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「50代よ、己を語れ」 ベテラン向けキャリア塾代表の教え
※本記事は過去にビズリーチに掲載したもので、掲載当時の内容となります
「50代が活躍しにくい状況は、社会がつくり出してきた」との主張も多かったこれまでのシリーズ「輝く!50代キャリア創造委員会」。今回は「環境のせいにせず、個人こそ変われ」と強く訴える社会人材コミュニケーションズのCEO社長、宮島忠文さんを「委員」に迎えます。ミドル・シニア向けのキャリア塾「知命塾」を主宰し、500人以上のベテラン人材の可能性を開いてきた宮島委員の思いとは。
宮島 忠文(みやじま ただふみ)
新卒で総合電機メーカー入社。エンジニアとしてキャリアをスタート。大学での研究員も経てハード・ソフトウエアの設計および研究・開発等に従事。その後、受験指導校の教務責任者・執行役員や中小企業の事業再生・新規事業の立ち上げに関わる。2013年、社会人材学舎・社会人材コミュニケーションズを創業しキャリア塾「知命塾」を主宰。経済産業省や中小企業庁で、キャリア形成に関する研究会の委員も務める。56歳。
「大企業の人ほど難しい」
委員会事務局(以下、事務局) 主に40歳以降を対象とする、個人向けのキャリア塾「知命塾」を主宰されています。こちらの概要を教えてください。
宮島委員 有料の知命塾は週1回、計4回のプログラムです。1回3時間程度ですが、最後の回が少し長く、合計で約15時間の研修です。方法論を学ぶ座学のほか、実践としての受講生同士のグループワーク、講師によるキャリア相談などがセットになっています。ものすごく簡潔に言ってしまえば、「自分はどんなことができ、何をしたいと思っている人間なのかを、他人に伝わるように語れるようにすることで活躍の機会を増やす」ことを目的にしています。とても簡単なことに聞こえるかもしれませんが、これがほとんどの方はできません。受講生の多くは、皆さんが知っているような大企業に勤める優秀な方です。管理職も珍しくなく、世間的には「成功者」とされておかしくない方々ですが、そんな人たちが自分のことを適切に語れないのです。