右フックにこだわりすぎた中嶋一輝/小浦翼の対応力を見たかった…
写真_山口裕朗
Photos by Hiroaki Yamaguchi
@FinitoYamaguchi
@finito22
☆10月25日・後楽園ホール
スーパーバンタム級8回戦<第3試合>
○中嶋一輝(大橋)日本同級5位
●チャイワット・ブアトクラトック(タイ)WBCインターナショナル・フェザー級チャンピオン
TKO8回2分18秒
出だしは右構えでスタートしたチャイワットだったが、初回終盤にサウスポーへとスイッチ。中嶋は、オーソドックスに対しては左ストレートにこだわりすぎる傾向があるが、自分と同じサウスポーと対峙すると、右フックへのそれが強くなるきらいがあり、この日もまさにそうだった。感覚的に、打ちづらい、打ちやすいがあるのかもしれない。
が、それにしても左ストレートが少なすぎる。チャイワットが右構えだったわずかな時間帯の左もキレを欠き、いつもの“狂気”は皆無。チャイワットの頭上を上滑りする印象が残っており、“左”に何らかのトラブル(拳、腕、肩の負傷等)を抱えているとしか思えなかった。
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