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PC版も出たので一年とちょっと越しでFF16を批評した(主にストーリー面)

※とある話題への勝手な反抗心から、なぜか騒動に紛れて被弾しているFF16を上げたり下げたり、その比較として黄金の合わなかったところを再認識している記事です。記憶で書いてます。
いや比較すんなや勢はどうぞお帰り下さい。


■ 今回の中身と関係ないぼやき

世間は未だ黄金の批評で盛り上がっておりますが、どうやらここ数年の間、FFとは全く無関係な新作を製作中らしいですね。既に顔を出しているのとは別にもう一作あるようで。
だからといって絶賛サービス中の既存作がクオリティダウン(というよりコストダウンが丸見えの成果)なんて許される訳もないが……。

黄金についてはとにかくメインが合わなかったので私はそこばかり注視していましたが、ストーリーとは別のコンテンツ部分の批評も納得できる記事が沢山ありました。
noteのような長文を書ける場の方が、Xの投稿と並べたら書き手が冷静になれるのは比べるべくもないので、読む側としても心地よいです。
他人様の解釈を読むのが好きなので、そういうコンテンツとして楽しむことも出来ます。
まあ元々日本語表現が正しい人の文章しか読まないけど。

利益を求める会社としてはごく普通の事なのでしょうが、様々な方のNoteを拝見して、確かに記念すべき10周年にヒカセンへの還元はなく(インしてもすることないし祝った記憶がないのであの頃課金切れてた気がする)潤沢に集めたエオルゼア住民税はFF14以外の部分へとほぼ全て流出しているということなのだろうか……。吉Pがメディア露出したインタビュー情報などを追っていると、そう思わざるを得ない雰囲気になってきた。

定食と揶揄される恒例行事以外の真新しいものが提供されないところで特にそう感じている。定食だけならば還元というよりも維持費なので。
利益を求める会社としてはごく普通の事なのでしょうが(二回目)なんかもっとあるじゃん…!!お金払ってるのに、エオルゼアという感謝を形で還元できる場がちゃんとあるのに、お礼は口だけでいいだろって?んな馬鹿な。私は開発陣ではなくFF14に金を払っているのですが。

私は個人的にアカウントを消したくない諸事情がある上に見限った訳でもないので俗に言う「引退」をする心算は一切ありませんが、さよなら宣言している方々はもっと早くに現実を見ていたのだろうな。

あと「粗探し」っていうのは「本来目に入らないものをわざわざ表に露出させて貶す」ことなので、普段のプレイで気になることや、インタビューの回答として残されている公の記録から引用するくらいじゃ到底当てはまらないんだな。まあ、信者気質であれば目が節穴なので仕方ないですね。
文字で戦いたいなら、最低限の日本語くらい勉強しておいで。

(グラフィックアップデートについては本当の本当にハウジングの描画負荷を元通りに下げてくれ吉田…)

(DPSのレベリングしたいけどルレは待ちが長すぎるし、Fateは秒で飽きるし、コンサポはウが確定で居て地雷に耐え切れないし無駄に時間かかるし、フレはみんな零式行ってるか見切って別ゲー行ってるかでプレイ時間合わないし──くそ、やってらんねえ!)

つい長くなってしまった。
以上は様々な方の感想や動画を拝見した上でうまれた最近のぼやきでして、今回は別の話をします。


■ FF16が黄金のレガシーと同じくらい酷い…?

こういった主旨の話題を見かけたので、そりゃさすがにないな。と思いこの記事を書きました。だけど賛も否もあります。
書くまでもないですが、もちろん筆者の主観です。
一言でいうと、そう感じるのは欠落した読解力のせいなので理解することを放棄して一括りにしないでいただきたい。

勝手に対抗心が騒めいているので擁護に見えるかもしれないが、私はどんな作品に依存しても信者にはなれない達観した性格なので褒めてない部分もあるし、いつのまにか出ていたDLCをやっていない程度の距離感でいる人間の戯言と思ってほしい。
FF14も早々にすることなくなって(ギャザクラ育て終わってないとかはあるけど)休止中なので、じゃあNote更新しよ!となった。

(大変余談ですがヒカセン達って基本的に課金切らないもんなんですね…??すごくない??14に限らずサブスク嫌いなのもあるけど、ナギ節とか普通に切ってます。月額払う価値があるかないかは毎度考えるし。)

■ FF16の総評

ヴァリスゼアについて(もっとネーミング切り離せなかったのか)気になる部分はあったにせよ、総評としては良評価だった。けれどひたすら人を選ぶシーンが多いかな、とは思った。
FFシリーズ新作ってだけで、惹かれる人・身構える人に分かれる気がするので、年齢層も含めてどんなターゲット層を狙って売り込んでいるんだろうとか。
私自身は過去作に詳しい訳では無いので、全作品を追ってきた人から見たら根本的に観点が異なるだろうし、過去作と比較したらメインストーリーの尖り方とかどうなんだろう?

ちなみに私が好みな展開=万人受けしない、と思っていたりする。根が天邪鬼なので(流行りものに興味を持てないというニュアンス)。
巷では蒼天が雰囲気近いと言われていたが、私は竜騎士が出てくる以外でそれを感じなかったので漆黒のほうが近いんじゃないかな。
何となくの印象なので具体的な説明は難しいが、一部キャラクター設定の傾向とか、ストーリー全体の重さとか、各々の描写の空気感とか近いような。まあ個人差があるでしょう。

しかし長期間プレイできるようなやり込み要素は特にないので、もう一年以上触っていない。そういった面で、巷で流行っている他作品には到底敵わないコンテンツ不足がままあるんじゃないかとも思う。
でもほぼ同時期にやったホグワーツレガシーも特にやり込み要素はないので、そう考えるとサービスが続く限りアプデがあってモチベが増えていくオンラインゲームにやはり軍配が上がる。別ゲーやるとFF14すげえなって戻ってくるんですよね。

んで、とにかく賛否両論なのはものすんごい分かるストーリーだった。
でも流石にFF16>>>>>越えられない壁>>>>>黄金のレガシーくらいはあったよ!?
※ジャンルもシステムも何もかも違うが、運営が同じなのでこの記事の中でも比較させていただいています。

あとは今更グッズ出すん?とか今まさに思ってるので、マーケティング方面が微妙なのかもしれないな。去年発売してたらプレイした高揚感で買ってたと思う。大人ジョシュアが好きなんですが、PS5版発売当時は幼少期イラストのグッズしかなかったような気がする。

クライヴくんもなよなよシーンがあったって?(前記事参照)
いや身体くねくねシーンとか無かっただろ。ウと違って。


■ 好き・残念ポイントまとめ

端的に個人的善し悪しを並べてみました。
下に続くのはこれを深掘りしたり違う話をしてたりなので、進むなりここで止めるなり、ある程度の判断材料にしてください。

■ 好きなところ
世界設定がそもそも大好物だった。ベアターに対する扱いが一種の魔女狩りみたいだなって
・拘りが強すぎて大半の作品においてキャラ単体推しの私が、箱推し出来るくらい魅力的なキャラが多い。声がアンマッチなキャラとかもいなかったと思う(モブは覚えてない)
・グラフィックが美麗で、キャラクターの仕草や細かい動きまで作られていた。一人選ぶなら大人ジョシュア推し(どう見てもテミス
・PS5のスペック限界を攻めた作りなので、ムービーと実際のゲーム画面の画質格差があんまりない(PC版は重さどんななんだろ)
・アクセサリーでバトル難易度を変えられる。ストーリー重視プレイだったので有効活用した
・ゲーム内の足音が好きな私にとってフィールドを駆け巡って聞ける足音が非常に良い音をしていた。BGMもよくて作品を通して好きな曲が増えた
主人公の葛藤が上手く描かれていた(ウ下げ)主人公がちゃんと自国民に愛されていた(ウ下げ)
・アルテマの声が好きすぎて「顔より声なんだな……」という自覚を得つつ後半は変な興奮状態だった。(顔は流石に……)
・下でちょっと貶してる部分はあるが、万人受け路線ではなく挑戦心を抱いて尖ったストーリーなのが高得点だった
トルガルかわいい
・最初はクライヴって呼ばれてた彼が発売日後に段々と「クライヴくん」って呼ばれ始めたニュアンスの違い、理解できると面白い(あまりにも主人公が総受け属性過ぎて随分と人を選びすぎるキャラ生み出したなって思った)
ブドウが高グラフィックだった(ヒカセンしか反応できない欠点)

ご都合設定が無視できる作りになれているか、
みたいな処もあるな…

■ 残念だったところ
・景色が作り込まれているのにオープンワールドではないため、探索に関してはやや不自由。かのFF15から学んだのだろうけど物足りなくて残念(FF15もプレイ済)。良くも悪くもストーリーに全振り仕様
・NPCと合流(同行)できるのが物語後半のため、序盤~中盤の景色の良い時間軸で一緒に散策とか出来ない
・ザンブレク周りのストーリーが特に内容薄かった記憶がある。他国に比べて主要人物・設定要素が多いのに、語られる程度は他国とほぼ同等なので、ボリュームが釣り合ってないと感じた
・一部サブクエストがサブではなくて「メインに入れられなかった尺をサブという形で分けた」クエストに見受けられた。しかも進行状況でロックがかかるので、サブなのにある程度見られるタイミングが縛られている。あとラスボス直前でサブクエ乱立は流石にメインに組み込めよと思った(俗にいう死亡フラグ回収祭)
・ラスボスを倒したら自動で次の周回に入るっていうシステムが好みじゃない。解釈次第でまあ…というエンディングなのでその仕様にしたのだろうが、エンド後の世界も歩きたかった
ストーリー面での周回要素がほぼ無い。いや皆無かも。FF零式みたいなエンディング変わる(or 別視点が見れる)仕様が良かった
・ディオンとテランスのキスシーンはどういう意図で入れようってなった……?と混乱の極み。地雷とかそういう話じゃなくてビックリした。まあ関係を細かく描ける尺はないので、「このシーン入れておいて片方を殺せば感動するやろ?」みたいな偏見を持った。”手を握り合って額を合わせる”とかに控えた方が様々な解釈で取れるし、芸術的美を感じられたと思います!
パッと見でも気づく誤植や誤表現がシナリオ上に複数あった。有名なのは「不死鳥の炎の絶えんことを」(これじゃジョシュア教徒がジョシュアに死んで欲しいって言ってることになる)今は直ってるのかな?

DLCってまだ増えるのかなー

文章化すると不満点が思ったより多い。
さてさて、上の箇条書きで大半の人が振り落とされたとみて、記憶を思い起こして続けてみる。

■ 私もFF16と黄金を比較してみた

FF16をクリアした時に、真っ先に浮かんだ感想があるんですが。
「これ、二次創作してもらう前提で作った…?」です。いやクライヴくんがあまりにも腐向け過ぎるとかそういう話ではないです。そもそも二次創作=腐でもないです。
もしやこれを感じている時点で、創作しない人から見たら「掘り下げ不足」ってやつなのかな?黄金の評価においてよく出てくるワード。
創作意欲を掻き立てる魅力的な素材は山ほどあった。世界設定然り、キャラクター然り。
対して黄金は獣人が多かったのもあって、個人的にはそういった無意識に人物背景が気になる好奇心は皆無だった。
私は見た目が人間のキャラクターたちが自分の力を奮って醜い争いを繰り広げるのが好きです。なのでFF16は私にぴったりな設定でした。
人間族以外もよく登場するファンタジーゲームを自らやっておいて、ここの意思は揺るがないんだなって自分でも思います(ここまでの時点で、黄金と没入具合の差が伝わっていると思いますが……)。

そんな好みなので「黄金のレガシーは素材だけは良かった」みたいな評価も、正直私はいまいち理解できてない。「素材……良……?どk……そうなんだ!まあ人によるよね!」って感じ。

創作をするようなヤバイ奴(※)って敢えて描かれていない幕間を妄想するのは再前提として、キャラクターの手足の動きから視線の動きから、ひとつひとつの細かい仕草まで見てプレイしていると思います。
(※筆者は別界隈で二次創作をしているヤバイ奴です。)
で、FF16ってそういう些細なところまでめっちゃ作り込まれていて、グラフィックが素晴らしかったのも勿論あるが、キャラクターの動きにも制約が多いFF14とは比べ物にならないくらい良い部分が多かった。ストーリーの語りは勿論、クライヴ達の人生をその場の空気感ごと体感させてくれる作りになっていた(リップシンクが海外仕様だとか、ここの動きは変じゃね?みたいな部分があったことは敢えて横に退けて褒めるスタンス)。
逆に言えば、よく噛まないと美味しくない料理みたいな雰囲気があった。咀嚼するほど味がして深みが出る、とかそんな感じ。なのでもちろん、料理を見ただけでは肝心な美味しさが伝わってこない。

あとは純粋に、サービス期間の長いFF14はキャラクター個性(性格や見た目の設定)のインフレが起こっているので、どうにか目立たせようと個性もりもりで実装された新キャラに対して好きになる魅力が薄い(個人的な癖に合わないだけなのでまあ仕方ない)。
そうじゃないキャラが生まれた時は世間では平凡と言われがちなのだが、癖が強いよりは断然好みである。

少し話が逸れた。
つまりは世界観に上手く没入できなかったり、幕間に隠れた話の想像力だとか描かれていない部分の補完だとかを普段しないタイプの人が見れば、FF16は非常につまらない作品になったのではないだろうか。良くも悪くもリアリティを追求した濃厚なゲームだった、というのがメインストーリーに対する私の評価です。
まあ突然5年後に飛んだ時にはさすがに「ほぁあ?」って言ったけど。突然BLシーンがあるとか、ナチュラルに裸で抱き合う(?)とか、前触れなしの怒涛の展開に置いていかれることもあったけど!


■ 個人的に気に障る人の話

文明の利器のお陰で手間もかけずにいろいろな話題が目に入りますが、説明の為に一部の方を大きく括り、やや過激な発言をします。

デジタルに慣れた昨今の人は目の前にある言葉をインプットするだけで思考が止まり、「話の裏や側面、または比喩表現」を理解できない人が多いらしいんです。
ちょっとした具体例を挙げると、「あれ、それ」が文章中に出てきた時に、何を指すのか分からないとか。一から十まで詳細に説明されないと、紐づいている話の前後関係が分からないとか。
日頃、すぐ論点がズレてしまっている話題を見ることも多いですよね。横目に見ていやいやそうはならんやろと思ったりします。
即ち、言葉に隠れた意味を察する能力が衰えている印象があります。そしてその衰えを他人のせい(相手の文章の書き方が悪いとか)にするからひどく目についたりする。こうともとれるよな、という別視点さえ理解できれば頭に血が上ることもないのに。

その不満がどうFF16に関わるかって、作中には様々な意味を持たせて、複数の解釈を与えるオブラートに包まれたセリフ回しが多数あった。これは無論、掘り下げ不足とは別枠です。面白い物語って提供された一種の謎を読者側から歩み寄って解読して自分なりに理解するものなので、本来そういう構造だと思っているんだけれども。
そういったタイプの人がここぞとばかりに「つまらなかった、平凡だった」と過少評価しているのではないかと思いました。

だからこそ、明らかに不足・矛盾している上に、物語性を欠いた説明調で脳直ストーリーかつモブ視点で進む黄金と。しっかり登場人物の一人として立ち、没入して物語を楽しむことが出来るFF16を一緒くたにしてほしくない。

「どっちもつまらない」と感じただけならいいんです。
単純にそういう感性なんですから。
そもそもゲームが飽和しているこの時代は、基本的にプレイヤー側もみんな基本が辛口評価になるのだとも思っています。私だって無意識にそうなっていると思います。時間が経つほどにプレイ経験のある作品が増えるので当たり前です。
でも黄金と同じだなんて評価をした人は、読解力が致命的に欠けているか、この風潮に便乗してとりあえず運営を叩きたいだけの輩でしょう。
そう考えると黄金は「話を理解しようと歩み寄る気力を四方八方から執拗に繰り返しぶち壊してくる鬱陶しいヒカセン俄かキャラが主人公」だったのが終始自分には合わなかったな。

私の自機が……モブ……


(二次創作ってワード飛び交ってるけど私は幼少期から二次創作をする側の人間なのでしない人の作品との向き合い方がいまいち分からず、「創作はしないけど幕間の妄想するよ!」みたいな人がいたらすみません。よく書かずに我慢できるな?(褒めてる))

■ サブクエ…だよね?

話は戻り、二次創作オタク向けか?と思った理由のもう一つは、ほぼメインクエストのサブクエストが多々あった事。創作勢は隅々まで見る。何なら医務室で眠っているディオンとジョシュアの掛布の中が覗けないか小一時間格闘する。いや別に創作勢じゃなくてもコンプ思考だったりPSトロフィー目当て、須く楽しみたいタイプの方は見るでしょう。
これの良い点はメインキャラクターがサブクエストを握っているため、サブクエストを消化する意欲が湧く(ちょっとFF14下げ)。悪い点はこれをやらないと本来「楽しんでほしい!」と重視しているはずのメインストーリーが完成しないのに、恰もやらなくてよさそうなサブクエストとして実装されていること。
ストーリーを売りにしてる割に、矛盾してると思った部分がここ。

残念ながらサブクエストをやったから全てが補完されるというわけでもないが、すべて無視して真っ直ぐに進みラスボスを倒した人は、まずもってストーリーに理解が追い付かなかったのではないだろうか。なぜこんな構造にしたのだろうって疑問は湧く。せっかくダンジョン数とか討滅戦数とかに縛られず作れたのに勿体ないなあと思った。


■ 全く関係ない推し声優の話

語りたかったので、全く関係ない話を差し込んでみる。

好きな声優さんはたくさんいるが、今回FF16にも出演していた宮本さんが私は好きだ。別作品で推しのキャラを演じられている。
発売前にFF16のPVを見た時「えっ宮本さんの声する!?」と興奮したのも懐かしい。
誰役なのかどこで聞けるのかと思いきや、そう、アルテマである。
まだそれを知らなかった頃、中盤辺りを進めていた私は「もしかしてもう登場してて聞き逃した……?」なんて思い、愚かにもGoogle先生に聞いてしまった。そして一番見ちゃいけなさそうな四文字の横に並ぶ宮本さんの名前。まあ慌ててサイトを閉じたよね。
あ~~良い声!!超絶見下されている!!キャッキャ

閑話休題。


■ PS5限定ってやっぱ厳しかったよね

(追記)Steamランキング一位取ってる話題見た!おめでと!!マジで誰もプレイの話題出さないだけってこと???そんなバナナ……
業界詳しめな職場の人にスクエニの話聞いたら「直近で赤字作品連続してるけど新作で黒字出しまくってる他社よりも結局IPが一強」って言ってて酷評ばかり目についても売り上げで見るとそうなんだ!ってびっくりした。「古いIPのブランド力に縋りついてるからいつかその日は来るかもだけど、まだまだそれで全然会社が成り立つ」とも言ってた。なるほど……。

売り上げがどうの、という話題には当時PS5限定だった(今はPC版が出たが)のがやはりネックだと思う。日本では特に。熱暴走の話題も出ていたので最適化出来ていたのかどうかは結局怪しいところだが、売り上げを考えるのであればPCと同時発売が好ましかったのではないだろうか。
後々対応されるといっても、作品の流行りというのは最初の発売日に即していると思う。だからいざPC版が出ても作品としての話題性が…いまいち…賑やかにならないな…という気持ち。

少なくとも日本ではPS5の普及率が確実に影響してしまうけど、海外路線を意識するならそこまで気にしなくても良いとかあるのかな?
私はどうせいつか買う羽目になるだろうと思っていたので、同梱版を購入した(ちなみに当時二日で起動しなくなり不良品を掴まされた)。白い筐体が好きではないし部屋に合わないので、黒に統一されたFF16のデザインが好きだった。今はややインテリアと化しているが、Blu-rayや録画再生機を兼ねているので録り貯めたアニメでも見る予定だ。


■ あまり褒められてる感じがしないので褒めて〆たい

思いつく限りの感想を述べただけなのでお勧めしようとしているのか何なのか自分でも曖昧になってしまったが、PVを見てキャラクター的魅力を感じている方々には是非プレイしていただきたい。PS5がなくてもPCで遊べるようになったよ!!
召喚獣の力を使って戦うバトルもド派手で楽しかった。あの映画のような高画質のまま本編を遊べます。

FFらしさ、という部分も度々論点になるが「クリスタルの力で栄えた国同士の争い」「お馴染みの召喚獣が揃って登場」するのは十分にファイナルファンタジーだと思う。逆にその程度の要素で収めないと縛りが強くて不自由になるのではないだろうか。
問題はそこからどれくらいオリジナルかつ面白い要素を肉付けできるかというところで、神降ろし(先祖返り?)のようなポジションにあるドミナント達もとても魅力に感じた。人型に固執しているので半顕現バハムートも見たかったよ!!
むしろこんなのファイナルファンタジーじゃない!!なんて気概のある人はスクエニに入社して新しい風を吹かせ、自ら筆を執るべきだと思う。

魔法を使える側が迫害される(ドミナントだけ別ってのが不思議だったが)というのもそれなりに新鮮味があったが、物語を追うにつれ根深い歴史が生まれた原因の一端を知ることもできる。人間って本ッ当に愚かだな〜。
避けられないご都合展開はあるが、ヴァリスゼアの世界にのめり込めば込むほど「この間にはこんな展開があったのかな」という妄想や期待が一種の楽しみになる。あとエンディングについても様々な考察が巡るくらい意味深な終わり方をするので、是非自分だけの解釈でこの物語を楽しんでください。

■ 蛇足

書きながら思い出してきたけど「ベアラー自身が虐げられるだけで産んだ母親は特に罪にならないんだな……」とか「逆にドミナント産むと親も格上げされるって人権もクソもないな」とか「ベアラーってだけで想像の百倍消耗品扱いで怖。まだ家電の方が優しく使われてる」とか「皇国の跡取り息子(暫定)が側近♂と公に熱愛中っていいのかよ」とか「一国の公妃がそんなビッチで尻軽な売女でいいのか」とか「クソ穴ベラ!」とか「やっぱ教祖=エロジジイだな」——とか、つつけば色々本音はあるんですけれども。
ここまで来ると逆に面白くなってくる部分もあるんですよ。批判ではなくて笑いながらツッコミ入れてました。いっそ話の矛盾点探すのも面白くないですか?(褒め……?)

とりあえず私はザンブレク皇国を掘り下げたDLCが欲しいな。
あとディオンやジョシュア視点でこの世界を歩いてみたい。

アルテマウェポンかっこい~!


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