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【株予想】9602_東宝

1章. 1/12 3Q決算発表!上方修正を予想

鬼滅の刃の興行収入が324億にのぼり、「千と千尋の神隠し」を超え、国内歴代1位になりました。
その提供元である東宝ですが、週明けの1月12日15:00から3Qの決算発表を予定しています。

さて今年は、先に述べました「鬼滅の刃」が好調な売上となっている一方で、1Q2Qとコロナウィルスによる自粛の影響をモロに受けていた年でもあります。

そんな良悪材料の入り混じった中、投資家としては”上方修正”となるか。
が気になところですよね。

本記事では、決算資料と未考慮と想定する材料を元に分析を行った結果から今後の株価を予想しています。

具体的には、

(1)第2Qまでの公表データ(実績)を元に、その他材料から、「2020年通期」の売上を予想
(2)10月13日公表の上方修正と比較。その後のチャートの動きを予想

具体的な数字を用いて分析しておりますので、かなり納得感のある業績予想となっているかと思います。

ぜひご参考までに一読いただけると幸いです。


さて、業績の予想ですが、以下の表のようになります。
詳細については3章以降で記載しています。

スクリーンショット 2021-01-10 23.58.34


上記、実績としている部分(2019年3Q、2020年2Q)は以下の決算資料から記入しています。

04_業績

また、2020年通期(2020年10月予想)は2Q決算時の以下の資料からの転記となります。

06_業績予想


2章. 業績予想の材料① 演劇・不動産

まず、東宝の売上ですが、主に3つの部門で成り立っていますね。
言わずもがなの「①映画部門」。こちらが約6、7割を占めています。

その他として残り3割程度が「②演劇」「③不動産」となっています。

本章ででは、②演劇、③不動産部門の売上予想を簡単ではありますが、以下のように考えています(ネガティブよりに想定)。

②演劇・・・1Q2Qでの不調は継続。2Qまでの実績20億から、10億増加し、30億程度と想定。

③不動産・・・不動産という特性上、コロナ影響はそこまでないものと想定。2Qまでの実績320億から、増加し、通期450億程度と想定。

3章. 業績予想の材料② 映画

さて、2章では売上のうちの約3割を占める部分を記載しました。
ここからはやく全体の売上の7割を占めるメインパートである「映画」部門の分析です。

■未考慮分の映画作品が2020年通期売上に与える影響
2019年の映画作品・2020年の映画作品(2Q決算時)は以下の通りです。
2020年の2Qまでの実績ベースと2019年での通期の比較を行うと、「約278億」の差分があることがわかります。

02_映画_主な作品


この差分に対し、3Q4Qでの売上によって、2020年の通期決算をどこまで押し上げるかがポイントとなります。

3、4Qでの映画は以下が挙げられ、現在の実績を整理しています。
※以降、3時間かけた私の分析結果をまとめています。根拠となる数字を交え、2020年通期の予想とチャートの予想を記載。納得感のある内容ですので、ぜひご購入ください。(画像4枚)

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