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【雑談】小説のなかで誰かと会うこと

お久しぶりです。最近スランプなのか、短編小説が書けていません。公募用の小説は休みながら(サボりながら)書いてはいるのですが、短編となると頭が動かない模様。しばらく、いい案が出てくるまで待とうかと思います。

落選した作品をnoteに掲載しようかなとも考えたのですが、扱う題材がタブーなので(KPOP系や宗教の話)、ネットに公開するのはいかがなものかと思い、とどめました。とはいえ、noteでは、ほかにも恥ずかしい落選作をずらりと載せているので今さら……という話ではありますが。

今日は何の話をしようかしら。創作に出てくる登場人物の話でもしようかと思います。

わたしはあまり男友だちとつき合ったことはないのですが、創作では男性を書くのがとても好きです。理由はなんだろう……なれないものになれているからかな。

高校時代、オタク系の女の子と一緒のグループだったんですが、彼女たちが二次創作?みたいなものを書いていたんですよね。そのとき、彼女たちのひとりが「男性キャラは作者の好きな異性を表現しているんだって」ということを言っていました。このときはなんとも思わなかったのですが、そういえば……と振り返ると、うなずけるものがあります(告白

もし仮に同性であるならば(心の性別が一緒の人物であるならば)、それは作者自身のなかにある"もうひとりの自分”を投影している、ともとらえられるかもしれませんね。たとえば、わたしの場合精神的な疾患があるので、一時期そういう主人公や女性を描くことが多かったりしました。

反対に異性の人物は、その書き手の"憧れの対象”となることが多いのでは? こんな仮説を立てています。

自作を振り返ると……"書いていて楽しい人物”であることが多かったり。頼りなくて空気読めないけど何かかわいい人、大人しいけれど内に抱えているものが熱い人、自分が傷ついているのにもかかわらず自己犠牲をいとわない人……、そういう書き手のわたしが、いいなと思う人物ばかり書いていました。(趣味が少し変わっている

こう考えると、恋愛小説を載せたらその人の好み(性癖?)がわかってしまうのでは……? と少し怖いです。今さらですが。

でも、恋愛小説を書くのは好き。理由は、人を描くのが好きだからなんですよね。どういう構成でいこうか、どういうストーリーを立てようか、どういう文体をつくろうか――こういうものよりも、創作のなかでいちばん好きなのは人物を描いているときです。恋愛小説はとくに、人物が活きているとおもしろい小説だと思っています。

幼い頃から限られた人たちとしかつき合わなかったから、小説を通していろいろな人と出会うのが楽しいからなのかもしれません。それに、小説のなかでは、その人たちの恥ずかしい部分、人には見せない、よいところ、悪いところ、人間らしい部分が見える。小説を書くのはしんどいですが、醍醐味となるのはそこなのかもしれません。

この記事書いてたら、また小説のなかで誰かに会いたくなってきました。物語はちっとも思い浮かばないけど苦笑
創作は楽しくないと思っていたけど、書いたら楽しいところもあるもんだな。

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