漫画シナリオ「風俗はじめて物語──私が働くことになった訳」第2話
風俗求人情報サイト「ガールズヘブン」様のWEBマガジンで、先日、第2話がupされましたので、提出したシナリオを公開します!
ちなみに、タイトルは「ハツヒメ~姫、初心者ですっ!~」に変わってますけど、ちょっと恥ずかしいので、この記事のタイトルは提出時どおりでw
お仕事の受注の経緯や第1話は、下記参照。
ちなみに、第1話は女子大生を、そして、この第2話は専業主婦を風俗の世界に誘うという、何とも素敵な作品です(精一杯の表現😂)。
お金大好き💖(もう少し踏み込んでみましたw)
では、まず提出原稿から。
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第2話 風俗、最初の一歩──主婦 真由の場合
▼登場人物
●1コマ目
真由「え? 転籍出向って、何?」
●2コマ目
夫「だから、今度の出向先の会社の所属になるってことだよ」
真由「え、じゃあ、もう銀行員じゃなくなるってこと?」
夫「そう……」
●3コマ目
真由「お給料は、どうなるの?」
夫「転籍先の給与になる。今の7割くらいになると思う」
真由「え…!? この家のローンだって、まだまだ全然残ってるし。ナルとカナトの幼稚園代や習い事の月謝だって……」
夫「もういいかな……。俺だってショックなんだ。ひとりにさせてくれよ」
●4コマ目
真由(どうしよう……。こんなことになるなんて……。今のお給料の7割じゃ、家のローンと固定費で精一杯。習い事やめる? 全額無償対象の安い幼稚園に変える? でも、引っ越してきて、ようやくママ友の繋がりができたのに、今さら……)
●5コマ目
真由(……やっぱり、生活は変えない! 子どもの教育費も減らさない! 私が頑張ればいいんだ! ナルとカナトのお迎えまで、働く!)
●6コマ目
コンビニ店長「あー、朝10時から午後2時までの4時間勤務ですかー。いやー、確かに、どの時間でも短時間でとは広告出しましたけど、ちょっとね……」
真由「そうですか……」
真由(はあ、やっぱり短時間だと難しいな……、土日もあまり家を空けられないし……)
●7コマ目
真由「いらっしゃいませー♪ お弁当いかがですかー」
真由(やっと見つかったけど、居酒屋さんのお弁当の路上販売か……。恥ずかしいな……、時給も安いし)
●8コマ目
中年男「あれ? 真由……ちゃん?」
真由「……! み、溝口部長……」
真由(やだ、知り合いに見つかっちゃった! なんでここに! 恥ずかしい……)
●9コマ目
中年男「もう辞めてるんだから、溝口さんでいいよ(笑) 懐かしいね。あれ? 寿退社で主婦になったんじゃなかったけ? ご主人、確か、銀行員……。どうしたの、こんな仕事して。え? 生活苦しいの?(笑)」
真由「あ、はぁ……」
真由(もう、早く行ってよ~、デリカシーない、この人ホント苦手……)
●10コマ目
中年男「……制服、かわいいじゃない(笑)。会社のおじさん人気、トップクラスだった真由ちゃんが弁当売りね(笑)」
真由「あ、いや……」
真由(もう、やらしい目でジロジロ見ないでよ……、寒気がする……)
●11コマ目
中年男「……あのさ、生活苦しいなら……、援助、しようか?」
真由「は?」
中年男「いや、だからその……、ホテル1回付き合ってくれたら、お手当3万とか。いや、4万……」
真由「……!!!!!」
●12コマ目
真由「本当に、信じられない! 真昼間だよ! 気持ち悪い、最低!!!」
サキ「昔の会社の人事部長だっけ? いるんだねー、そういうやつw」
真由「すっごい、侮辱された気分! でも、制服着て立ってるだけで、サラリーマンのおじさん、やらしい目でジロジロ見てくるの。やっぱり、こんな歳でパートなんて……、女としてなめられるのかな……」
サキ「あはは、真由、美人だからねー。それに、30超えてから、色気出てきたし」
●13コマ目
真由「家の近所じゃ恥ずかしくて働けないから、都内で探したんだけど、こんな目に遭うなんて。しかも時給安いし、交通費引いたら……。ホント、ないね、短時間でできる,いい仕事って」
サキ「……まあ、あるには、あるけど……。で、今日、私をランチに誘ったのは何? 愚痴だけじゃないでしょ」
●14コマ目
真由「もう、サキしか本音で話せる友達いないよー。ママ友じゃ無理。呼んだのは、私にできる在宅ワークないかなって。出版社でしょ」
サキ「ま、こっちは世間体関係ない独女ですからねー笑。でも、残念ながら仕事はないよ。真由、資格も経験もないでしょ。今はね、資格があっても、あぶれてるの。フリーランスさん、たくさんいるんだから。そういう時代」
●15コマ目
真由「冷た……。えー、何か考えてよー。サキは私のメンターなんだからー」
サキ「また甘えるw わかった。これから言うこと、怒らないで聞いてね。普通のパートなんかしたって、空いてる時間全部使っても、旦那さんの減収分なんて、補えないよ」
真由「……」
●16コマ目
サキ「生活レベルを落とすのは、嫌なんでしょ? 子どもたちにも、いい教育、受けさせたいんでしょ? 自分が育ったような環境で、育てたいんでしょ?」
真由「……うん」
サキ「だったらね、『やらしい目で見られる自分』を武器にするの。見世物じゃなく──。品が良くて、美人の人妻。これ、すごい武器だよ」
●17コマ目
真由(サキがあんなこと言うなんて……、仕事しすぎなのか、なんか変わった、ドライになった……。風俗なんか……、絶対にやらないもん!!)
ピポピポ(LINEの通知の音)
サキのLINE「真由が考えているような業界じゃないかもよー。これ、さっき言ったガールズヘブンのリンクです。あのね、私もやってるの、風俗。出版不況だからさw」
●18コマ目
真由(ふー、やっと子どもたち寝た)
真由「ねえ、タカくん、リビングにいるの?」
●19コマ目
真由「ね、タカくん、最近、私たちコミュニケーションが足りないと思うの。転籍のことは、もういいよ。2人でがんばろう♡」
夫「ごめん、真由、そういう気分じゃない。もう寝る」
真由「………」
●20コマ目
ピポピポ
サキのLINE「何? ページ開いたって、どういうこと?」
真由のLINE「だから、ガールズヘブンってサイト! 人妻特典って何! どうやって探すの!!」
ピポピポ
サキのLINE「怖いんだけどw 何かあった? PCだよね、だったら、ヘッドのタブの『お仕事検索』→サイドバーの「特典から探す」を見よ!」
真由「あ、あった……。クリック」
●21コマ目
真由のLINE「派遣アロマって何!? 何するの?」
ピポピポ
サキのLINE「ホテルとか家に行って、性的なマッサージするの。最後はハンドフィニッシュ。フェラとかしなくていい、脱がなくてもいい、ソフトな風俗🐘」
真由のLINE「家はちょっと……」
ピポピポ
サキのLINE「お店に言えば、ホテルのみにしてくれる。だいたいのお店は女の子の要望に合わせてくれるよ👍」
●22コマ目
真由のLINE「週3日、4時間勤務で、日給4万円って本当?! 顔出ししなくていいって、本当なの!?」
ピポピポ
サキのLINE「待て待て~! どのページの、どこを見てるか知らんですw でも、ガールズヘブンに掲載されてるなら、ウソはないよ。『サイトパトロール』とか言って、定期的にお店の情報をチェックしてるみたいだし☆」
真由のLINE「じゃあ、信じていいのね!!」
サキのLINE「👍」
●23コマ目
真由(週3日、最初は日給2万円くらいだったとしても、月24万円──。幼稚園の急なお迎えとかもあるから、月20万円くらい? それでも十分、給料の減収分を補って余りある──。幼稚園変えなくていい、習い事もそのまま──)
●24コマ目
真由(SNSで応募なんて、できるんだ……。えいっ……!)
真由のLINE「ガールズヘブンで求人を拝見し、ご連絡させていただきました。できれば、応募の前にご説明をうかがいたいのですが……」
ピポピポ
お店のLINE「アロマ・アンジェロの三上と申します。この度はご連絡ありがとうございます。求人に興味をもっていただけたのでしょうか。このLINEで結構ですので、何でも聞いてくださいね」
真由(もう返ってきた、早っ。しかも丁寧)
●25コマ目
──数日後。
店長(男性)「今日は、わざわざお越しいただき、ありがとうございました。要望があったら、何でも言ってくださいね。では、後は三上から細かい説明をさせますので、ここで失礼します。ぜひ、一緒に頑張りましょう!」
真由「あ、はい、よろしくお願いします」
●26コマ目
三上「真由さん、体験入店の申し込み、ありがとうございます。真由さんみたいに上品できれいな方でしたら、すぐにファンができると思いますよ」
真由「いえいえ、そんな。でも、失礼ですけど、こんなに皆さん、きちんとされてるなんて、想像もしませんでした……。事務所もきれいですし……。私、すごい偏見、持ってました、苦笑」
●27コマ目
三上「ありがとうございます。そうですね、競争も激しいですから、よい女性に選んでいただけるようにしないと淘汰されてしまいますからね。それに、ガールズヘブンに掲載されるのは優良店がほとんどですから、どこもきちんとされていると思いますよ」
真由「そうなんですね。私、映画や漫画で、すごいイメージ持ってました。暗くて汚い事務所に、サングラスをかけた柄の悪いお店の方がいて、とか、笑」
<ウシジマくんみたいな?>
<そうそうw>
●28コマ目
三上「じゃあ、今日はありがとうございました。私たち、全力でサポートしますから!」
真由「ありがとうございます。じゃあ、明日。失礼します」
●29コマ目
ガシャン スーッ(エレベーターの扉が開く音)
絢花「はっ!」
真由「……!?」
●30コマ目
真由(今の子も面接かな? ああ、お店、いい人たちばかりで良かった。心配して損した……。よし! 私、頑張るぞ! 転籍出向なんかで、私が描く生活、変えられてたまるもんか!!)
(続く)
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第1話にも増して、削られている……苦笑。
確かに、改めて読めば、書きすぎだったなw 吹き出しが文字だらけになっちゃうじゃん😂 編集にお手間をかけただろうなー、すみませんでした😅
第3話の時点で、「もっと文字量を少なくしてください」って言われたんだったw
でも、第1話よりは少し慣れてきて、それが漫画にも反映されている気はする。とてもいい感じの仕上がりでした。ありがとうございました!
続きは、こちら(https://www.girlsheaven-job.net/girlsbox/hatsuhime2/)からご覧になれます
今のところ、1か月に1話upのペースだから、全10話が終わるのは秋?
一応、山あり谷あり、そして最後は感動できるようなストーリーにはしました!(内容は●●だけど! それに、その感動も●●で得た●●な金によって生まれたものだけどっ!!)
今後のupも楽しみです。
また、どこかでシナリオ書きたいっす。お仕事くださいw