Leica IIIfで青森市(特にアスパム)を撮影した話
仕事で青森駅前に宿泊したので、早朝にストリートスナップを撮りました。
青森市は真ん中に南北に大通りがあって、さらにそこから通りが2本、東西に平行にJR駅方向につながっている。
それもこれも、ねぶた祭りの巨大な山車が市内をぐるっと一周できるように設計されているからだ。
つまり青森市はねぶた祭りに特化して設計されているのである(多分)。
エヴァンゲリオンでいう使徒迎撃に特化した第3新東京市みたいなものである。
そして、第3新東京市にネルフ本部の建物があるように、青森市にも青森県観光物産館アスパムがある。
2つの建物は類似点が多い。
形も三角形で似ているし、ネルフ本部からエヴァンゲリオンが出動するように、ねぶた祭りの山車のもアスパムから出発する。
唯一の違いは、ネルフ本部が地下にあるのに対して、アスパムは地上の見晴らしのいいところにあるくらいのものだ。
だから、ストリートスナップを撮りながら、アスパムも撮影した。
富嶽三十六景の富士山のように、アスパム自体が主役というよりも、アスパムといっしょに街々を撮影する、といった感じだ。
今回(も)、フィルムを写真屋さんで現像だけしてもらって、自宅でフラットヘッドスキャナでスキャンした。
フィルムはFUJICOLOR 100。
Silver Fast 9をつかって、基本的に全自動のお任せ、少しだけ露出を明るくした。
どれも雲のある早朝の撮影で、もともと明るい環境ではないけど、でももうちょっと鮮明に写って欲しい気がする。
積雪してるのに、あんまり雪の白さが際立ってくれない。
その点が不満だけど、それでもアスパムのシャキッとした感じが撮れているし、またちょっとボヤっとしてる色彩が、ちょっと昔の近未来感(アスパムの建設は1986年と40年近く前である)を結構表しているかもしれない。
そんなこと考えながら街を歩いていたら、アスパムの真下まで来たので、ここは一つ、直下から撮ってみた。
この角度から街のシンボルを拝めただけでも、寒い中早朝から歩いた甲斐があったというものです。
そのほか、青森市内の写真。
あと、これは全然関係ないですけど、青森県立博物館にいる「あおもり犬」って使徒っぽいですよね。
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