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リーダーの資質とは何だろうか?
弱い犬ほどよく吠える
ちまたでよく聞く諺ですが、権力に縋ろうとする人ほど、そうした傾向があるのではないでしょうか。
俺は強いんだぞと虚勢を張る・・・・
本当に強いのであれば、周りはむしろひれ伏すものであるが、そうでない場合はいたずらに俺は強いとか、俺は凄いと言って周りを威圧しようとするものです。
私が32の頃であったでしょうか、リーダーとは何かと言うことを考えたとき、以前にも書きました。
リーダーシップに関するノウハウ本などは一切読まずに、将校の伝記を片っ端から読んだものでした。
もちろん伝記というのは、かなりバイアスがかかっているものが多いので、ある人物をこれでもかと言うほどの美化して書いている場合が多いわけですから、単純に美化された内容だけを見ていても意味が無いわけです。
結果的に、多少のバイアスがかかっているとは言え、本質を探る事を常に意識して読み進めるのでしょた。
権力なのか、権威なのか・・・。
人は相手の意のままに動かそうとする場合、相手を威圧して言わば強制的に動かすのか。相手が自発的に動くのかで変わってきますよね。
相手を威圧して強制的に動かす場合は、自身の手綱を緩めたならば、そのまま逃げ出すかも知れない、もしくは恐怖で支配してと言うこともあるかも知れない。
けれど、其れは決して好ましいこととは言えませんよね。
しかし、相手が自発的に動いてくれる場合は、自身が想定している以上に動いてくれる場合もあります。
こちらが威圧的にならずとも、むしろ協力関係を得られる場合もあるかも知れません。
本当に素晴らしいリーダとなるべく人は、決して相手を威圧してしまう人ではありません。
相手の長所を立てながら、時には厳しくすることを上手く使い分ける人です。
言い方は悪いですが、「飴と鞭」をバランス良く使い分ける事が出来る人です。
それでいて、相手にはそのような雰囲気を感じさせない、感じさせないままに、相手の能力を引き出していく。
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個人の尊厳を尊重しつつも、時には軽いプレッシャーをかけていく事で成長させていくわけです。
私自身は31歳の頃にそうした上司に恵まれました。
上手く能力を引き出す・・・、本当に頭が良い上司だなぁと正直嫉妬に駆られたほどでしたから。笑
だから今でも思う訳ですね、力【いわゆる権力であったり威圧的であったりで抑えつけようとする人を見ると、この人はこの程度なんだなぁと思うし。
逆に、若くても上手く能力を引き出している人を見ると、逆に学びたくなるなんてこともありますね。
若い頃は、自分より若い人で能力があったり、上司でも能力があると嫉妬したものですが、そうではなくて学びたいと思うようになったのは、それだけ自分が老成したからだろうなぁと改めて思うと共に、そうした若くして立派なリーダーを見ていると応援したくなるんですよね。
まぁ、応援したくなると言っても声を出してアドバイスするわけではなくじっと見守っている。
本当に困っているときにだけ、示唆(サジェスト)するようにしているんですけどね。
ふっと思うままに、リーダーとはなんぞやと言うことで。思うことを思うままに書かせていただきました。