「棚の本:人間の建設」記事の注
「棚の本:人間の建設」記事の注です。
※岡によると、「人は自己中心に知情意し、感覚し、行為する。その自己中心的な広い意味の行為をしようとする本能を無明という」そうです(14頁)。
goo辞書だと、「仏語。邪見・俗念に妨げられて真理を悟ることができない無知。」
※※トルストイは、82歳で侍医を伴い家出。駅長舎で亡くなったのだそう。終着駅の名は、アスターポヴォ駅。
※※※ 獣類と違って「人の頭には本能や欲情に対する自動調節装置は全然ない」「その代わり意識して自主的にそういうものを抑える力が大脳前頭葉に与えられている」という脳の構造の話が出てくるのですが(120頁)、今のSNSのアルゴリズムは、本能や欲情を刺激するだけでなく、抑制の機能も着実に担いつつあるな、と感じます。
棚主は、おすすめに従い、棚を借り、スマホ依存脱却によいとされる読書を始めたし、最近Appleの新しいクラシックアプリを入れたところです。
「大脳前頭葉」の力で抑えられない「無明」も、そのうちビッグテック神が自動調整してくれるでしょうか。自律神経のように。
それでは。
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