テニス　ダブルスの戦略　#5

こんにちは、Zacです。

今日はダブルス　デュースサイドのリターンゲームにおける戦略の１つを書きます。

リターンで自分がデュースサイドの場合、相手のサービスが右利きであれば、ややアレーよりに構えます。

もし相手がスライスサーブを打つケースが多ければ、試合の早い段階でストレートに強く打ちましょう。
このショットにより、例えストレートショットがミスだったとしても『相手はストレートも打ってくるな』と思わせることで思いきったポーチに出にくくなります。

また、相手の前衛が右利きで余裕があればストレートに強スピンで中ロブ気味に打ってみるのも有効です。高いバックボレーは余裕が無いと強打しにくいため、返球が甘くなるかミスを誘ったり、うまくいけばギリギリ手が届かない範囲でコートに入ってエースになることもあります。

また、1度ストレートに打っておくことで相手はポーチに迷いが出てくるため、ややセンター気味の手が届くかどうかのところに浅目のリターンを打つと中途半端に手を伸ばして触ってミスしてくれるケースもあります。

ただし、この戦略が通用するのは中級程度までか試合経験の少ない相手のときのみです。
上級者や経験の長い選手は上にに書いた戦略は全て頭に入れた状態で構えています。
そうするとストレートは狙い打ちされますし、リターンの態勢を見てポーチに出てくるのであまり効果はありません。

それでも相手の力量を試す意味でも序盤にストレートを打つのは有効だと思います。

上級者の場合は、更に高度な戦略が必要になります。ポイントは相手の得意な形にさせないこと。一旦ストレートにロブを上げて相手の陣形を崩したり、いきなりクロスにドロップを打ったりして相手に的を絞らせないことの方が重要です。

デュースサイドのリターンにおける戦略でした。

アドサイドのリターン戦略はまた次回。