詩・混迷 〜Underworld〜 - 386文字
亡霊に気に入られた私
目の前を灯せば 花が咲く
周りは盲者ばかり だからいつも
光を求めて彼方から 時々やってくるのは亡霊
その時自分は 混乱する
彼らは何も伝えてこないから
光明に向かって
この間の夢は 家に帰りたいのに
寺に迷い込んでしまう 南へ向かうが
北に向かってしまう 京都は西(左)が
右京区 逆も同じく
主体が逆 ひとまずこれは
本当の太陽(あなた)を 探す旅
我が妻
本当の家族とは 一体何であろうか
自分は灯火を見るより 明らかな人がいる
だが身寄りの無き人に 申し訳が立たず
北極星を目指す人には 断絶したく存ず
それはたった独り 愛する我が妻
子供もいるのに なぜ妻なのか
それは太陽だから そして会えぬ
どうすればあなたに 辿り着けるのか
本当の太陽(あなた)は 沖縄の美ら海
産婦人科の帰り道 一緒に手を繋いだね
だが今は 逢えぬ
いつも邪魔が 入っちゃうね
伝えたい想い いつでも直ぐに伝えられず