PRADA 2000AW MEN

今回は、PRADA2000awのコレクションについて、書いていきたいと思います。

MIUCCIA PRADA主導で行われた2000AWの特徴としては、究極のスタンダード。はっきり言ってトレンドチックなものは、なくシンプルでクラシックなアイテムやスタイリングが多い。
今回はその特徴や魅力的な部分について、書いていきます。

・コレクション全体の特徴

Frist lookはAWらしい暖色系のアイテムでまとめられたset upが登場。
サイズ感は、上下ともに少しタイトめなシルエットでIラインが多い印象。
所々でグリーンやストライプと言ったアイテムは登場するものの、全体的にはダークトーンが中心で、シックな印象を受けた。
そういったトーンが落ち着いた中で、シックなアイテムが揃うと細やかな工夫などに自然と目がいき、上品で堅実なPRADAらしいLookに魅了される。

・注目アイテム

個人的に、注目したアイテムは、襟が広めで短丈のジャケット類。
襟が広いことでシンプルで有りながらも、モードな印象を与えることができ、この襟の広いアイテム類は、MIUCCAらしい遊び心あるデザイン性のあるアイテムであると思われる。
もう一つのポイントとしては、Look23から登場するニットポロ。
シルエットに大きな変更があるわけではないが、注目ポイントは素材使い。ボアっぽいアイテムやベロアっぽいアイテムなど多種多様な素材使いが見られデザイナーの技術力の高さが表れていた。
ほかにもレザーアイテム。クロコのアイテムは上品さもあるもので、コレクション全体を通しても、注目アイテムになる。

・全体を通して

PRADAらしい堅実なシルエットや素材の良さを十分に引き出したカッティング。１つ１つのアイテムが必ず人の目を止める能力を持ったアイテムばかりであった。
無駄なく最小限に構築されたシルエットは、他のブランドと比べても唯一無二な印象を受ける。
シンプルであるからこそ、素材やシルエットに目が行きやすく、玄人受けするアイテムが魅力的。

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