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若かりし日の思いで、郵政局編 Part2
先日に引き続き郵政局に転用した頃のお話を、もう少しだけ続けてみたいと思います。
私が転用した時は、郵政局には秘書課‥総務課・人事部・資材部・郵務部・貯金部・保険部・建築部・経理部といった建制順に組織がありました。
そして、貯金部の中には管理課・第1奨励課・第2奨励課・業務課・調査課(この順番だったと思う)という各課がありました。
このうち、調査課というのは、各郵便局から上がってくる日報を入力する部署で各種伝票と日報を照会して不備がないかをチェックする部署で、郵政局の中でも唯一の現業部門と位置づけられており、当初はここで半年なり1年過ごして適正を見極めて各部署に配属されることとなっていました。
いわば篩分けする場所でした。
それと、私が転用した当時はすでに調査課の廃止が決定しており、転用時点で28歳と年齢だけ食っていた私は、調査課を経由することなくいきなり業務課に配属になったのです。
業務課のオンライン企画係・・・今聞いてもなにそれ?と言えそうなセンスのない名前ですが・・・。(^_^;)
そこは、当事郵便局で使っていた端末機の更改作業を行う部署として設けられたもので、私は末席でしたので、せいぜい雑用だけしか仕事が有りません。
それでも、名簿作りが手書きだったこともあり大変非効率に思えたので、それをパソコンでつくろうと思ったのです。
でも、マニュアルもなければ、パソコン(NEC N5200 MkⅡ)を教えてくれる人もいなかったのですが、なんとか名簿が作れました。
最初のひな形があったのか否か今でも思い出せないのですが、なにせ手書きの名簿を取り敢えずPCに入れてみたんですね。
前回も書きましたように、なにか仕事をしているふりでもいいからしてくれと言われましたので、こうした訓練をするにはちょうどよかったのです。
ただ、マニュアルもなにもないので、全て自分で一から考えなくてはならず、悪戦苦闘したことだけは覚えています。
ただ、何もないところから名簿をつくろうとは思わなかったので、多分最初はメーカーが作った名簿のテンプレートが有ったのかもしれません。
思い出したのですが、実はテンプレートも何もなくて自分で一から作ったのでした。(^-^;
なにせ最初の頃は、それしか仕事がなかったということもありましたが、何とかしようという意識もあって、入力属性とか内部十進数などという意味もよくわからないまま、色々と試していたものでした。
今では当然のことでしょうけど、Windowsなど夢の様な時代、ひたすらレコード長とか、VolumeCopyとか、聞きなれない言葉を調べながら、時には痛い目にあいながら覚えていきました。(本当に当事はマニュアルと言うかドキュメントも倉庫に投げ込むだけという状況で、倉庫に行ったついでに発掘すると言ったほうが言葉的には合っていました。(^_^;)
それほど、当事はコンピュータに関する意識は低く、電卓で仕事するのが仕事できる人であり、よくわからないOA機器にうつつを抜かしている私などは、排除されるところでした。
幸いなことに、末席だったので主とした仕事がなかったことやもともと凝り性のうえ新しもの好きで、何でも興味を持って触ってみるのが好きだったので、それが結果的には役に立ったようです。
まぁ、N5200なんて言っても若い人は知らないだろうし、NECのメーカーさんでも若い人は知らないみたいですからね。
ただ、ひとつ言えることは当時、N5200のPTOSを使って仕事をしていた一人がここに確実にいるということです。(^_^;)
その後も色々とチャレンジしていくのですが、その辺はまた機会があればお話をさせていただこうと思います。