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Customineテクニック集 カスタマインアドベントカレンダー


はじめに

この記事はCustomine(カスタマイン) Advent Calendar 2024の記事10日目です。他のカレンダーもぜひご覧ください!

https://qiita.com/advent-calendar/2024/customine


⏰️絵文字で分岐処理をわかりやすくする

Customineの処理は一直線で並べて表示されます
これだと条件分岐の際にどこからどこまでが、「Aの処理」でどこからどこまでが「Bの処理」なのかわかりにくいです
そこでおすすめしたいのでコメントに絵文字を使用すること。

例えば私がよく使用するのがあか(🔴)とあお(🔵)の絵文字です
実例を見てみましょう。
ご覧のように500以上の場合、とそれ以外の場合の区切りが視覚的にわかりやすくなりませんか?

絵文字を使うとわかりやすい


分岐処理

絵文字への変換はGoogle日本語入力をインストールすることで簡単に変換ができるようになります。
ぜひインストールして使用してみたください


 ダブルクリックで、簡単にやることを繋げられる

こちらの便利機能意外と知られていないようなのでご紹介します。

カスタマイズを順番に動作させたいときによく使う「条件」ありますよね…
よく使うにもかかわらず、条件の選択一覧では下から2番目のあの「条件」です…
そう…条件「他のアクションの実行が完了した時」!!
今回のアップデートによって、条件選択欄をダブルクリックするだけで「他のアクションの実行が完了した時」が設定されるようになりました♪


 「なにもしない」でループの端の番号を固定する

一見すると何に使ったらいいのかわからない「なにもしない」
これが使いこなすと非常に便利です。
メンテナンスのしやすさが向上する「なにもしない」の使い方を説明します。
もっとも有効なのが「リストから要素を取り出す」です。
Customineの中でも使いこなせば便利だけど理解するのが難しいやることの一つだと感じます。

さて、リストから取り出すの基本系の形はこちらです。


リストから取り出すの基本形


この円になるようにつなぐのがポイントです。
しかし、これ運用していくと修正するのにとてもミスが発生しやすいです。
例えば、一度ループの処理を作成したものの、あとから1つやることを追加することを考えます。
このときにいつものように追加して、完了したときにで繋いでしまうとこうなります。

そこじゃない!!

正しく追加したいのはこっち・・・!

これを発生させないようにするのが最後の部分を「なにもしない」で挟んでおくことです。

ずれない!


なにもしないをおいておきましょう


こうすることでなにもしないの下からやることを繋げれば良く修正時のミスが減ります。


 よく使う処理はカスタマイズを書き出しておく

ページ単位あるいはカスタマイズ全体を書き出せる機能があります。
これを利用してよく使うようなカスタマイズは書き出して置くことで新しいアプリを作成した際に、簡単に使いまわしが可能になります。
私がよく使い回しているのが申請者や上長を社員マスタアプリから選択させるようなカスタマイズです。

サポートサイトのサンプルだと以下のようなカスタマイズです
絞り込み条件付きルックアップ


すべて書き出し
ページ単位で書き出し

定期実行タスクを個別のURLにアクセスする

定期実行タスクはアプリに紐づけることができないので、運用していくと散らかりがちです。
実は定期実行タスクにはカスタマイズIDが振られているので、以下のような形式でURLにアクセスをすると個別の編集画面にアクセスが可能です

https://app-customine.gusuku.io/index.html?workspace=カスタマイズID

カスタマイズIDについては実行履歴アプリを使用する確認可能です。
アプリの引き継ぎ資料などにURLを乗せておきましょう。

ジョブ実行履歴アプリのレコードを更新する

また、CustomineのカスタマイズのURlについては9日のアドベントカレンダーも参考にしてください
カスタマイン設定画面、どうやって開いてる?魔法URLのお話
https://www.r3it.com/blog/customine-adventcalendar-20241209-akane


 「指定のフィールドが閲覧可能ならば」で現在のアカウントがどれに所属しているか判定できるようにする

組織ごと、グループごとに動作を変えたい!ということあると思います。
それを作成していて問題となるのが、
今のアカウントが一体何に所属していて何に所属していないのかよくわからん?!
ということです。

そこで使えるのが、「指定のフィールドが閲覧可能ならば」とフィールドのアクセス権の組み合わせです。
想定する役割に応じて、フィールドにアクセス権を設定し、「指定のフィールドが閲覧可能ならば」で今の役割を判定すると視覚的にもわかりやすくなります。

特定のユーザーだけが押せるボタンを表示するなんてときに使えたりします。
また、不具合が起こったユーザーと同じ権限にしたい・・・!というときにも自分をフィールドの閲覧権限にいれるだけで再現もできるのもポイントです


フィールドを用意して閲覧権限を設定する


この例だと申請者とアプリの管理者としての権限を持っている。


申請者、承認者、経理、アプリの管理者権限を持っている。


 管理者だけのデバッグメニュー

  • とりあえず動かないからこの項目を修正してーーー!!
    と言われたときに困ったりしませんか?

    私はよくあります・・・。

    そんなときに使うのが上記の「指定のフィールドが閲覧可能ならば」と組み合わせて、管理者だけが使えるコマンドを設置してます。

    フィールドを全部表示するボタン
    代理で承認するボタン
    全部編集可能にするボタン

    なんかは作っておくと何かあったときに便利です。
    業務が止まってしまうのが一番まずいので、応急処置で対応しつつ、不具合の原因を探しましょう。
    こちらについては一度作成して使い回せるようにカスタマイズを書き出しておくと便利です


以上、細かいテクニック集でした。
今回アドベントカレンダー主催させていただいてなんとか人数があつまり良かったです!
これからもCustomineやkintoneを使って引き続き業務改善をたのしく行っていきましょう!
アドベントカレンダーはまだまだ続きます!

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