不動産会社勤務の男性に抱いた淡い期待
すぐに解約してしまった1つめのアプリ
登録してみたら、数時間後には「ものすごく低収入で、住んでいる場所も離れている」という男性からアプローチがたくさんあった。
新規登録すると、最初の1週間は上位の目立つ位置に自分のプロフィールが表示されるので、登録したまま放っておくなんてもったいない。
向こうからアプローチしてくれるのは本当に有り難いことだけど、現実的に厳しい条件の人ばかり。プロフィール写真にも全く心が動かない。
断りまくって、自己嫌悪に陥る。
なんだか申し訳ない。これも自業自得か。
今度は自分からアプローチしてみようと思って、他の人のプロフィールを見てみるが、これは断ち切った方がいいご縁なのかもしれないと、1日で退会してしまった。
不動産会社勤務の男性との出会い
2つめのアプリで、年収も高くて不動産会社に勤務、家も近いという男性からアプローチがあった。
プロフィール写真も有名なサッカー選手に似ているイケメンで、なんだか頼もしい印象を持った。(そもそもこういう妄想が良くないのだが)
早速、アプリ内のチャットで連絡をするとレスも早い。
お互い結婚を前提としたお付き合いができる人を探しているということで、夕食後ずっとチャットが続く。
その男性はバツイチで離婚経験があるけれど、リードしてくれるタイプで頼もしい印象。
「マッチングアプリもいい出会いがあるかも!」と期待していたところで、突然「やっぱり無理ですね」と返信が送られてくる。
慌てて「なんで?急にどうしたんですか?」と質問すると、ものすごく長いお話が続く。
一番の理由は、その男性は不動産会社を辞めて独立する計画を予定していて、その妻として私は不合格ということだった。
途中まではその話題で盛り上がっていたのに…
私が「いざとなれば、宅建の資格を取るよ!」「英語は得意!」と伝えると「海外のお客様が来たときに、通訳としてもらえるから、すごく助かるよ!」なんていい雰囲気だった。
その男性は、独立して起業するためには十分な貯金はしているが、不動産会社というものは大きな借入をしながら会社を経営していかざるを得ないから、借金に不安を感じるタイプの女性は絶対にダメだという。
男性は急に冷たい口調に変化して「幼少期に刷り込まれた考え方は簡単には変えられない」「絶対、無理だ」とそこからは怒涛のダメ出し。
追い詰められて限界を感じたところで「ごめんなさい」と最後のチャットを送り、すぐにブロックした。
これもまた自業自得。
もう無理だー!トータルで5時間くらい経過していた。
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