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【日記】無知の知/2022年11月26日(土)

 Wordと裏紙を駆使して仕事らしきことをする。といっても、裏紙の方はお絵描きに等しい。しかも、PDFやPageMakerを使えれば済むものを、絵心のない腕でイラスト化するという暴挙。
「だって、ソフト使えない(できない)んだもの」

 ならば、自分の手でやるしかない。「アナログの力を見せてやる」なんて力こぶを見せられるような代物じゃないのが情けないが、要は「見る人に伝わればいい」のだ、と前向きに。

“前向き”といえば、先日観た『俺プロ』の里崎智也が素晴らしかった。WBCに出たときの話だが、彼はメジャーリーグにまったく興味がなく、相手選手のことを全然知らなかったから、「(投手に)インコースをバンバン投げさせ」打ち取ったという。
「通算300本も打ってるホームランバッター相手に……」と周囲を唖然とさせたそうだが、知らないからこそできる、まさに“無知の知”。
 相手をリスペクトするあまり萎縮してしまい、攻め手を制限される。これがよくありがちなこと。「名前勝ち(負け)」である。
 里崎の場合は知らないことを逆手に取ったが、それを負い目に感じていたら、事態はまったく変わっていただろう。プロフェッショナルになればなるほど、それくらい繊細な戦いとなるのだ。
 ……とまあ、こんな感じでいつも野球やら何やらの例を挙げて書いていると、「ボクシングのことを書いてくださいよ~」と言われることが多いのだが、「ボクシングのこと、書いてるやん」って考えられる人もいる。

 娘の配信5日目(トータル11日目)。いつもより早い時間、夕飯時だったので来訪者はどうかなぁ……と心配だったが、終わってみれば過去最高だった。前日の入試(面接)について、「語彙が少ないので読書しないと」と振り返っていたが、何年も前に唯一プレゼントした文庫はその後どうなってるんだろうかと、ちょっぴり気がかり。
 ラストはいつもどおり得意な歌の披露。2曲歌ったが、配信終了後に「歌ってほしい曲」のセレクトから、いつの間にか「好きな曲」に発展し、YouTubeで聴きまくって興奮してしまい、彼女が何を歌ったか、忘れてしまった。LINEで問い合わせ中だが、いまだ返事なし。判明次第、追記しよう。
※追記:SEKAI NO OWARIの『眠り姫』と中島美嘉の『雪の華』でした

 ものすごい空腹に負けて、実は夕飯は17:30から食べ始め、18:30には食べ終えていた。こんなに早く夕飯を食べたのはおそらく自分史上初めてだ。おかげで配信にかぶらず、遅くなることもなかった。これを“虫の知らせ”というのだろうか。

 YouTubeでEGO-WRAPPIN'の『Neon Sign Stomp』と『サニーサイドメロディー』を聴いていたら、『リバースエッジ大川端探偵社』の例のやつをまた無性に観たくなってParavi検索。「FILE.04 アイドル・桃ノ木マリン」だ。
 オダギリジョー、石橋蓮司が最高なのはいつもだが、この回はなんといっても宇野祥平とマキタスポーツだ。のっけからゲラゲラ笑わせてもらい、いつの間にやら泣き笑いとなり、生きていることの幸せを嚙みしめさせてくれる痛快作。
 それにしても、大根仁おそるべし。『湯けむりスナイパー』、『まほろ駅前番外地』、そしてこの『大川端』。テレ東深夜放送のこの三部作を、勝手に「棺桶に入れてほしいトリロジー」と呼んでいる。
『大川端』はParaviとU-NEXTで配信中だが、ついにU-NEXTからも『FILE.01 最後の晩餐』が消えていた。いい話なんだけどなぁ……。自分はDVD-BOXを持っているから観られるんだけど、ひとりでも多くの人に観てほしいんだよなぁ……。

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