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【ボクシング】プログレイス大苦戦。ゾリーヤの消極戦法に空転

☆6月17日(日本時間18日)/アメリカ・ルイジアナ州ニューオーリンズ/スムージー・キング・センター
Macthroom Boxing
WBC世界スーパーライト級タイトルマッチ12回戦
○レジス・プログレイス(アメリカ)チャンピオン
●ダニエリト・ゾリーヤ(プエルトリコ)20位
判定2‐1(118対109、113対114、117対110)

 絶え間ないボディムーブからリズムをつくり、かつ、これで相手を幻惑するプログレイスの戦法が、ほとんど機能しなかった。大きく距離を取るゾリーヤが無闇に手を出さず、その動きを無視したためだ。そして初回、いきなりの左オーバーハンドを振るったプレグレイスに、すかさず右を合わせたことも大きかった。これで、心を揺るがされたプログレイスは、ムキになって左を打ちにいき、ふたたびゾリーヤに右ストレートを合わされる。これがまともに顔面にヒットすると、プログレイスは腰を落としてゾリーヤにしがみつき、バランスを失ったゾリーヤに振りほどかれるようにしてキャンバスに落下する。だが、レイ・コロナ・レフェリーはゾリーヤのプッシングと判断し、ノーカウントでこれを流す。はっきりとしたミスジャッジだった。

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