1stインスペクション思い出①衣装
皆さん、ご一読いただきありがとうございます。
前回の記事を踏まえ、ここからは、1stインスペクションの思い出を書いていきますね。
(*1stインスペクション→???という方は、前回の記事をお読みください。)
さて、1stインスぺクション(以下インスぺ)の課題は、テーマに即したガイドブック掲載のための写真撮影でした。
テーマは、なんと!「○」
これを、表現せよ!というお題だったんです。
ええっ??って、なりません??
ただ、浴衣・着物をそのまま着ればいいわけではないんです。
和や着物は大好きだけど、着物を今風に着崩して着たこともない・・・
その表現に自分らしさも必要だし・・・
果たして、このテーマを衣装で表現できるのか??
頭を悩ませました。
撮影の日が近づくにつれて焦っていました。
いろいろ考えてコーディネートして写真を撮ってみるものの、どれもしっくりいかない。。。
そんなとき、話し方の先生である亜紀先生に、心の声をふと漏らしたことで、「あ!いい人がいるかも?!」と、ブライダルの衣装を手がけてこられたというスタイリストさんをご紹介いただきました。
このことで、運が開けました!
そのスタイリストさんは、
「新調するのではなく持っているもののなかで、なにかしら、きっとあるはず!!」
半信半疑で、持っている着物、帯、洋服・・・ありったけのものを並べて、見ていただきました。
そうしたら、なんと!
すぐに、「これいいんじゃない??」と手にとった着物が。
まじまじと丁寧に見てくださったのは、祖母から受け継いだものの、まだ一度も袖を通していなかった紬の着物。
紬って、現代の洋服に例えると、ジーンズとか、割烹着、家着のような部類のもの。
まさか、晴れのガイドトブック撮影に、紬の着物をセレクトするとは!?
これだけでも、とても驚いたのですが、
「これにね、この帯はどう??」
「そして、〇〇〇をあしらって、着方はこう・・・・」
どんどんコーディネートが進んでいく。
とまどいながらも、身体にまとった瞬間、「いい!!これ、すごくいい!!」と、全身に熱いものが流れました!
でもね、普通に着るだけでは面白くないから、着方を工夫しよう!と、またもや斬新な提案が!
普段の自分なら絶対にしない着方だが、不思議と、この着方にチャレンジしたい!という意欲がむくむくと湧き上がってきました。
このコーディネートを通して、1人では絶対に選ばない組み合わせや着方だけでなく、様々な気づきを頂きました。
なにより、私って、こんなにチャレンジ精神があったんだ!と、自分でも知らなかった自分に出会えたことが、一番の楽しい思い出となりました。
着付けは、簡単な方法ではなかったので、改めて別日で教えていただきました。。
それが、本番のわずか2日前のこと(>_<)
少し不安はあったものの、下準備を入念にし、何度も家で練習を重ねた甲斐があり、当日は、1人で着付けをすることに成功!!髪も自分で結って、撮影に臨みました。
きらびやかな衣装に身を包んだ方が多く、気おくれしそうだったけど、私は、私!
納得のいくコーディネートができたから、満足!!
周りの人と比較することもなく、楽しく撮影に臨めたことも嬉しかったです。
人生、誰と出会うか!これが最も大切!!
そんなことも実感できた1stインスぺでした。
ガイドブックの出来上がりが今から楽しみです!