【50代のダメ上司に告ぐ!時代遅れのリーダーシップにNO!】ノルウェー人LinkedInインフルエンサーが伝えたいメッセージ
私は昭和最後らへんに生まれたいわゆる「ゆとり第一世代」です。
小学校の途中までは、土曜日も学校に通っていました(遠い目・・・)。中学生になってからいわゆる「総合的学習」というものも導入され、詰め込み教育というよりは個性を大事にした教育を受けてきたような印象があります。それこそ第一世代なので詰め込み教育の雰囲気もまだぬぐい切れてない時期でしたが、、、中学生の時は、休憩時間に教室に入るとアメリカ人の先生と一緒に床に座ってシンプソンズのコミック?を英語なんて分からなかったけど一緒に読んだ楽しかった記憶がまだ残っています。
景気低迷の時代を小さい頃から見ていたので、経済成長期に育った人たちのように「仕事を頑張れば生活が豊かになる」という考えは10代の頃からあまりありませんでした。頑張っても報われないのは当たり前だし、世の中は不平等だし、貧富の格差は身近にありました。
ノルウェーはジェンダー平等指数が世界でもトップの国です(World Economic Forum) (Life in Norway) 。そして実際に働く中で、日本のように強烈な上下関係に遭遇したことは今まで一度もありません。でも職場での「これだからゆとりは・・・」「Z世代は・・・」的な現象は実際に存在します。
おそらく年配の相手は思い出話程度で話しているのか、愚痴を聞いてほしい程度で話しかけているのかは分かりませんが。。例えば子育てに関してだとか、仕事量の多さに関してだとか、「私が若かったころは~~~だったよ」パターンの話は割と日常的に耳に入ってきます。
そのような風潮に疑問を抱き、声をあげたノルウェー人の男性がLinkedInで今注目をあびています。今回はLinkedInでたくさんのフォロワー・顧客・サポーターからの支持を得ているLinkedInコンサルタント、フレデリックさんの投稿を紹介したいと思います。
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親愛なる50歳以上のダメなリーダーたちへ:もちろん、私たちの世代は働きたいと思っています。ただ、あなたのためには働きたくないだけです。
まず最初に、50歳以上の素晴らしいリーダーがたくさんいるということは分かっています。彼らは私たち若者にとっての支えであり、私たちの成長を大いにサポートしてくれます。
この投稿は、そういったリーダーたちに向けたものではありません。これは、若い世代について不満を言うあなたたちに向けたものです。
もし、若い世代全体が怠け者で要求が多いと考えているなら、それは狭い見方ではないでしょうか。実際には、問題はあなた自身にあるかもしれません。もし、40歳以下の社員を維持したり引き付けたりできないのであれば、問題は世代全体ではなく、あなた自身にあるのです。
私の同世代には、一生懸命働き、挑戦を受け入れ、リーダーからの要求にも応える人がたくさんいます。ただし、それは正しい役割を与えられ、正しいリーダーのもとで、正しい職場環境にいる場合です。
私たちが甘やかされて怠け者であるということではありません。私たちには、前の世代にはなかった選択肢があるのです。私たちは職場でも充実感を持つことを優先できるのです。
最近の調査によれば、40歳以下の人々の間では以下のことがわかっています:
これに苛立つ一部の年配のリーダーは、「最初の仕事は誰だって嫌なものだ」という考えを持っています。つまり、「苦労して初めて権利を得る」というわけです。
しかし、現代の若者はこの考え方からもう既に抜け出しています。そして、一部のリーダーはこれを受け入れたがりません。
一方で、良いリーダーは、若者を動機付け、鼓舞し、ビジョンを与えて彼らが職場で満足できるようにする責任があることを理解しています。なぜなら、若者には他にもたくさんの選択肢があるからです。
怠惰で忠誠心がないことと、価値観と自尊心を持っていることは大きく異なります。
親愛なるダメなリーダーたちへ:私たちが働きたくないということではありません。あなたのために働きたくないということです。
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このフレデリックさん(本人ページはこちら)の書いた「親愛なる50代以上のダメなリーダーへ」という投稿は1500人以上からの反応をもらい、コメント数は100件超。同じ世代の読者、そして実際50代以上のリーダー職の読者、どちらからもかなりの反響をえています。
私自身はリーダー職についたことはありませんが、2020年から2年間リーダーシップのコースを大学で受講し、リーダーとは何かという問いに向き合ってきました。そんな中で彼のこの投稿は、勇気があり、かつインパクトがあり考えさせられるテーマだなぁと想い、今回は記事にさせていただきました。
また機会があれば、北欧圏のLinkedIN界隈でバズっているビジネス系投稿など紹介できたらなぁと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました!!