マジ！好きなことをやれば成功できますか？

「好きなことをやれば成功できますか？」と質問されることがありますが、こちらが聞きたいのは、「なぜ、好きでもないことをやっているのですか？」ということです。

好きなことをして成功するかどうかを聞くよりも、成功しそうにないのに、好きでないことをやっている方が問題でしょう。

仮に、好きなことをして成功しないとしても、好きでないことをやっているよりはずいぶんとマシだと思うのですが。

ん？？好きなことがわからない

世の中には「今の仕事は好きではないので、やる気が出ない。自分が好きな仕事をしたい」という人が少なからずいます。

そういう人に「どんな事が好きなのですか？」と質問をすると「わからない」と返ってくることが多いのも不思議。ほかにも「評価される仕事」「成功できる仕事」などという回答もありますが、これも不思議。

好きなことはわからないけど、今の仕事が好きでないことはわかるということなのですね。

ハローワークの窓口で「どんな仕事をしたいですか？」と質問をされて、「わからない」と答えるのは論外として、「評価される仕事」とか「やりがいのある仕事」と答えると、「どんな仕事をしたいのですか？」と聞き返されるでしょう。

で、担当者に「あなたは、何ができますか？」と聞かれて、これまでやってきた仕事を答えると、めでたく、「これまでやってきた仕事」を紹介されます。

愕然！！嫌いなことを続けてしまう理由

成功するかどうかはともかく、好きでないことはとっととやめてしまえないいいと思います。しかし、「そうですね！気が楽になりました！」と本当にやめる人はいません。

好きな仕事がなんだかよくわからず、今の仕事が好きになれない理由は、２つのパターンが考えられます。

１：仕事自体が好きではない

２：上司などの人間関係が好きではない

いずれにしても、いやな仕事をいやでなくする方法は、自分を暗示にかけるか、環境を変えるということになります。要は、転職か独立です。

でも、転職をしないのは、人間は変化を嫌うものだし、独立をしないのは、好きなことで食べて行く自信がないからでしょう。

ラッキーにも、好きな仕事を発見する方法がある！

それでも、好きな仕事をしたいなら、最低限、まずは何が好きな仕事なのかを明確にしなければなりませんね。

幸いにも自分の好きな仕事を見つけるステップがあり、その方法は、大抵の場合、次の通りです。

１：好きなことを書き出す（子どもの頃に好きだったことも含めて）
２：嫌いなことを書き出す
３：両立する仕事を探す

たったこれだけなので、すぐに好きな仕事は見つかります。

ただし、好きな仕事をしたからといって、成功するとは限りませんよ。でも、同じ成功しないのなら、好きでない仕事をするよりもいいですね（くどい）。

好きな仕事で食べて行く方法

転職をして好きな仕事ができるかどうかは微妙です。外から見た会社と実際に働いてみる印象は違うものです。また、好きになれない上司の下に配属されれば一巻の終わりです。

好きな仕事で食べて行くためには、独立が最適です。

で、独立をして食べていけるかどうかは、個人のスキルによりますが、おおよそは予想ができます。

好きな仕事が仕事のレベルになっていれば大丈夫です。仕事のレベルになっていないとは、趣味レベルということです。

趣味で好きなことをするのはなんの問題もありません。しかし、それを仕事にしようとすると、ハードルが上がります。仕事とは、依頼者がいて、その人から報酬をもらうということです。そのため、依頼者が期待するレベルのスキルや品質がないと、仕事をして成立しません。

仮に、あなたが、料理が好だとして、友人に手料理を振る舞うのと、見知らぬ人からお金をいただいて提供する料理は同じものではないでしょう。

好きな仕事で食べていけるかどうかが不安になる理由は、好きと嫌いの軸で判断をするからです。

好きなことを仕事にして成功するためには、「好き」と「できる」の二軸で考える必要があります。さらに、お金がもらえるレベルとなると、好きと「他者から望まれている」という二軸で考えると成功の確率がわかる。
趣味と仕事の違いは、

１：人の役に立つこと（望んでいる人がいる）
２：他者があなたにお金を払ってでもしてほしいレベルであること
です。

成功しやすい順番を示すと、上の図のようになります。

よく成功者が「目の前のことを一生懸命にやった結果、成功した」という話をしますね。それは、ほかの人から望まれていることを一生懸命にやったということです。自分の好きなことを好きなようにやったという話ではありません。

単に自分が好きなことをやれば好きなことをやれば成功できるという因果関係はありません。

もっと言えば、そもそも「好き」ということも怪しい場合が多いです。多くの場合、他人がやっていることを見て、自分もやってみたいと思うところからスタートしています。要は、好きは情報なのです。

もちろん、最初はそれで構いません。好きなことなら、行動をためらう必要はないでしょう。そもそも、成功するかどうかはわからないがやりたいということが好きなことのはずです。

やってみれば結果は出ます。結果が悪ければがんばればいいのです。こうして好きなことをしていると、自分の才能に気づきます。

才能とは、「好きなこと×できること×望まれること」ですからね。