中空構造
河合隼雄『中空構造の日本の深層』中公文庫(1999)P31~51より
アメノミナカヌシ、ツクヨミ、ホスセリなど、明確な働きが見受けられな神様が各代ごとに。
→中空巡回形式、円環的論理構造。
西欧的男性原理・女性原理の複合
アマテラスー女性、太陽、上方の高天原、ツクヨミー男性、月、スサノオー男性、下方の葦原の中つ国、等々。
→均衡の論理、類似のパターンが微妙な変化と対応を持ちながら繰り返す。
吉田敦彦『日本神話の特色』青土社(1989)から
印欧神話との比較研究、三機能体系などの共通性、河合隼雄論に基づく繰り返される中空構造、これらから見出される日本神話の特徴
→神話でのアマテラスの描かれ方から、平和的な王権の在り方が掲げられていたのではないか?(その後の人代巻の天皇らによる武力的侵攻、内部抗争、悪逆非道など対置となる現実が描かれていることもわかった上で)
『日本神話の特色』P8~45
神話の詳細はともかく、「中空構造」はセーラームーンやプリキュアにも引用できそう?
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