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あなたが成功できていないのは要領が悪いから

成功をしているというか、物事を上手にやっている人は要領がいいです。

要領がいいのは、頭がいいのとは少し違います。でも、勉強ができるよりも要領がいい方が社会では自分の役に立ちます。

ある会社にマジメな社員がいました。ある時、同僚の社員が秀逸な企画を考えました。彼はその企画に感心し、ぜひ手伝いたいと思いました。しかし、予算が必要なので、上司の承認がいります。同僚は、上司に稟議書を出したのですが、上司からの返事はありません。

たまりかねたマジメな社員は、「彼の企画はどうなっているんですか?」と聞きました。上司は、「今は忙しいから後で見ておく」と返事をします。すると彼は、「それはおかしいです。忙しいように見えないし、僕から見て企画の承認よりも大事な仕事があるように思えません。」と言いました。

上司は怒り狂って、「生意気言うな!」と怒鳴ります。

最終的に、企画は承認されて、同僚が成果を出して評価も上がりました。一方でマジメな社員は上司から嫌がらせを受けることになりました。


マジメな社員がやったことは間違っていないし、悪いのは上司の方だと思います。しかし、結果的に自分の評価を下げてしまい(上司が悪いのですが)、嫌がらせを受けることになってしまった彼は要領が悪いのです。


なんだか物事がうまくいかない人は、たいてい要領が悪いです。

要領がいいとは、物事をうまく処理をする方法や手段のことを言いますが、「物事の主要な部分」という意味もあります。

つまり、目指していることに対して、主要な部分を外しているから、物事がうまくいかないのです。

先ほどの企画の件で言えば、主要な部分は、上司に承認を取り、実行に移すことです。ならば、上司の決済は遅い場合、「決済はいついただけそうですか?」と聞けばいいのです。「そのうちに」と曖昧な返事をされたら、「明後日くらいと考えていいですか?」とこちらから期限を決めればいいのです。

たとえ、自分に考えが正論であったとしても、正解かどうかはわかりません。正解とは、答えがある問いに対して成立するものです。

「会社の規則を守るべきか?」という問いに対しては、「守る」が正解でしょう。

「上司には従うべきか?」という問いに対しては、正解はありません。それは、上司によるからです。もちろん、バカな上司に従う必要はありません。あなたもバカになってしまいます。でも、逆らう必要もありません。敵を作ると面倒が増えます。だから、自分にとっての正解(この場合は企画を動かす)から逆算して上司とコミュニケーションを取ればいいのです。

あなた自身、正しすぎて要領が悪く、成功していないのではないかと振り返ってみてください。

もうひとつ、要領の悪いタイプがあります。

いわゆる「人のいい人」です。頼まれたら断れない人や自分を押し殺してしまう人ですね。

いい人であることは大切です。しかし、世の中にはいい人を利用しようとする自分の悪さを気づいていない人がいます。いい人は、こうした人に利用されてしまうのです。

いい人はナメられます。だから、要領(この場合は、物事をうまく処理するの意)のいい人に利用されて、面倒なことが増えてしまうのです。

ということで、何かで成功しようと思うなら、

1:ビビリを認めて、行動をする
2:自分について考える
3:要領をよくする

この3点が成功を目指す上での、土台となります。

「成功を目指す前になんとかしておきたいこと」

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