心のバッファが広い人、狭い人
よく頭の回転が速い人のことを「カミソリのような」という表現をします。
「カミソリのように切れる人」・・・おそらく「快刀乱麻」から派生した意味合いかと思うのですが、物事をどんどん解決していく様を表現する言葉としたのでしょうか。
他にもこの言葉の意味としては 「切れの良い」 ・ 「切れのいい」 ・「 キレがある」と言った意味合いがありますが、「 キレがある」から、「があ」が無くなると一気に変な言葉になってしまうようですね。
すなわち、「キレる」・・・この言葉自体は比較的新しい言葉のようで昔からの「堪忍袋の緒が切れる」からといった説もあれば、額角に青筋(静脈)が浮き立つが、その血管が「切れる」様相を表したとする説が有力・・・wikipedia参照
ということで、その語源はあまり明確ではありませんが、90年代頃から積極的に使われ出した言葉のようです。
ただ、あまりいい意味で使われないことは間違いが無くて、こうした人というのは概ね、心のバッファが小さいのかなと思ってしまいます。
子供の頃から叱られるということを知らず、自分を中心に世界が回っていると思っているので、自分の思う通りにいかないとその怒りを周りにぶつける…そんな人たちが多いのかなと思ってしまいます。
モノに八つ当たりする程度なら被害は少ないのですが、時にはそれで相手を殺めてしまったりして大きな問題になってしまいます。
ただ、こうした心のバッファというのはやはり経験値で得ていくしかないと思うんですね。
いわゆる自己改造を施すというわけです。
私は脳科学の専門ではありませんから詳しいことはわかりませんが、人間の脳というのは意外と柔軟で、最初か難しく感じることも2回目の経験ではさほど難しく感じなくなりそれがルーチン化すると逆に簡単に感じるようになるようです。
そして、これは心のバッファでも同じで、怒りを感じたときに一歩引いて考える癖をつける。
俺は何に怒ったのか・・・。
そうして考えていく、相手の言動にイラッと来たのなら、何故相手はそうした物言いをするのか考える。
相手に悪意が無いのであればそれは相手の個性と考える。
そうなると、自分はどう接すればよいのか考える。
そんな風に考えると今までの怒りがすっと消えていくんですね。
イラッと来たから、それを言葉で返すときというのは心のバッファが小さいわけですからそうした訓練を施すと少々のことでは怒らなくなるんですね。笑
だって、私も元々すごく短気なところがあってしょっちゅう若い頃はそれこそ切れていましたから。
まぁ、その頃はよく親に言われたもので、「短気は損気」と言われたものです。
両親も他界し、今となってこの言葉の意味深くかみしめています。(^-^;
皆様も、ぜひ心のバッファを大きくして言ってくださいね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?