Automation Tech NEWS | vol.37
BizteXのメンバーが気になったニュースをピックアップしてお届けします!
RPA・iPaaS
BizteX、デスクトップRPA「robop」をより簡単に、より使いやすく大幅アップデート!
業務自動化SaaSを提供するBizteX株式会社は、当社が提供するデスクトップRPA「robop」のUI/UXアップデートを行い、「robop v1.5.0」として2023年7月10日にリリースしたことを発表。新規ユーザーや既存ユーザー含め100名以上のユーザーを対象にした、合計300時間以上にわたるリサーチ結果が本アップデートには反映されている。
Google、iPaaS「Application Integration」正式リリース。Salesforceやkintone、BigQuery、MySQLなど多数のサービスをGUIで接続
Google CloudはiPaas(Integration PaaS)となる新サービス「Applicatoin Integration」の正式リリースを発表。Applicatoin Integrationではビジュアルエディタによってイベントによるトリガーの設定、コネクタによりデータソースへの接続、データの変換などのワークフローをドラッグ&ドロップによるノーコードで設定できる。Google CloudのサービスであるBigQuery、Cloud Spanner、Cloud SQL MySQL/PostgreSQL/SQL Server、Cloud Storage、Pub/Subのコネクタだけでなく、現時点で約40のサービスのコネクタも用意されており簡単に接続が可能。
RPAのリーディングカンパニーがWebブラウザでの開発環境を提供 市民開発を促進するカギとなるか
UiPathはクラウドベースで自動化プロセスを開発・実行できるRPA(Robotic Process Automation)ツール「UiPath Studio Web」の一般提供を開始した。これまでも同社は「UiPath Studio」「UiPath StudioX」と、ノーコードで自動化シナリオを作成するRPA開発ツールを提供してきた。Studio Webは自動化のハードルをさらに下げるだけでなく、「全社的なプロセス改革ツール」として「UiPath Business Automation Platform」の中で重要な役割を担う。
RPA領域で包括的にサービスを展開するPeaceful Morning株式会社は、RPAとChatGPTの連携で拡がる自動化の可能性についてまとめたガイドブック「RPAとGPT連携の成功事例と実践ガイド」を公開した。当ガイドブックでは、GPTとは何か?やRPAとの連携で拡がる可能性についてまとめている。システム部門の担当者様から現場のユーザー様まで読んでいただけるわかりやすい内容となっているとのこと。このガイドブックは、無料ダウンロードが可能。
AI・ロボット
OpenAIと、「GPT-4」など全てのAPIに関する利用契約を締結、 独自AIアシスタントサービスをLINEグループ、ヤフーの約2万人に導入
Zホールディングス株式会社は、OpenAI, L.L.C.と、「GPT-4」などOpenAIが提供する全てのAPIに関する利用契約を締結し、グループ会社のLINE株式会社およびその子会社、ヤフー株式会社における利用を開始したと発表した。また、LINEおよびその子会社、ヤフーの従業員約2万人に向けて、APIを活用した対話チャット型の独自AIアシスタントサービスを提供開始した。独自AIアシスタントサービスの社内利用にあたっては社内認証やネットワーク制限を行い、各社の社内ネットワーク環境下でのみ利用できる、セキュアな環境を整備。また、出入力情報はOpenAIモデルのトレーニングやOpenAIのサービス改善に活用されず、二次利用や第三者への提供がされない仕様としたため、利用者は社外秘情報の利用も可能になる。
OpenAI、予め自分の設定をChatGPTに覚えておいてもらえる「カスタム指示」機能を追加
米OpenAIは7月20日(現地時間)、ChatGPTに「custom instructions」(カスタム指示)機能を導入したと発表した。同日からPlusプランのベータ版で利用可能になっている。カスタム指示を有効にすると、ChatGPTがレスポンスを生成する際に考慮すべきユーザーの希望や要件を記憶しておくことができる。例えば小学3年生に理科を教えている教師はこれまで、授業計画を作成するたびに自分が「小学3年生向けの理科教育プログラムに取り組んでいます」と宣言する必要があったが、カスタム指示のコーナーで一度入力しておけば、その後はChatGPTがカスタム指示の内容を前提に答えてくれるようになる。
無料で商用可、ChatGPT(3.5)に匹敵する生成AI「Llama 2」 Metaが発表、Microsoftと優先連携
米Metaは7月18日(現地時間)、大規模言語モデル「Llama 2」を発表した。利用は無料で商用利用も可能としている。性能は、Llama-2-70b-chat(700億のチャット向けモデル)と米OpenAIの「ChatGPT-0301」(おそらくgpt-3.5-turbo-0301のこと)や米Googleの「PaLM-Bison」(PaLM 2の2番目に大きいモデル)を人間による評価で比べたところ、ChatGPT-0301とは互角、PaLM-Bisonに対しては大幅に上回る結果になったとしている。
ローコード・ノーコード
Excel 365からノーコードでSalesforceやkintone、Snowflakeなど150以上のデータソースに双方向接続可能、CData Connect Cloudが新機能
CData Software Japanは、同社が提供するクラウドサービスCData Connect Cloudの新機能として、Webブラウザで利用するExcel 365からノーコードでSalesforceやkintone、MySQLなど150以上のデータソースに双方向で接続可能にした「CData Connect Cloud for Excel 365」を発表。単にExcel 365の機能を用いてさまざまなサービスからデータを取得して分析や加工ができるだけでなく、Excel 365で書き換えたり追加したりしたデータをデータソースとなるサービスに反映できることが特長。
マーケットトレンド
TISインテックグループのTIS株式会社は、「電帳法DX・帳票デジタル化サービス」の提供を開始することを発表。「電帳法DX・帳票デジタル化サービス」は、基幹業務で扱う帳票について、デジタル化から電子帳簿保存に則した登録まで複数の製品を組み合わせることで自動化する。帳票のインプットデータはBizteX株式会社の「BizteX Connect」で連携を行い、FAXの場合は株式会社トランザクトの「TransFax」を利用。TISの「Paperoid」で、帳票の自動振分からテキスト化を行い、株式会社インテックの快速サーチャーGXで電子帳簿保存法に則したデータ保存することで。インプットからアウトプットまでをワンストップで行うことができる 。
Twitter改め「X」、新ロゴが正式決定 公式アカウントも黒に染まる
Twitterの公式Twitterアカウント(@Twitter)のアカウント名とプロフィール画像が7月24日(現地時間)、「X」に変わった。Twitterを運営する米Xのリンダ・ヤッカリーノCEOも「Xはここにいる!」とロゴ画像をツイート。他にも、会社の壁面にXのロゴを投影した様子などを投稿し、アピールしている。イーロン・マスク氏は23日、「プラットフォームカラーを(現在の青から)黒に変える」と予告し、ユーザーから新たなロゴマークを募っていた。その後、24日には米国のユーザーが投稿したロゴを微調整し、正式採用すると明かしていた。
有限責任 あずさ監査法人は、上場企業のCDO・CIO等組織のデジタルトランスフォーメーション推進責任者を対象にDX推進の実態やDXを推進する上での課題に関する調査を実施し、調査結果をまとめた。本調査では、DX推進において企業が直面する課題を抽出し、それらに対する対応施策に関する提言を記載している。主な調査結果は、以下のとおり。
DX先進企業の93%は、DX戦略を経営ビジョンの柱の一つとして掲げており、経営ビジョンと整合したDX推進戦略を策定している。
DX推進のために重要なデジタル技術は人工知能(AI)と80%の企業が回答。今後はAI等の先端テクノロジーに関するリスク管理の必要性が高まる。
DX人材に求められているスキルは、ビジネスアーキテクトとしてのプロジェクトマネジメント力や企画力と約9割の企業が回答
DX推進のためにはデータ分析目的の明確化が重要
データにアクセスするための整備状況に関して、70%の企業はシステムは分散しているがツール活用等による仕組みがあると回答。システム統合企業とシステム分散企業を比較しても、DX推進状況に大きな差異はない。
API
弥生、Anyflow社と業務提携し、外部サービスとのAPI連携を加速
弥生株式会社は、Anyflow株式会社とAPI連携強化を目的に業務提携を開始。 今回の業務提携により、弥生はAnyflowが提供する組み込み型iPaaS「Anyflow Embed」を活用することで、API連携の工程を大幅に短縮。通常、API連携は3~6ヶ月の期間を要すが、この提携により工数を従来の約1/10に短縮することができるため、より多くの外部サービスとのAPI連携を実現できる。
プロダクト開発
GPTを活用したAIナレッジベース「Yoomナレッジ」7月19日(水)提供開始
業務を自動化するSaaS連携データベース「Yoom (ユーム)」を開発・運営するYoom株式会社は、2023年7月19日(水)より、GPTを活用したAIナレッジベース「Yoomナレッジ」の提供を開始。Yoomナレッジは、OpenAI社が提供するGPTを活用し、各種SaaSやコミュニケーションツールなどから社内の情報を収集・精査し、自動的にナレッジを蓄積することで、社内で頻繁に発生する問い合わせ対応や情報検索にかかる時間を削減する。
GitHub、プロンプトでAIにコード生成やデバッグを指示できるGPT-4ベースの「GitHub Copilot Chat」ベータ公開
GitHubは、GTP-4ベースのAIを用いた開発支援機能「GitHub Copilot Chat」を、GitHub Copilot for Businessユーザー向けに限定パブリックベータとして公開すると発表した。GitHub Copilot Chatは、プロンプトでAIに指示することで、AIが書かれているコードの文脈を読み取りつつコードスニペットや解説を出力してくれるほか、コードに対するセキュリティ上の問題に関する問題の指摘、コードがどのように動作するかの解説、バグの指摘やその解決方法なども教えてくれる。