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全ては夏のバケーションのため? スペイン人が残業してでも働くとき
※本記事は過去にビズリーチに掲載したもので、掲載当時の内容となります
スペインで暮らす筆者によれば、スペイン人が諸外国から「怠け者」「シエスタの国」といったイメージを持たれていると感じることがあるそうです。「あながち間違いとも言い切れない」とも言いますが、そんなスペイン人にも、思わず「よく働くな」と感じるシーンはもちろんあるのだそう。スペインのオフィスでの仕事と休みについて、現地ライターが報告します。
「明日、間に合うな」なら「アスタ・マニャーナ」
筆者はスペインでイベントの企画・開催をする日系企業で4年働いている。日本人の自分から見て、スペイン人の働き方を端的に表していると感じる言葉が「アスタ・マニャーナ(また明日)」だ。
赴任から日が浅く、「スペイン的」な感覚がまだ身についていなかったある日の夕方のこと。ベテラン男性スタッフのペペに少々急ぎの仕事を依頼した。その日の終業時刻に間に合わせられるかどうか、という業務だったが、明日は明日で予定されていた業務がある。自分の「日本的な感覚」では、多少残業となるかもしれないが、明日以降のために「オッケー、今から始めるね」となることを期待していた。