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【日記】2022年11月17日

 またまた所用が発生したため、街へと繰り出す。人気がまったくない抜け道はもちろんのこと、駅へと通ずる県道74号線も、すれ違う人はまばらなので、いつもマスクは外している。だが、見る人見る人、みんな律儀につけている。すれ違いざま、まるで汚い物でも見るような目つきで睨まれる。
 だが待てよ。咳きこんでいるわけでもなく、口を開けて歩いているわけでもない。むしろ、全然人が密集していないのに、マスクをつけているほうが不自然だ。
「誰もいないところでマスクをしているほうが不審者だ」って、誰かが言っていた(糸村くんのパクリ)けれど、本当にそのとおりだと思う。マスクしてスマホ見ながら歩いてるやつのほうがよっぽど変だろ。

 やはり書店に吸い込まれてしまう。『テミスの剣』『ネメシスの使者』(いずれも中山七里、文春文庫)と『ボクシング・ビート12月号』を購入。ここのところ、なぜか女性作家ばかり読んでいたのだが、久しぶりに男性のものを手にした。ドラマのラストにこっちがコケてしまったので、原作を読んで印象を変えたい。
「ビートはマニア向け」という言葉をよく聞くが、初心者だって楽しめるコラムもたくさんある。
 唯一の専門誌だ。生活は苦しいが、「価値あるものには対価を払う」、これ、当然のこと。応援したい。

 帰り道。そうだ。例の木を撮ろう、と思った。トップの写真がそれ。春の短い期間だけ梅の花が咲き誇るのだけれども、秋はこんな感じだ。
 自分の状況と重なる。一刻も早く綺麗な花を咲かせたいが、温かくなる瞬間を待つのみなのである。

 前日、なんだか無性にカレーライスを食べたくなった(カリエンテ子安のツイートは半分無視、半分同調)ので、今日は絶対そうしようと思って出かけてきたのだ。じゃがいも、玉ねぎ、ルー(ハウス『こくまろカレー辛口』)、豚肉(角切派)、そして米(山形産『つや姫』)を買う。
 8月下旬、自分で握るおにぎりに凝っていて、米が瞬く間になくなってしまい、それ以来、自分で炊く米を買っていなかった。だから2ヵ月超ぶりに研いで炊いた。

 カレーライス作り(本格派・堤聖也に比べれば子供騙しだが)はもう何度もやっているから慣れたもんだ。ABEMA配信にぴたりと合わせて準備完了。後楽園ホールからのライブ配信を視聴した。
 あ、今日は関西のリングアナ(政野敦徳さん)なのね。
    テンプル神原(DANGAN AOKI)は立ち上がり、芯が固まっていた。その上、得意のジャブを突きながら顔が突っ込む。さらに引きが甘い。相打ちやリターンを仕掛けられたら怖いのだが、髙根秀寿(角海老宝石)はそこを突けない。神原も徐々に体がほぐれ、ポジションを変えて打てるようになっていった。
 富施郁哉(ワタナベ)は初っ端、左ストレートをかわされて、右のリターンブローを合わされかけた。さらにワンツーに右も。
 だが、左構えにもスイッチするアピナット・クンチャエトン(タイ)は、2ラウンドに富施の左を喰って鼻血を流すと、体も心も失速していった。富施は思いきって距離を詰め、ニュートラルコーナーを背負わせて連打。右フックを上下に見せておいての右アッパーが光った。
 久我勇作のラストマッチ(スパーリング)&引退式(10カウントゴング)は何から何まで粋だった。古橋岳也(川崎新田)との2分2ラウンドの第3戦もガチガチの打ち合いを演じ、ふたりとも楽しそうに強打を叩きつけ合った。その後の両者の挨拶も、心がこもっていて清々しかった。

 昨日の告知どおり、娘のチャレンジはお休み。なので、ゆっくりじっくりと久々のカレーを味わう(カリエンテ子安のツイートを一瞬思い出してしまったが)。やっぱり、貧乏舌のオレにゃ、このくらいの味がちょうどよい。

 今日は読書もしなかった。昨日に続き、テレビもつけなかった。アルバイトは探した。この年になって、また履歴書を書くのはめんどくさいが、まあしかたない。それよか、写真を撮るのがもっと面倒。昔撮ったやつ、どっかに残ってねーかなぁ。探すのもめんどくさいのだけれども。

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