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Automation Tech NEWS | vol.22

BizteXのメンバーが気になったニュースをピックアップしてお届けします!

RPA・iPaaS

iPaaS市場が急成長、5年後の売上高は180億円超‐ミック経済研究所の調査

デロイト トーマツ ミック経済研究所が12月6日に発表した調査結果によると、2022年度の業務iPaaS売上高は、2021年度と比べて36.1%増の66億1000万円となる見込みだということが分かった。iPaaSは、導入企業では最小単位でスモール・スタートにて開始した後にシステム基盤全体の統合に進めることで1案件ごとのフィーが上がること、また、導入の少なかった業界・業態でもITシステムのハブ機能となるiPaaSが認知・評価されることで新規案件も増えることなどにより、市場拡大が見込まれるとしている。

ドラレコデータをRPA技術で道路点検に活用へ 古河電工が大阪府と共同開発

古河電気工業は大阪府と共同で、道路の附属物点検支援実証実験を開始すると発表した。ドライブレコーダを搭載した車両を走行させ撮影した動画データと、古川電工独自のRPA技術を用いた道路附属物維持管理ソリューション「みちてん」シリーズにより、道路附属物のデジタル台帳(点検表)を自動作成し、維持管理のデジタル化と業務効率化を支援するとしている。

SaaS・クラウド

現場の意思決定者の86.4%、SaaS導入検討時にカスタマーサクセスの対応を重視/RevComm調査

音声解析AI電話「MiiTel」を提供するRevCommは、SaaSの継続・解約経験がある、現場の意思決定者311名を対象に「SaaSの継続・解約理由に関する実態調査」を実施。その結果を発表した。満足度が高く現在も継続しているSaaSの特徴では「操作性がよく使いやすい」(58.5%)がもっとも多く、「導入後のサポートが手厚い」(54.3%)、「カスタマーサクセスの対応や提案が的確」(41.5%)と続いた。SaaSを解約した理由では55.9%が「操作性が良くなかったから」、55.6%が「費用対効果を見出すことができなかったから」、39.2%が「カスタマーサクセスの対応に満足できなかったから」となっている。

マーケットトレンド

アルコール検知システム「アルキラーPlus」と勤怠管理システム「KING OF TIME」がAPIによるサービス連携を開始

株式会社パイ・アールが提供するアルコール検知の総合プラットフォーム「アルキラーPlus」、株式会社ヒューマンテクノロジーズが提供するクラウド勤怠管理システム「KING OF TIME」はAPIによるサービス連携を開始。登録済のKING OF TIME内の所属、社員名、社員番号のデータをアルキラーPlusに連携することで、社員情報の追加や更新にも対応。管理者は手間のかかる社員情報の登録や修正作業を二重で行う必要がなく、管理者の業務負担が軽減されるとのこと。

対話向け言語モデル「ChatGPT」発表、間違いを認めたり不適切な要求を拒否したりすることが可能に

高性能言語モデル「GPT-3」を開発したOpenAIが、対話に最適化されたAI言語モデル「ChatGPT」のテスト版を公開した。「ChatGPT」は対話形式によりフォローアップの質問に回答したり、間違いを認めたり、間違った前提に対して異議を唱えたり、不適切な要求を拒否したりすることが特徴。

ローコード・ノーコード

EC 特化ノーコードツール『TēPs(テープス)』が『CData Connect Cloud』への更新機能をリリース

2022年12月2日、CData Software Japan 合同会社は、テープス株式会社が提供するEC に特化したノーコードツール『TēPs(テープス)』が『CData Connect Cloud』を経由したデータの更新機能を新規リリースしたことを発表。以前よりTēPs からのCData Connect Cloud 経由でのデータの取り込みは開始していたが、CData Connect Cloud の OData テーブルのレコードを更新する機能を新たに追加した。これにより、受発注などのデータのSalesforce、Dynamics 365、NetSuite などのCRM へのデータ更新などが可能になる。

ローコード開発プラットフォーム「SPIRAL ver.2」が大型アップデート

株式会社パイプドビッツは、ローコード開発プラットフォーム「SPIRAL ver.2(スパイラル バージョン2)」の新バージョン2.22を2023年1月24日より提供開始。12月7日より、β版にて新バージョンのお試しが可能になった。新バージョン2.22は、3件の新機能追加のほか、複数の利便性改善や機能拡張を実施した大型アップデート。これまで以上に容易にWebアプリケーション開発が可能となるだけでなく、最小限のPHPの記述により、ローコードで柔軟なカスタマイズが可能。これにより、今後のデジタルシフトやDX推進による企業課題に合わせた柔軟なWebアプリケーション開発を支援するとのこと。

テクノロジー

CDNetworks、自社サイトへのHTTPS DDoS攻撃と緩和を観測: 攻撃概要と攻撃上位国

CDNetworksは、2022年11月8日、自社Webサイトを標的とした220万リクエスト/秒(RPS)の大規模DDoS攻撃と、自社セキュリティプラットフォームによる緩和を確認した。90秒間で累計1億900万リクエストにおよぶDDoS攻撃を、『Application Shield(アプリケーションシールド)』が防御。『Application Shield(アプリケーションシールド)』は、マルチレイヤセキュリティでネットワークを万全に保護しており、今回の攻撃標的は自社Webサイトだったが、より安全なオンライン環境実現のためこのソリューションはWebサービスを提供する、また利用するユーザーに役立つものになっているとのこと。

「Amazon RDS Blue/Green Deployments」登場。ステージング用データベースの構成、本番DBとの同期、安全な切り替えなど提供

Amazon Web Services(AWS)は、本番用のデータベースに対応するステージング用データベースの構成と安全な切り替えの仕組みなどを提供する新サービス「Amazon RDS Blue/Green Deployments」のリリースを発表した。Amazon RDS Blue/Green Deploymentsでは次の様な機能を備え簡単かつ安全なデータベース切り替えを実現している。

  • 本番環境に対応したステージング環境の構築

  • 本番データベースとステージングデータベース間のレプリケーション

  • 本番環境に影響を与えることなく、ステージング環境での安全なデータベース切り替えのテストの実行

  • データベースやシステムのパッチ適用によるアップデート

  • アプリケーションの変更をすることなく本番環境とステージング環境の切り替え実行。通常は1分以内に切り替え

  • 切り替え時の書き込みをブロックすることでデータロス防止

  • 予定時間を超えて切り替えに時間がかかっている場合、切り替えをキャンセルする

AI・ロボット

パーツを組み立てて自身と同じロボットを作る「自己複製ロボット」の開発をMITの研究者が進めている

マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームが、「パーツを組み立てて自分と同じロボットを構築できる自己複製ロボット」の開発を進めている。将来的には家や航空機など、より大きなものの構築に役立つことが期待されるとのこと。

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