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わずか8戦の王者デビッド・モレル。その洗練度に舌を巻く/サラス氏指導のメンドサが元王者ロサリオ倒し“成り上がる”

☆11月5日(日本時間6日)・アメリカ・ミネアポリスアーモリー(ミネソタ)
WBA世界スーパーミドル級タイトルマッチ12回戦
○デビッド・モレル(キューバ)チャンピオン
●アイドス・イェルボシヌリー(カザフスタン)1位
KO12回2分34秒

 わずか3戦で暫定王座を獲得(のちに正規王者に昇格)し、これが4度目の防衛戦で8戦目となる俊才モレルが、完璧な試合運びを見せた。

 身長185cm、リーチ199cmという恵まれた体躯を持つサウスポーは、ロングレンジでは左ストレート、クロスレンジでは右ボディフック、左右アッパーと、どの距離でも自らの腕を巧みに操ることができる。それが、ガードの堅いイェルボシヌリーのほんのわずかな隙間を捉えていくものだから、相手からしてみれば堪らない。

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