水、河川水などの品質評価を実施。

    • サービス: 水質分析、水質管理コンサルティング、環境モニタリング

  2. 株式会社環境総合研究所

    • 概要: 環境に関する総合的な調査・分析を提供し、特に水質評価に強みを持つ。

    • サービス: 水質分析、環境影響評価、環境コンサルティング

  3. 株式会社エヌエスエス

    • 概要: 環境調査全般をカバーし、特に水質調査と管理に注力。

    • サービス: 水質検査、土壌調査、環境アセスメント

  4. 株式会社住環境テクノ

    • 概要: 住環境に関わるさまざまな調査を行い、水質調査もその一部として提供。

    • サービス: 水質検査、アスベスト調査、空気質調査

  5. 株式会社クリタ水質管理

    • 概要: 工業用水、上水道、下水道などの水質管理を専門とする企業。

    • サービス: 水質検査、設備管理、水処理技術コンサルティング

  6. 株式会社環境技術センター

    • 概要: 環境保全のための技術開発と調査を行い、水質調査も主要な業務の一つ。

    • サービス: 水質検査、環境測定、環境コンサルティング

  7. 株式会社ジャパンテクノ

    • 概要: 環境計測機器の製造・販売を行い、同時に水質調査サービスも提供。

    • サービス: 水質分析、環境モニタリング機器の提供、技術サポート

主要な業務内容

  • 水質分析: 水道水、地下水、河川水、湖沼水などの化学的、微生物学的分析。

  • 環境モニタリング: 長期的な水質監視、データ収集と解析。

  • コンサルティング: 水質管理に関するアドバイスとソリューション提供。

  • 環境アセスメント: 環境影響評価の一環としての水質調査。

  • 技術サポート: 水処理施設の運営・管理に関する技術支援。

結論

日本人は、正確さを追求し、かつ、先を読み通す力があるため、技術の進みは、一見遅く見えるが、イタリア首相のように、反進歩主義と違い、進みは着実に進んでおり、心配しすぎることはないと思われる。

唯、誤魔化さなければ!! - 今後、LARCという研究施設を持つ極端すぎて、すぐに内部崩壊を起こしそうな某国、の犬にならないことを祈っている!

また、摂食障害に関する誤解も解いていこうと思う!

以上

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