カップラーメンを待つくらいの間でわかる音楽講座 歌のアクセントとベース(その2) b labo vol.30
歌のアクセントとベース(その2)
「待つわ」(あみん)については、ジャズなのかレゲェなのか?専門家の間で長い論争が続いているそうです。
(ウソです、勝手に私が言っているだけ)
ベースは1度と5度でドーン・ドーンと弾く典型的な2ビートのパターンです。しかしもう少し掘り下げてメロディのリズムまで考えると、これがけっこうハネています。それもスウィングビートとかなりシンクロするようなハネ方です。
(スウィングはジャズの典型的なリズムでチーチキ・チーチキと覚えてください)
チーチキ・チーチキと感じながら2拍・4拍で指パッチンして気取って歌ってみてください。「待つわってジャズだったのね!」ときっと思うことでしょう。
一方レゲェで考えるためには譜割を倍にして考えなおす必要があります。
出だしの「かわいいフリして」ここまでが通常では一小節です。
レゲェ的にすると「かわいいフリしてあの子わりと」ここまでを一小節と考えます。この譜割で2拍・4拍にバスドラムを感じながら、なんならボブ・マーリーのNatural Mysticでも聴きながら歌ってみてください。
「待つわってレゲェだったのね!」ときっと思うことでしょう。
ちなみにサビの部分「わたし待つわ」のところには、はっきりとレゲェのウラ打ちが入っています。
ジャズとレゲェは表裏一体の関係!?面白いですね。