大好きな姉の結婚式で妹がスピーチをしたときの原稿と、スピーチで気を付けたこと
昨日こちらの記事で、私が姉の結婚式でスピーチをしたときの心境や準備、本番の様子について記載した。
本日は原稿の一部公開と、スピーチの際に私が意識したことを簡単に記載する。原稿がいつまで手元に残っているかわからないので記録として残したい。
また、姉妹のスピーチをされる予定の方などの参考に少しでもなれば幸いだ。
◆スピーチ原稿(長文です☆)
Yさん、Nさん、本日はご結婚誠におめでとうございます。新婦の妹の○○と申します。大変緊張しておりますので手元の原稿を確認することがあるかもしれませんが何卒ご容赦いただけたらと思います。
姉からスピーチの依頼を受けたときは、妹の私で務まるのか不安に思いましたが、ご指名をいただいたからには妹だからこそ知っている姉の素敵なところを伝えられればと思いますのでよろしくお願いいたします。
姉のことは普段Nちゃんと呼んでいるので少し恥ずかしい気もしますが、本日もNちゃんと呼ばせていただこうと思います。
Nちゃんとは小さいころから今に至るまでほとんど喧嘩をすることもなくずーーっと仲良しでした。姉妹でもあり、親友でもある存在です。
今回スピーチをさせていただくにあたり、20数年にわたる2人の思い出を振り返ってみましたが、本当に楽しかった思い出ばかり思い起こされます。と同時に、こんな生意気な妹のことを誰よりも全力でかわいがってくれて、よく面倒を見てくれていたなあと感謝の思いが込み上げてきました。ありがとう。
Nちゃんとは大学生以降何度も2人で旅行に行きました。各地の観光が楽しかったのはもちろんですが、それよりも、京都旅行に行ったのに観光せずに映画館で映画を見たり、沖縄旅行に行ったのに結局沖縄料理を満喫することなくコンビニ飯で済ませたりと、何してんだよというような2人ならではの思い出が強く印象に残っています。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、Nちゃんのいいところの話をしたいと思います。気が強くて性格のきつい私と比べて、Nちゃんはとても優しくて人に対して滅多に怒ることがない、柔らかい雰囲気の女性です。これまで私たちがほとんど喧嘩をしてこなかったのもそんなNちゃんの性格ゆえだと思います。
今でもよく覚えているのは、昔よく大袋に入ったお菓子を買ってきて2人で半分ずつ平等に分けていたのですが、せっかちで食いしん坊の私はその日中に食べてしまっていました。それに比べておっとりマイペースなNちゃんは毎日毎日ちびちびと少しずつ食べ進め、いつまでたってもなくなりません。棚にいつまでも残っているお菓子の誘惑に負けた私は、こっそりと盗み食いをさせていただいておりました。普通子どもであれば、少なくとも私であれば、だれが食べたの!と怒ってもおかしくない出来事だと思いますが、Nちゃんは「あれ、なんかお菓子が減っている気がするなあまあいっかー」と何事もなかったかのように過ごしていました。後から聞いたところによると、まあ食べるのが遅い自分も悪いし仕方ないと思っていたようです。
なんて寛大な心の持ち主なんだろうと尊敬いたします。(笑)こうしていつもわがままな妹にいろいろ譲ってくれてくれることが多かったんだろうなと今になってようやく気づかされました。ありがとう。
やさしくておっとりしたNちゃんですが、実は頼もしくて行動力のある一面も持ち合わせています。あるとき一緒に電車に乗っていると、かがんで苦しそうにしている女性がいました。周囲の人はどうしたほうがいいんだと思いながらも行動ができず結果的に見てみぬふりをしている、そんな状況でした。そんな中Nちゃんは、「ちょっとカバン持ってて!」と私にカバンを渡し、「大丈夫ですか?そこの席空いていますよ」と優しく声をかけていました。本人は覚えているかわかりませんが、そんな一面もあるんだなという驚きと、私も見習わなきゃなと感じたのを強く覚えています。
やさしくてマイペースでおっとりしたNちゃん。妹がとっても大好きなNちゃん。時に行動力もある勇敢なNちゃん。でもやっぱりどこか抜けててあほなところも隠せないNちゃん。彼女を一番近くで見てきた妹として、Yくんの話を聞いたときは本当にめちゃくちゃ嬉しい気持ちになりました。あんなに○○ちゃん○○ちゃんと昔から妹愛が強かったのに、Yくんと出会ってから前ほど寄ってこなくなり、正直少し寂しい気持ちになったのはここだけの話ですが、YくんといるときのNちゃんの幸せそうな顔を見ると、ああ本当に自分に合う素敵な方と出会えたんだなと心からほっとします。
Yくん、妹がこんなことを言うのもおかしいかもしれませんが、Nちゃんをこれからもどうぞよろしくお願いします。
そして最後にNちゃん、今までたくさん遊んでくれて、わがまま聞いてくれて、相談に乗ってくれてありがとう。周りからはお姉さんっぽくないと言われることも多々ありましたが、私にとっては昔から頼りがいのあるお姉ちゃんでした。私にはない面をたくさん持っていて、器用でおしゃれで、実は私より運動もできちゃったりなんかして、うらやましいところいっぱいです。
長々と話してしまいましたが、何が言いたいかというと、Nちゃんは私の自慢の姉です。そして私はNちゃんの妹で幸せです。
本当に結婚おめでとう。2人の幸せを心より願っています。
ありがとうございました。
◆スピーチの際に意識したこと
前の記事にもちらっと記載したが、スピーチを行う際に私なりに意識したポイントは以下の通り。
緊張を隠そうとしない(緊張していても頑張って伝えようとしている姿が大事)
ゲストが食事や話に夢中になってスピーチを聞いていなかったとしても気にしない。姉あてのスピーチなので姉に届けば問題なし
姿勢よく立つ
ゆっくり・はっきり・大き目の声で話す(後方に座っている新郎新婦の家族にもしっかり聞こえるように!)
話し始める前に1,2秒ほど間を取る(みんなの注目を集めるように!)
下を向いて話さない。一番は新婦のほうを、そして途中途中でゲスト全体を見渡しながら話す。(聞いてほしい!という思いが伝わる気がする!)
どれも当たり前のことのようだが、いざ人前で話すとなると緊張や焦りが勝ってしまい、ついつい早口で話したり下を向きがちになったりすると思う。
会社のプレゼンなどではここまで強く意識したことはなかったが、姉の結婚式は一生に一度。私のできる全力のスピーチをプレゼントしたかった。
結果、本当に姉に喜んでもらえるスピーチができて、大満足である♡
そろそろ私の結婚式も近づいているので姉にスピーチお願いしようかな~
(*´▽`*)
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