#日刊DXNews 自動車開発の無駄な作業解消へ、データの分析自動化で2社が協業◇凸版印刷、DXにより調達業務を効率化◇博報堂DYメディアパートナーズとDAC、「Media Innovation Lab」の活動を開始
8月6日の日刊DX Newsをお届けします。
1.自動車開発の無駄なExcel作業解消へ、実走行データの分析自動化で2社が協業
データ分析ソリューションを展開する日本テラデータは2020年8月4日、産業用IoTのデータ収集基盤を展開するアプトポッドと協業し、自動車開発のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進することを発表した。
テラデータが展開するデータ分析基盤「Teradata Vantage」とアプトポッドが展開する産業用IoTミドルウェア「intdash」を連携し、自動車のデータの収集から加工、解析までを包括したソリューションを展開し、自動車開発の効率化を目指す。
今回の協業では、アプトポッドの「indash」により、産業用IoTデータをリアルタイムで同期、可視化、分析を行い、テラデータの「Vantafe」で得たデータを外部データと組み合わせたり、外部の分析エンジンを使った分析を行ったりすることで素早い実験フロー、手作業では膨大な時間がかかる分析作業の効率化を実現する。
今後は自動車分野だけでなく、建機、農機、ロボットや製造機械などへの導入を視野に入れている。
2.凸版印刷、DXにより調達業務を効率化
凸版印刷株式会社は今回、メーカーとサプライヤー間の電話・メール・FAXなどで行われる調達業務をクラウドで一元化できる、企業間調達支援プラットフォーム「SDNECT™」 (Supply and Demand conNECT)を開発、販売を開始を発表。
企業間取引において
①必要な注文情報をデジタル化して管理できる機能
②取引の調整をチャットで行える機能、
③取引データを一元管理することでデータ分析を可能にする機能
の3つを備え調達業務を支援する。
3.博報堂DYメディアパートナーズとDAC、「Media Innovation Lab」の活動を開始
株式会社博報堂DYメディアパートナーズとデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社は、日本、深圳、シリコンバレーを活動拠点とし、AdX(アドトランスフォーメーション)をテーマにイノベーション創出に向けた情報収集や分析、発信を行う専門組織「Media Innovation Lab」の活動を開始。
メディア環境、広告ビジネスとテクノロジーに関する知見を活かし、博報堂DYグループのイノベーションに対する取り組みや、日・米・中の最先端のビジネスや技術に関する情報の収集と発信を通して、新たなビジネスのきっかけをつくるための体制を構築する。
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